祝!「明治日本の産業革命遺産」世界文化遺産登録

「明治日本の産業革命遺産」が正式に世界文化遺産登録されました。

郵船トラベルでも、飛鳥IIの「長崎花火と西国漫遊クルーズ」を組み合わせて軍艦島(旧端島炭鉱)などを巡るツアーを企画しています。

長崎では、話題の軍艦島の他に造船の歴史を知ってもらうため、同じく世界遺産登録された日本最初の洋式スリップ・ドック「小菅修船所」や三菱重工長崎造船所史料館(旧木型場)をコースに組み込んでいます。

三菱重工長崎造船所は、初代飛鳥やクリスタルハーモニー(現飛鳥II)の建造造船所として知られておりますが、特にここをコースに組み込んだのは飛鳥のモデルシップと並んで幻の豪華客船と言われている「橿原丸」のモデルシップが展示されているからです。

「橿原丸」は戦前、当時としては最大級の豪華客船として計画建造されていましたが、太平洋戦争の機運が高まり途中から航空母艦に設計変更されてしまいました。太平洋の貴婦人としての雄姿を見ることはできませんでしたが、その日本郵船のなしえなかった夢を託され建造されたのが初代飛鳥です。並んでモデルシップが展示されているのも理由があるのです。

館内では橿原丸の完成予想図や船内インテリアデザイン画も展示されています。

この機会に「幻の豪華客船の雄姿」に思いを巡らしてみてはいかがでしょうか。

問い合わせ先:横浜クルーズセンター 電話:045−640−6560


初代飛鳥と並ぶ橿原丸モデルシップ

初代飛鳥と並ぶ橿原丸モデルシップ

橿原丸完成予想図

橿原丸完成予想図

橿原丸船内インテリアデザイン画

橿原丸船内インテリアデザイン画


投稿者名 影の横浜情報屋 投稿日時 2015年07月08日 | Permalink