奇跡の奥尻ワイナリー物語
4月14日と16日に熊本県を中心として発生した地震は大きな爪痕を残しましたが、改めて日本が地震列島であることを知ることとなりました。そんな地震によって壊滅した地域から見事復興を成し遂げた島がみなみ北海道にありました。それは「奥尻島」です。
1993年に発生した北海道南西沖地震は津波によって奥尻島に壊滅的な被害をもたらしましたが、震災からの復興を願い島の将来を託されて「ワインプロジェクト」が立ち上げられました。「奥尻島にワインを!」島内に自生する山葡萄の苗木を一本一本畑に植えることからはじまり、強い風や塩害に苦しめられながらも試行錯誤を重ねた結果、現在では6万本以上のブドウの木が育てられました。
こうして長い時間をかけ海の深みを感じる味わい深い「奥尻ワイン」が誕生したのです。日本海の潮風を受けて育ったぶどうは天然のミネラル分が豊富であり、また、ぶどうの栽培から醸造まで一貫した製法は、「メイド・イン・奥尻」として日本のみならず海外にも出荷されるようになり、奥尻島に元気な活力を与えているのです。そんな「奥尻ワイナリー」の試みは奥尻島だけでなく日本をも元気にしてくれることでしょう。
そんな奥尻島と飛鳥Ⅱクルーズを組み合わせたツアーを企画しました。奥尻島へ復興への軌跡を訪ねてみてはいかがでしょうか?
飛鳥IIで航く 仙台・ひたちクルーズ 神威の宿る島「奥尻島」と江差追分を訪ねる (函館乗船横浜下船) 6日間 <2016年9月出発>