アイスランド・グリーンランド紀行~6日目 その1~

北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、前回はゴールデンサークル観光後のセリャラントスフォス(Seljalandsfoss)の滝、ヨークルサゥルロルン氷河湖(Jökulsárlón)を見てからヘプン(Höfn)村への宿泊と、とっても発音が難しい場所を廻ったお話をさせていただきましたが(笑)、今回はアイスランドで2番目の大都市、アークレイリ(Akureyri)を目指したお話をしたいと思います!

■6日目 アークレイリへ
前日は定番とも言える首都レイキャヴィークから行ける範囲での観光を、朝から晩までかけてほぼ全て詰め込んでしまいました。体力の続く限り観光したのでヘプン村で倒れるように寝てしまいましたが、この日も朝6時に目覚めます。いつまでも続いて欲しいこの冒険も、後半に差し掛かっています。なかなかできない異国の1周旅行。まだ見たい所がたくさんありますので、決して早すぎることはありません。
昨日の長距離ドライブに続き、この日もアークレイリまで約450キロの長旅となります。早々に身支度をして車を走らせます。朝の天気は残念ながら小雨でした。
念のためヘプン村周辺を散策してみましたが、お店はどこも開店しておりませんでした。ヘプン村は結局、宿だけをお借りする形となってしまい、ほぼ観光らしいことができませんでした。次回また訪れる機会があれば、必ず村内を散策したいと思います!


お世話になった宿です。木が基調の、例えるなら「海外の友人の家」のような宿でした。

広大な平地を利用した、柵すらないゴルフ場。

カーナビをセットすると、「350キロ先を左折」とのこと。国内をぐるりと走る国道1号線でのルートなので当然ではありますが、この指示は日本では絶対にあり得ません。この国で、はたしてカーナビの意味はあるのでしょうか(笑)
早朝だからなのか、ヘプン村を少し離れたあたりで濃い霧がたっていました。夜は明けていますが前日の夜の氷河のドライブと同様に、視界が道路と横数メートルしか開けていません。


日本ではこの霧の濃さだと運転を諦めるレベルですが、そうはいきません。

道路から外れないように目を凝らしながら、慎重に運転します。
しばらくすると馬々が群れをなしているのを目にしました。車を停め、触れ合ってみます。近づくとその分だけ離れていってしまう羊とは違い、馬は人慣れしているのか、自分からこちらに近づいてきてくれました。


特に左には何もないのですが、皆同じ方向を向いています。

シャッターチャンスを作ってくれているのでしょうか(笑)

サラサラヘアーの彼らの精悍なたたずまいは、本当に画になります。帰国して写真を見た時、なぜだかパソコンのデスクトップ画面にとても向いていると感じました。この説明しがたい表現、お分かりいただけますでしょうか?(笑)

彼らは性格も温厚であり荒々しく走ったりはしませんし、私が見た時が偶然そうだったのか、鳴き声もあげません。ただただ広大な大地でゆっくりと歩き、草を食んでいます。
イケメンな馬たちの頭をなで、ひとしきり戯れた後で再び車を進めます。しばらくすると、道路に面したところできれいな小河を見つけたので、再び休憩がてら車を停めます。視界が悪くどこまでも同じ風景なので頭がぼんやりとしてきます。かと言ってアイスランド東部~東北部の間は道端にレストランなどもなくただただ大自然が広がるのみですので、こういった自然に触れることが眠気覚ましであり、唯一の休憩方法なのです(笑)


数々の大自然を紹介している本ブログでは少々味気ない一枚かもしれませんが、貴重な休憩場所となりました。

冷たい水に触れ、しゃきっと目が覚めました(ような気がします)!!頬をたたき気合いを入れ、再び車を走らせます。

時刻は午前8時を回りましたが、変わらず同じような風景が広がっています。見えてくる建物は数十キロおきにある民家のみです。
今まではアイスランドの南半分に滞在していましたが、ここにきてようやく北半分との境目あたりまで来ることができました。道は上り坂で、霧の中延々と山道を走ります。山もスケールが大きく山脈と言える様相ですので、日本のようなヘアピンカーブなどはありません。まっすぐ、少しだけうねりながら、上向きに登っていきます。


霧のため深さも見えない崖の横を走ります。少しも気が抜けません。

何もない景色に延々と続いていたアスファルトの舗装がなくなりました。むしろここまで続いていたのが、不思議にも思えます。
小さな石がこつこつと当たる土の道を走りながら、ふと一周の旅初日にレンタカーを借りた際の『FULL PROTECTION(無傷で返却)』の言葉が脳裏をよぎりますが、借りた時から小石の跳ねたあとがたくさんついていたこの車、きっとこのくらいは、大目にみてくれることでしょう!(実際、返却時には全く問題ありませんでした 笑)
左の崖にはガードレールもありません。霧で見えないため、底は一体どれほど深くまで続いているのか見当もつきません。気を付けなければついつい左によってしまう、日本とは逆の慣れない右車線道路でしたが、この左の崖を目にして、嫌でも模範的なキープライトを徹底することができました(笑)

山頂に差し掛かり、永遠に続くとも思えた霧が突然晴れました。
そしてそこには、この旅でも随一の、絶景が広がっていたのです!!!


雨も止みました。この光景に、感動すら覚えます!!

またしても、車がCMさながらに!(笑)

追い越す車や対向車も、ここ数時間ありません。思わず道端に車を停め、シャッターを切ります。

アイスランドの絶景を少し高い場所から見下ろすとこんなにも美しいことを、この時初めて知りました。飛行機ほど上空からではわからない、その土地に降り立って初めてわかる絶景、とでも言いましょうか。ここは観光地でもないただの道でしたが、この旅でも最も印象的な思い出となりました。
いつもよりゆっくりと車を走らせながら、自然が生み出した貴重な景色を、目に焼き付けます。


北方に近づき、高い土地であっても、やはり木は生えていません(白い点は羊です)

追いかけられていると思ったのか、一目散に逃げる羊たち(笑)

たくさん紹介してきたアイスランドの自然ですが、南部と北部では、また違った様相を見せてくれます。以前より本ブログを見てくださっている方、「何も変わってないじゃないか」とお思いの方は、是非とも現地に訪れ、その目でお確かめいただければと思います!
時刻は午前9時を回ったところです。数キロおきにしかなかった家々ですが、少しだけ建物の間隔が短くなってきました。昨晩はお店も閉まっており何も食べれなかったので、もうお腹はぺこぺこです。ふと前方に大きな家々のような建物があったので、朝ごはん目当てで国道1号線を逸れて向かってみると・・・


巷で噂のダム好きの方々、これがアイスランドのダムですよ!!

ダムでした。空腹のあまり、集落と見間違えてしまいました(笑)

規模的には日本にも同じくらい、またはそれ以上のサイズのものはありますが、周囲の木々や岩の様子など、随所に日本とは違った雰囲気が見え隠れしております。


ダムの下流です。

残念ながら放水時間ではなかったので、少しだけ観光した後再び車を走らせます。

午前10時ごろ、アークレイリにはまだまだ距離がありますが北東部の町に着きました。
車をゆっくりと走らせながら必死に飲食店を探すと・・・・ありました。パン屋さんです!!


見つけた時は、感動しました。久しぶりの食事処です。

お店に入ると店員さんに「グリーンランド人?」と話しかけられました。ここまで来ると日本人が主に訪れる観光スポットからは離れてしまうので、よく顔の似ているグリーンランド人と間違われるようです。日本人と伝えると、珍しいお客さんだと喜んでいただきました。温かい対応に、嬉しい気持ちになります。


いつだって、パン。けど、美味しいのです。

久しぶりの食事は、ピザ風のパンにキャラメルドーナツ、そしてこの国でもう3、4回は食べているねじりドーナツです。このドーナツだけはどのお店も同じ味で、とても美味しいです。飲み物は以前もご紹介させていただきました、アイスランド定番の乳性飲料、スキール(Skyr)です。これはイチゴ味で、日本でも売られているイチゴ味のヨーグルトドリンクをご想像いただければと思います。

パン屋さんは店内で食事もできるので、外の景色も楽しむことができました。
大きな湖をまたぐ橋が特徴的な、ヘプン村ほどの規模の閑静な街でした。


凪いだ湖。橋の向こう側も同じ町で、家やお店が続いています。

腹ごしらえも終わり、心優しい店員さんに別れを告げて、街を離れます。

街を一歩出ると、再び大自然が広がり続けます。
どの光景も日本で見たら驚くような風景なのですが、今回の旅で一日中眺めていたため不思議と慣れてきてしまいました。と、地平線まで伸びる苔と草の台地が急に開け、今度は地平線まで小石が広がる黒い台地となりました。


何故ここには草が生えていないのか、見当もつきません。

360度、見渡す限り黒い小石が広がる台地は今まで大自然を目の当たりにしてきた人には珍しいのか、数台の車が停まり、撮影されている方もいらっしゃいました。観光スポットなのでしょうか。

少し車を停めての寄り道をしつつ、目的地のアークレイリへと向かっておりますが、この日もただただ移動するだけで終わらせるつもりは、もちろんございません! 国道1号線を逸れること数十キロのところにある、デティフォス(Dettifoss)の滝を目指します。前日に見たグトルフォス(Gullfoss)の滝とほぼ変わらない規模ですが、ここの滝はかなり自然に近い形で残されています。
自然に近いとはどういったことかと言えば、下のお写真をご確認いただければ、おわかりいただけるはずです。


遠目から見ても圧巻です!!

マイナスイオンが吹き荒れています(笑)

なんと、柵が存在していません!行こうと思えばぎりぎりまで行けます。

一歩でも足を滑らせば数十メートル下までまっさかさま・・・の滝ですが、ここもあくまで自己責任。自然はそのままの姿で、といったアイスランドの考え方に則ってか、グトルフォスにはついていた柵もついていません。迫力はグトルフォスと引けを取らない、それ以上にも見えますが、グトルフォスとの最大の差はどこまででも近づけることです。ここは首都レイキャヴィークから一日で行ける距離ではないためゴールデンサークルには該当しておらず、観光客も限られているからでしょうか。
中にはぎりぎりまで近づき、水に触れられてる方もいらっしゃいました(!!)
年に何人かはここから落ちてしまう方、調べてはいませんがきっといることでしょう。
危険ではありますが人工物がない故の良さも大いにあります。耳を貫く大きな音をたてて落ちていく水の音を聞きながら、グトルフォスの滝に勝るとも劣らない感動を覚えました。日本の滝も趣があり非常に良いのですが、今後は少し物足りなく感じてしまうかもしれません(笑)

時間を忘れ、しばらく見入っていました。
名残惜しくはありますが、時刻は午後1時。この調子だとまた到着が夜になっては困ります。アークレイリの観光もしたいので、夕方には到着しておきたいところです。

早速いざアークレイリ!!!・・・の前に、目をつけていた寄り道スポットへと、向かっていくのでした。

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to be continued...


投稿者名 レモーネ 投稿日時 2016年05月30日 | Permalink