旧横濱港駅のプラットホーム

 JR桜木町駅の構内に桜木町駅の歴史を辿った写真が展示されていますが、その中の1枚に昭和45年頃横濱港駅行き最後のD51列車の写真が掲げられています。かつて横浜の赤レンガ倉庫の脇に「横濱港駅」という船客専用ホームが実在していたのです。
「横濱港駅」は明治44年に横浜税関構内の荷扱所としてつくられ、大正9年に「横濱港駅」となり、東京駅からの汽船連絡列車も行き来するようになりました。臨港列車の第1号は大正9年7月23日にシアトルに向けて出港した日本郵船の「香取丸」でした。そして関東大震災復興後の昭和3年には外航ターミナルのプラットホームが設けられ、華やかな海外航路の最盛期を迎えました。今ではそのホーム跡が保存され「赤レンガパーク」の休息所となっています。文化遺産的価値あるものです。赤レンガ倉庫にお越しの際はぜひお立ち寄り頂き、往時の客船全盛時代を偲んでみてはいかがでしょうか?
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昭和45年の横濱港駅行D51さよなら列車

昭和45年の横濱港駅行D51さよなら列車

旧横濱港駅プラットホーム跡

旧横濱港駅プラットホーム跡


投稿者名 影の横浜情報屋 投稿日時 2013年08月06日 | Permalink