旧横濱港駅のプラットホーム
JR桜木町駅の構内に桜木町駅の歴史を辿った写真が展示されていますが、その中の1枚に昭和45年頃横濱港駅行き最後のD51列車の写真が掲げられています。かつて横浜の赤レンガ倉庫の脇に「横濱港駅」という船客専用ホームが実在していたのです。
「横濱港駅」は明治44年に横浜税関構内の荷扱所としてつくられ、大正9年に「横濱港駅」となり、東京駅からの汽船連絡列車も行き来するようになりました。臨港列車の第1号は大正9年7月23日にシアトルに向けて出港した日本郵船の「香取丸」でした。そして関東大震災復興後の昭和3年には外航ターミナルのプラットホームが設けられ、華やかな海外航路の最盛期を迎えました。今ではそのホーム跡が保存され「赤レンガパーク」の休息所となっています。文化遺産的価値あるものです。赤レンガ倉庫にお越しの際はぜひお立ち寄り頂き、往時の客船全盛時代を偲んでみてはいかがでしょうか?
文化遺産といえば【世界文化遺産、客船「飛鳥II」で繋ぐ厳島神社と三保の松原クルーズ】がございます。ぜひこちらへのご乗船もお待ちしております。
8月出発のお祭りクルーズは完売!
早いもので8月に入りましたね。8月と言えば、夏には欠かせないお祭り&花火大会のクルーズが続きます。明日、明後日は私の地元で七夕祭りが開催されますが、駅前通りでは1ヶ月前から飾り物を増やしていきながら祭り気分を高めると言った、何ともニクイ演出です。ワッショイ!!
今年は例年以上に日本船(飛鳥II、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなす)の祭り&花火観賞クルーズはどれも満席と聞きます。
海外から大型の外国船が日本に寄港している効果もあるのでしょうか。やっと、クルーズは旅行の選択肢になっていることを痛感。
さて、右側の写真は、飛鳥IIの11デッキにあるプールサイド(シーホースプール)です。青空の下、プールサイドは客船の一番、絵になる場所のひとつです。
因みに水は海水。
デッキチェアーでドリンクを片手にのんびり過ごすのも良し、持参した本のページをめくりながら、気付いたら自然に寝入ってしまうのも良し。
船内の過ごし方は十人十色です。
祭り&花火観賞クルーズは必ず毎年企画される定番の商品ですから、早めに仮予約してください(正式なスケジュールは今年の11月半ば〜12月半ばに発表予定)。
”行きたいと思った時が申し込み時”ですぞ。
弊社では、そのようなお申し出も対応します!
祭りだ♪ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!ラッセ!ラッセ!ワッショイ!ワッショイ!
ボートデッキに全員集合!
前回のお題、「乗船カードに印刷された大きなアルファベットと数字は何?」ですが、もうお分かりでしょうか。
正解は救命艇の番号です。
客室の位置によって万一の際に使用する救命艇が指定されており、乗船すると緊急避難訓練で実際に全員がその位置に集合して場所を確認します。
写真は救命艇がある「ボートデッキ」で上を見上げたところ。黄色い救命艇が並び、各自のカードに印刷されているのと対応する番号のプレートがあります。
ちなみに、緊急避難訓練は英語で「Safety Drill(セイフティー・ドリル)」や「Life Boat Drill(ライフ・ボート・ドリル)」と言います。
船内のあらゆるアラーム音が鳴り響き、なかなか賑やかになります。
外航航路を航行する客船は、国際法で出航後24時間以内の緊急避難訓練が義務付けられていますが、最近では出航前に行うことが多いようです。
この時も、停泊中の船上での訓練でした。5月初旬のこの日の気温は14度。海の上はじっとしていると結構冷えたので、何か羽織るものを持って行けばよかったかも…。

乗船カードは肌身離さず!
クルーズ旅行では、チェックインすると各自に乗船カードが手渡されます。このカード、非常〜に大切です。
乗船中の身分証明、上下船時の手続き、船内でのショッピングや有料サービスの清算に使い、船によってはルームキーも兼ねます。
ネックストラップやカードホルダーを使って、いつでもさっと取り出せるようにしておくと、慌てて探すこともなくスマートですね。
ちなみに、ロイヤル・カリビアン・クルーズの船ではこのカードを「シーパス・カード(Sea Pass Card)」と呼びます。ダイニングでアルコールを頼んだりすると、ボーイさんに「Sea Pass Card, Please.」と言われるので、手元に用意しておきましょう。
ところで、カードの右側に大きく書かれたアルファベットと数字、何だと思いますか?
実はクルーズで一番大事な数字かも…正解は次回!

何しろ大きいので…
さて、今日から連載スタートのボイジャー・オブ・ザ・シーズ乗船記です。
乗客定員3,114名、全長310m、全幅48m、全高63m、15階建てというアジア最大の客船は何を隠そう「巨大」です。
東京発、横浜着のクルーズなので、通常客船は東京晴海ふ頭と横浜大さん橋を利用するのですが、そのサイズ故にレインボーブリッジ(海面から橋げたまで52m)も、ベイブリッジ(海面から橋げたまで55m)もくぐることが出来ません。
というわけで、超大型船の受け入れが可能な東京大井ふ頭と横浜大黒ふ頭に入港することとなります。どちらも貨物用のふ頭なので一般の人は入ることが出来ません。当然、クルーズターミナルなどの施設もないので、東京では東京ビッグサイトTFTビル(東京ファッションタウン)で乗船手続きをし、バスで港に連れて行ってもらいました。(乗客以外港に入れないので、お見送りの方はチェックインまでとなります。)
客船ターミナルを使うより少々手間は掛かりましたが、オンラインの事前チェックインシステムが利用できたことと、荷物を宅急便で船に送っておいて身軽だったこととで、思ったよりスムーズに乗船することが出来ました。
ちなみに、この時のクルーズは満室。3000人以上の乗船手続きは4グループに分けて時間差で行われました。

