有閑マダムのように
スカイデッキ(12デッキ)にある資生堂サロン&スパにやってきました。柔らかい色調と照明が落ち着いた雰囲気です。
寄港地でお出掛けしない日の午後には、のんびりと船の上でエステ…気分は優雅な有閑マダムです。
クルーズ限定コース(150分)というメニューもありました。内容は「心地よいアロマの香りに包まれながら、ゆっくりと圧をかけ、リンパの流れを促すボディ&フェイシャルトリートメント。最後は頭皮までしっかりもみほぐし、全身の緊張を解きほぐします。」とのことです。気持ち良さそうですね〜。
こちらのサロンではボディ&フェイシャルトリートメントの他にも、ヘアスタイリングやメイクアップ、ネイルケアもしてもらえるので、ディナーのためのドレスアップをお任せしてしまうのもアリです。
「評判の船上グルメ 〜飛鳥II ビール」に続く…
バックギャモンの遊び方
ブリッジに続き、カードルームにおいてあるテーブルゲームをご紹介します。
鮮やかな三角形と2つのサイコロが印象的なボードゲームは「西洋双六」、「盤双六」等とも呼ばれる「Backgammon(バックギャモン)」。
バックギャモンは基本的に2人のプレーヤーでするゲームです。
さてその遊び方は…
ボードには24個の三角形(ポイント)が描かれていて、1から24までの番号で呼びます。
このポイントの上を、各自15個の駒をサイコロの目に従って移動させゴールから最も遠い第24ポイントから最も近い第1ポイントまで移動させます。
両プレーヤーにとって右奥がスタートエリアの第24ポイント、右手前がゴールエリアの第1ポイントとなります。双方の駒の進む向きは逆、従ってポイントの番号も逆となります。例えば自分の第1ポイントは相手の第24ポイントです。
駒の初期配置は、それぞれ第6ポイントに5つ、第8ポイントに3つ、第13ポイントに5つ、第24ポイントに2つ。
移動が完了するとゴールで、先にすべての駒がゴールしたほうが勝ち。
…と書くと簡単そうですが、相手の駒が2個以上あるところに駒を進めることが出来なかったり、2個のサイコロの目をそれぞれ別の駒で移動させることができたりと様々なルールがあって、サイコロの運と同時に駆け引きが必要なゲームです。
バックギャモンのテーブルには遊び方のパンフレットも置いてあったので、初心者でも挑戦できそうです。
ご夫婦でバックギャモンができたりしたら、お洒落ですね。
ブリッジに夢中
清水港に停泊中の飛鳥II船上では、オプショナルツアーに参加せず船内で寛いでいるお客様もいらっしゃいました。
こちらはプラザデッキ(6デッキ)のカードルーム。オセロ、チェス、囲碁、将棋など、さまざまなテーブルゲームが揃っています。
リピーターのお客様の中には、ここで船友達とブリッジをするのを楽しみにしている方も多いようです。
へえぇ〜、優雅だなぁー、と感心しながらふと思いました。
<font size="+1">ところでブリッジってどんな遊びなの?</font>
というわけで、ブリッジ(コントラクトブリッジ)について少し調べてみました。
<font color="#7B5300">基本的な流れは、2組のペア、計4人のプレイヤーが1人1枚ずつカードを場に出し、4人の中で最も強いカードを出した人がその4枚をとる、というもの。この4枚のことを「トリック」と呼びます。</font>
あれ?意外と簡単そうかも。こういうトランプゲーム、よくあるよね…。
でも、シンプルな基本を面白くするために様々なルールがあり、それがブリッジを非常に奥深い遊びにしているそうです。
例えば、<font color="#7B5300">自分たちのペアが、何を切り札にして幾つトリックをとるかを競りで決めます。そしてその宣言どおりにとれたか、とれなかったかで1回の勝負が決まります。</font>
ん?何だか難しそうになってきたぞ。
<font color="#7B5300">宣言どおりにとれれば自分たちの得点に、とれなかった場合は相手ペアの得点になります。 これを何ゲームか行い、総得点で最終的な勝敗を決めます。</font>
…結構スリリングなルールですね。
ブリッジはもともと欧米文化圏で長い間、"社交のたしなみ"、"教養のひとつ"とされてきた知的ゲームで、現在では世界中に愛好者がいます。初めての方も船内で挑戦してみませんか?
飛鳥IIの映画館
2011年10月5日〜7日の【飛鳥II 日本郵船チャリティークルーズ】の模様を連載レポートしています。
クルーズ2日目の10月6日は清水港に停泊して、オプショナルツアーで観光するお客様、船内でゆっくり寛ぐお客様など、思い思いに清水の休日をお過ごしいただいています。
巨大クルーズ船の操舵室に必要な最少人数は?
広い空間にどっしりとした計器類が並びます。
50,142トン、全長241メートル、全幅29.6メートル、乗客定員872名、乗組員約470人の巨大な船をここで操舵します。
ここでは船舶用GPSと一緒に紙の海図と三角定規も活躍しています。デジタルとアナログの両面から綿密なチェックが行われているのですね。
ところで、航行中の飛鳥IIの操舵室には最低何人の航海士さんが必要だと思いますか?
双眼鏡と制服の帽子がずら〜っと並んでいますが…6人?、いや7人か??
答えは「3人」。
複雑な航路や港では船長(キャプテン)や水先案内人(パイロット)をはじめ、クルーの人数も増えますが、順調に航行しているときは3人で管理できるのだそうです。スゴイです。