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~オーバーナイトステイの魅力~「にっぽん丸で航く 秋の三陸 宮古」で堪能する花火、星空、そして夜明け


夜のにっぽん丸 撮影:三好和義<画像提供:商船三井客船株式会社>


 夜の帳がおりるころ、港に停泊しているクルーズ船はキラキラと輝きはじめます。初めて夜のクルーズ船に帰船したのはベニスでのこと。船内での仕事が一段落した午後8時頃、せっかくなのでベニスのレストランを訪れようと上陸しました。今夜は23時59分出港、めったにない深夜出航で船のスタッフもウキウキしています。本場のイタリアンとワインでついつい長居をしてしまい、帰船時刻の午後11時が迫ってきました。
 ほろ酔いの中、息を切らしながらベニスの石畳をひた走り、運河にかかる橋を越え、サンマルコ広場の角を曲がると不夜城のように光輝く我が家(客船)の姿が見えました。あと10分、ああ間に合ったという安堵の気持ち、そしてその輝きは「おかえり」と言ってくれているような温かさを感じたものです。


船上から花火を鑑賞(イメージ)

 海外旅行に気軽に行けない今、国内クルーズの寄港地で特別な体験をしてみませんか。2021年11月20日(土)、にっぽん丸は岩手県の宮古に午後4時30分に入港し、翌日の午後4時までオーバーナイトステイします。このようなケースは少なく、貴重な機会を生かし、宮古の夜と朝を楽しめるプランが用意されています。


 さて、本ブログを作成している最中に朗報が飛び込んできました。「新型コロナウイルスに負けるな宮古」「東日本大震災から10年の御霊の鎮魂」をテーマにして10月に予定していた「宮古海上花火大会」が延期となり、11月20日(土)に開催されることになりました。にっぽん丸の入港に合わせてくれたかのごとく、船上から花火をご覧いただくことができます。

 ところで宮古、クルーズファンならすでに訪れている方も多いかもしれませんが、東京から陸路で訪れるとけっこう大変なところなのです。東京からなら新幹線で盛岡へ、バスまたはJRの在来線に乗り換え5時間くらいかかります。和歌山県の熊野をご紹介したブログでも触れたこのような場所は「陸の孤島」と言えるかもしれません。だからこそ、クルーズ船で訪れるのがおすすめなのです。その宮古を代表する景勝地が「浄土ヶ浜(じょうどがはま)」です。


浄土ヶ浜の星空(宮古市)


 浄土ヶ浜は三陸復興国立公園にあり、今から約5200万年前の古第三紀(白亜紀の次の時代)に形成されたといわれています。火山岩からできた白い岩と小石によって入り江が作られているため、外海から隔てられていて波もおだやか。岩の上の県木「ナンブアカマツ」と白い岩肌とのコントラストが日本庭園のような美しさを醸し出しています。

 そして浄土ヶ浜は夜空の観察スポットとしても有名。夜になると、星の光量を邪魔するものがなく、一面に広がる太平洋の海が星や月明りに照らされ神秘的。宮古海上花火大会を船上でご覧いただいた後、星空観察に出発する予定です。浄土ヶ浜ビジターセンターの屋上から夜空を眺めながら地元宮古で活躍するアンサンブルユニット「Grazia(グラツィア)」によるフルートとヴァイオリンの演奏が彩を添えます。ご希望の皆様全員を星空観察にご案内しますので癒しのひと時をご堪能下さい(追加代金なし、雨天の場合はビジターセンターの屋内で実施)。港に戻れば光り輝くにっぽん丸がお出迎えしてくれます。 


夜明けの三王岩  左より「女岩」「男岩」「太鼓岩」(宮古市)

 三王岩(さんのういわ)」は宮古港から北へ約20km、車で30分程度の田老地区にあり、三陸復興国立公園にある数多くの奇岩景観の中で最もドラマティックな景観。高さ50メートルの通称男岩の両側に女岩、太鼓岩が寄り添っています。1億年もの歳月をかけて、寄せ返す波と海原を吹き渡る風が形作った美しい自然の芸術品です。
 ここから昇る朝日をご覧いただくツアーを実施し、希望者全員にご参加いただけます(追加代金なし)。ちなみに、11月21日(日)の日の出は6時23分、早起きして三王岩の向こうに輝く朝日をご鑑賞下さい。その後、宮古に戻り6時30分から営業している三陸の海の幸の宝庫、宮古魚菜市場にご案内します。 

 こんな素敵な体験ができるにっぽん丸の旅、以下のクルーズをご用意しています。お早目にお問合せ下さい。
✿2021/11/19-11/22 にっぽん丸で航く 秋の三陸 宮古 3泊4日
 東京-宮古(停泊)-東京


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■ にっぽん丸は新型コロナウイルス感染症への取り組みとして、すべてのお客様に当面の間、事前および乗船当日のPCR検査(船会社指定)を2回実施します。新型コロナウイルスのワクチン接種がお済みの方も、本対応が適用となります。感染予防対策の詳細は郵船トラベルにお問合せ下さい。

上記以外のにっぽん丸新コースの詳細はこちらをご覧ください。ご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、またはコース詳細の【旅行代金・お申込み】から!! お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987 
■神 戸☎ 078-251-6218
■福 岡☎ 092-475-0011
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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2021年10月11日 | Permalink