お花見ワクワク

日本の桜名所100選 長浜城跡・豊公園 (C)Biwako Visitors Bureau


お花見というと、日本人なら誰しも心躍る春の一大イベントですよね。桜について少し紹介させてください。

日本に自生していた桜の品種は9種とされ、変種を含めると100を超え、人の手で改良されたものを含めると600種を超えるとされています。

改良された桜で最も有名なのは江戸末期に生まれた「ソメイヨシノ」です。母親がエドヒガン、父親がオオシマザクラの種間雑種で現在の桜シェア率8割と大ヒット桜です。野生の桜の多くは花と葉が同時に開きますが、改良の結果、花だけが先に開き、散った後に葉が出るエドヒガンの特性とオオシマザクラの華やかな花弁を併せ持ち、満開の花、花吹雪、葉桜と3度も楽しめることが人気の秘密です。

郵船トラベルが贈る2021年3月28日発「奥琵琶湖のオーベルジュ“ロテル・デュ・ラク”連泊と若狭海の幸、桜満喫の旅」では、開花初期に6か所の桜の名所を訪問いたします。

海津大崎と奥びわ湖パークウェイは北部に位置するため、開花が遅くなる可能性がありますが、その他は例年通りですと、異なる趣で桜を楽しんでいただけるかと思われます。ソメイヨシノの寿命は一般的に60年とされていますが、小浜市の天然記念物、妙祐寺のしだれ桜は樹齢120年で高さ17m、大迫力の一本木です。


妙祐寺のしだれ桜(小浜市の天然記念物)

現代の花見の習慣は奈良時代にできました。当時は中国文化が流行っており、梅の花見が中心でした。平安時代に入ると、国風文化の興隆により、桜文化が浸透していきます。その後お花見文化は権力者の間で浸透し、江戸時代になってから庶民の文化として浸透していきます。

桜と歴史に思いをはせながら、日本人と古くから親しい桜を是非ご鑑賞ください。

世の中にたえてさくらのなかりせば春の心はのどけからまし(在原業平)
(蕾にときめき、花を待ちわび、風雨に散るのを惜しみ、散りつくすのを哀しむ。桜がなければ悩むことなくのどかに過ごせていたかもしれません。でも、そのくらい桜の存在は大きいのです。)


三井寺(園城寺)の正門 (C)Biwako Visitors Bureau


投稿者名 ペンギン君 投稿日時 2021年02月01日 | Permalink

若狭美食への旅~御食国(みけつくに)の贈り物

三丁町


 京都の歴史と四季折々の豊かな自然の中で形成された京料理。昆布や鰹節からとった「だし」を中心に頂く料理の数々は絶品です。その発展に貢献したのが御食国(みけつくに)と呼ばれる若狭の食材。中でも若狭ぐじ(甘鯛)は最高級魚として古くから天皇への献上品として珍重されてきました。甘く、身が柔らかいので、北前船が運ぶ昆布で〆めても美味しく、鱗をつけたまま焼き上げる若狭焼も絶品です。

 郵船トラベルが贈る春の一押しツアー、2021年3月28日発「奥琵琶湖のオーベルジュ“ロテル・デュ・ラク”連泊と若狭海の幸、桜満喫の旅」では、2日目の夕食は奥滋賀より県境を越え、福井県の小浜にある料亭、四季彩館「酔月」を訪れます。若狭の海の幸をふんだんに使った特別な献立となっており、有名な鯖料理のほかに、へしこ焼き、若狭ぐじ(甘鯛)、若狭牛、越前蕎麦など、地元ならではの美食がご堪能いただけます。この四季彩館「酔月」は、日本航空の国内線ファーストクラスのお食事の監修もしたことがあるそうで期待が高まります。


若狭牛陶板焼き(お料理は一例です)

 若狭牛は明治時代から食されてきた長い伝統と品質が誇るブランド牛。日本の最高級品種、黒毛和種のなかでも「神戸ビーフ」や「松阪牛」などの名称で販売されている「但馬牛」と同じ系統です。とろけるような味わいをお楽しみください。

 「酔月」は明治時代の料亭を再現した建物で、小浜の旧市街・三丁町(さんちょうまち)にあります。三丁町は江戸時代、北前船の寄港地として栄え花街もありました。
 
 狭い路地をはさみ、紅殻格子や出格子の家や料亭が軒を連ね、落ち着いた雰囲気の中に往時の面影を残しています。お食事前の散策も楽しみです。


 北前船は蝦夷地からくる昆布などを運び、鯖街道を通り京の都に届けられ昆布だし文化が発展していくのです。
 もう一つのだしである鰹節は、和歌山県が発祥です。てっきり高知県だと思い込んでいましたが、歴史をみると和歌山県から鰹節文化は関西地方で発達しました。だしは和食文化の神髄であり、新鮮な魚介料理とともに、日本の心そのものと言っても過言ではありません。

ツアーの時期はさくらの開花と重なります。
美食とさくら、両方堪能しましょう!


ぐじ若狭焼(お料理は一例です)


投稿者名 ペンギン君 投稿日時 2021年01月26日 | Permalink

高知とお酒


高知の人はお酒が好きそうなイメージがするので調べてみました。高知県はお酒を飲むのにかける費用が全国第1位です!やはりイメージ通りです!すばらしい!
飲酒量では惜しくも第2位。1位は意外にも東京都です。

幕末に大政奉還を徳川慶喜に建白した、土佐藩主山内容堂も自身の事を「鯨海酔侯」(鯨のように酒を飲む)と称すなど無類の酒好きでした。
坂本龍馬も酒好きと知られていますが、坂本家の本家である才谷屋は一時期、酒造業を行っていました。
また、ツアー3日目に訪れる「高知県立牧野植物園」の名前の由来である牧野富太郎博士の生家も酒蔵を営んでいました。明治の中頃、牧野博士はこの酒蔵を譲り、植物研究に邁進していきます。その後、酒蔵は司牡丹の手に渡り、現在に至ります。
やはり高知の人は何かとお酒に縁がある方が多いようです。


先日のブログでご案内した高知城の近くにある「ひろめ市場」は、お土産を買ったり食事をしたりすることができるところですが、昼間からお酒を飲むたくさんの人で賑わっています。
郵船トラベル主催の「土佐の偉人 岩﨑彌太郎・坂本龍馬ゆかりの地を巡る高知2泊3日」では、ひろめ市場に立ち寄ります。
ツアーに参加したら、お酒を飲む人がどのくらいいるか、ぜひ確かめてみてください。きっと「やはり!」と思うはずです。
 そして、その中に少し混ざり、お気に入りの高知の地酒を探してみてください。

こじゃんと土佐の酒はえいねぇ(とっても土佐の酒はいいね)


投稿者名 ペンギン君 投稿日時 2021年01月25日 | Permalink

地産地消その参 土佐ジローの卵

鶏王国「土佐」が生んだ自慢の地鶏


ふっくらとしていて、黄身にコクがあり、しっかりとした味わいを持つ卵が高知にあります。その名も「土佐ジロー」です!

犬みたいな名前ですが、れっきとしたブランド鶏。土佐ジローの卵は、高知県原産の天然記念物「土佐地鶏」(オス)と国内在来種「ロードアイランドレッド」(メス)との間に産まれた卵の事を指します。トサジ(土佐地鶏)とロードアイランドレッドの「ロー」から名付けられたそうです。

土佐ジローは赤茶色の卵を産みますが、白色との違いはご存じですか?色が異なるのは、鶏の品種違いだそうです!味・栄養は食べた餌が大きくかかわっています。

この卵ですが、珍しい有精卵!放し飼いや止まり木がある環境で育ち、ストレスの少ない環境で産まれた卵は想像するだけでも美味しそうですね。有機野菜や自然のミネラル豊富な野草が親鳥の餌となっています。

栄養満点・土佐ジローの卵が「土佐の偉人 岩﨑彌太郎・坂本龍馬ゆかりの地を巡る高知2泊3日」で宿泊する「オーベルジュ土佐山」では、夕食時に「たまごかけご飯」としてご提供いたします。

土佐自慢の卵を食べてつかあさい


投稿者名 ペンギン君 投稿日時 2021年01月20日 | Permalink

高知の由来

高知城天守閣


南海道の銘城「高知城」。(1611年完成)1723年に大火により、大部分を焼失してしまうが、1753年に再建を果たしました。現存する天守と本丸御殿を当時(1753年)のまま保存できているのは「高知城」のみです。また城の正門とされる追手門と天守が一緒に写真に収めることができる貴重な城です。

この高知城ですが、昔は「河中山城」(こうちやまじょう)と呼ばれていました。小高い山の上(標高44m)に築城されました。しかし、川に挟まれていることから城下では水害が多く、「水」と関係が深い「河中」(こうち/川の間・中を意味する)を土佐藩2代藩主は嫌い、「高智山城」と改名しました。
いつの間にか山が抜け、高智城と呼ばれるようになり現在の高知県の由来になりました。

1871年の廃藩置県で高知県が誕生し今年で150年。高知という名称は愛されつつも、旧国名・藩名がこれほどまでに現代の日本に浸透し続けているのは「土佐」が日本一でしょう。ツアーで「土佐」の魅力を感じてください。

郵船トラベルが主催する「土佐の偉人 岩﨑彌太郎・坂本龍馬ゆかりの地を巡る 高知2泊3日」では、高知県の由来となった「高知城」をガイドさん同行で天守や遺構を見学することができます。現在に至る、貴重な文化財を見に行くぜよ!


追手門と天守


投稿者名 ペンギン君 投稿日時 2021年01月19日 | Permalink