宇宙からみる船旅のスケール ~飛鳥Ⅱ2023年世界一周クルーズ~ 


地表の70%は海です


 地球表面の陸地の面積は「14,889万平方km」、海洋の面積は「36,106万平方km」。つまり地球表面の70%程度が海となります。約1万年前に日本列島はユーラシア大陸から切り離され、島国となりました。太古より、人は海を眺めて「海の向こうにはなにがあるのだろうか」と思いを馳せていました。


伝統的な衣装で行われるマルケサスのHAKA

 筆者は数年前にフレンチポリネシアのマルケサス諸島を訪れたことがあります。パペーテのあるタヒチ島より北東に1,500km離れ、国内線に乗り換え3時間半。フランス人研究者によるDNA解析ではこのマルケサス人のルーツは台湾南部の群島であるそうです。紀元前2,500年頃には台湾南部より約10,000km(赤道から北極の距離)も離れたマルケサス諸島へ到達したとされており、その後さらにハワイ、イースター島、ニュージーランドへ移動したそうです。
 2019年のラグビーW杯日本大会でニュージーランド代表が「HAKA」という踊りを披露し、一躍ブームになったことはまだ記憶に新しいかと思います。

 これは元来、好戦的な古代マルケサス人が戦闘前に自身を鼓舞するための踊りで、紀元800年頃、ニュージーランドに渡った彼らはマオリ族となり「HAKA」も伝わりました。当然のことながら、移動手段は丸木船(カヌー)。最新の装備があるヨットでも遭難の恐れがある南太平洋を一族郎党を連れ、新天地を求め、星と潮流を頼りに想像を絶する距離を手漕ぎで移動する・・・。彼らを駆り立てたものは、やはり「海の向こうになにがあるか」知りたい気持ちだったのかもしれません。
*参考文献 JEAN-LOUIS SAQUET著 タヒチ・ハンドブック

 現代の、知りたい気持ちをかなえてくれる手段のひとつが世界一周クルーズ。初代飛鳥が1996年に初めて実施した世界一周クルーズは、発売開始から1時間で完売したという伝説になるようなことが起こりました。乗客の中には世界一周クルーズが初めての海外旅行だという熟年層のお客様が複数いらっしゃいました。長らくまとまった休暇がとれないご職業だった、一人旅への躊躇、家族の反対(船旅ならOKが出たそうです)など事情は数あれど、海外(海の向こう)へ行きたいという気持ちは誰しも持ち続けているのです。


飛鳥Ⅱ2023年世界一周航路

 さて、飛鳥Ⅱ2023年世界一周クルーズの航路を地球規模で調べてみました。まず、緯度の移動幅は最南が赤道に近いシンガポールで1度。最も北極に近い地点がホニングスボーグ(ノルウェー)の約71度。単純に縦の移動幅を距離に計算するとこうなります。緯度 1度あたりの距離は 地球の極半径 6,356.752kmを元に円周を求め、360度で割り算出します。
6,356.752km × 2 × 3.1415 ÷ 360 = 110.94297kmとなり、約111kmです。
 つまり、縦は (71-1) × 111km = 7,880kmの移動幅をクルーズすることになります。今回は北半球だけクルーズなので赤道から北極までの距離、約10,000kmの78%以上に相当します。
 世界一周クルーズの全航行距離を計測するのは少し難しいので、赤道を一周する距離、つまり地球の円周とすると約40,000kmとなります。この距離から宇宙に目を向けてみましょう。


太陽、水星、金星、地球(月)、火星、木星、土星、天王星、海王星


 地球から月までの距離は平均384,400km。世界一周クルーズに10回乗船すると月まで行くことができる距離を移動したことになります(壮大ですね!)。また、太陽系最大の星、木星での船旅なら、地球での世界一周クルーズ11回乗船で「木星世界一周クルーズ」を達成することになります。飛鳥ファンのお客様はすでに1,000泊以上乗船されている方がいらっしゃるので、距離に換算すると木星一周クルーズを達成されているようです。
 
 今回は古代マルケサス人のカヌーでの移住から木星一周まで、ちょっと極端なお話でしたが、元有名アパレル会社のCEOが月旅行を計画しているように、知らないところへ行きたい気持ちは恐らく人間の本能の中に備わっているのではないかと思います。月旅行のように特殊な訓練は必要ありませんが、いつか世界一周クルーズに出かけることができる日まで、どうか長い時間をかけて楽しみながら準備をされてはいかがでしょうか?

 世界一周クルーズは以下が発表されています。2022年世界一周が中止となったため、移行希望のお客様も多数いらっしゃいますので、お早目のお問合せをお願いいたします。

 ✿2023年4月2日(日)発 横浜発着 飛鳥Ⅱ 2023年世界一周クルーズ 104日間
 ✿2023年4月3日(月)発 神戸発着 飛鳥Ⅱ 2023年世界一周クルーズ 104日間


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 まだまだ新型コロナウイルスの感染が収束していないのでご不安をお感じになられている方も多いかと存じます。飛鳥Ⅱの新型コロナウイルス感染症予防対策についてはお客様の安心、安全のため万全の体制を取っています。詳細は郵船トラベルにお問合せ下さい。

船旅にご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、または郵船トラベルのホームページをご覧ください。 お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987 
■神 戸☎ 078-251-6218 
■福 岡☎ 092-475-0011 
無料パンフレット請求はこちらからどうぞ!!


投稿者名 emix-remix 投稿日時 2021年11月17日 | Permalink

飛鳥Ⅱ2023年世界一周クルーズ発表! 12月7日(火)発売開始です。お急ぎ郵船トラベルにお問合せ下さい!


ニューヨークの飛鳥Ⅱ
photo by Tsuneo Nakamura<画像提供:郵船クルーズ株式会社>


 2022年3月に予定していました飛鳥Ⅱ2022年世界一周クルーズは新型コロナウイルス感染状況や寄港各国の状況を総合的に鑑み、運航中止が決定しました。また、同時に2023年世界一周クルーズが新たに発表となりました。2022年の世界一周にお申込のお客様にとってとても残念なご案内となりますが、なによりもお客様の安全を第一に考慮した故の判断です。何卒ご理解を賜りたくお願い申し上げます。

 2023年世界一周の発売開始は2021年12月7日(火)の午後を予定しています。郵船トラベルでは現在、発売前に事前受付を行っています。皆様からのお問合せを心よりお待ちいたしております。

<クルーズスケジュール>
Aコース横浜発着 2023年4月2日▶7月14日 104日間
Bコース神戸発着 2023年4月3日▶7月15日 104日間


食事:A・Bコース共通 朝食、昼食、夕食各102回 N:オーバーナイトステイ(1泊停泊します) 観光:寄港地での半日または1日観光ツアーです(定員制・別料金) クルーズ特典:ご乗船特典として皆様を「ケネディ宇宙センター半日観光」へご案内します。

<旅行代金について>
 今回もお申込・お支払い時期により下記の割引が適用されます。お早目のご予約、お支払いがお得です。


※7デッキの客室K、F、D3の販売は当面の間休止します(船会社の都合により客室Kでお申し込みのお客様を一部7デッキの客室へご案内する場合もございます)。販売を再開する場合はホームページ等でお知らせします。
※客室をお一人様でご利用の場合は、客室C、Kは160%、客室D、Eは140%、客室W、Aは180%、客室Sは200%の割増代金が必要です。お一人様でご利用いただける客室には限りがございます。相部屋は承っていません。
※燃油サーチャージは2021年10月1日現在不要ですが、今後原油価格の動向により旅行代金とは別にお客様にご負担いただく場合があります。
※Aコースのお客様で2023年7月15日神戸にて下船される場合、追加代金は不要です。

<旅行代金のお支払いについて>
この旅行商品で利用する飛鳥Ⅱを手配するにあたり、事前にその運賃の全額の支払いが必要となります。このため、この旅行商品の旅行代金は、お申し込み時にお支払いいただく申込金(20%)のほか、2022年11月30日(水)までに残額をお支払いいただきます。ワールド特別割引適用のお客様は2022年6月30日(木)までに、早期全額支払割引適用のお客様は2022年8月31日(水)までに全額お支払いいただきます。2022年12月1日(木)以降にお申し込みの場合は、ご予約時に全額をお支払いいただきます。

<取消料について>
横浜発は2022年11月2日までのお取消し、神戸発は11月3日までのお取消しについては取消料が発生しません。この場合、お預かりした旅行代金は全額お返しいたします。詳細はパンフレットの旅行条件をご覧ください。


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 飛鳥Ⅱのクルーズの中で、最も人気の世界一周クルーズ。2023年にはすべての不安要素が払拭されて、皆様が安心してご旅行いただけるよう願っております。

 飛鳥Ⅱ2023年世界一周クルーズについてさらに詳しくお知りになりたい場合は郵船トラベルへお問合せ下さい。ご希望の方へはパンフレットをお送りいたします。
■東 京☎ 03-5213-9987 
■神 戸☎ 078-251-6218 
■福 岡☎ 092-475-0011 
無料パンフレット請求はこちらからどうぞ!!


投稿者名 emix-remix 投稿日時 2021年10月22日 | Permalink