~クルーズでスイングする夜~ 名門 JAZZ CLUB “BLUE NOTE TOKYO”が飛鳥Ⅱに登場します
12インチ(30cm)のLPレコードは恭しくジャケットから取り出され、王冠のようにターンテーブルに乗せられるとそっと針が置かれます。チリチリというノイズはそのレコードが幾度となく演奏され、オーディエンスを楽しませた証でもありました。
1970年代、「JAZZ喫茶」という若者文化が街にひっそりと浸透していました。インターネットも携帯電話もなく、CDですらない時代。作品にしばしばMy Favorite Things やWaltz for Debbyなどの名曲が登場する作家の村上春樹氏(1949年生まれ)が1974年に国分寺でジャズ喫茶「ビーター・キャット」を開店したことはハルキストの間で良く知られています。
JAZZ喫茶は日本独特の文化で国外には見受けられず、現代のジャズバーとは異なり、あくまでも喫茶店。ハンチングを被り、丸眼鏡の気難しい名物店主が蘊蓄を語り、学生やミュージシャンが連日、コーヒー1杯で開店から閉店まで粘りただただJAZZに浸る、そんな場所でした。
彼らがJAZZ喫茶に居座り続けた理由のひとつは店主が集めた膨大なアルバムコレクション。輸入盤LPレコードの価格は当時でも2,000円くらいで現代と変わりません。またJAZZ喫茶が所有するオーディオ機器はひとつひとつが手作りで大変高価。家庭で利用されるものではありませんでした。カートリッジ:ELECTRO ACOUTIC、ターンテーブル:DENON、プリアンプ、メインアンプ:Accuphase、スピーカーシステム:JBL・・・それぞれの最上機種といった具合です。米国のように本場のミュージシャンが連日ライブハウスで公演を行うこともない毎日、ジャズファンはひたすらJAZZ喫茶で好きなアルバムを店主にリクエストし、大音量で聴き入っていました。
ジャズミューシャンにとっての聖地はニューヨーク。言うまでもなくファンにとっても憧れの場所で、一度は、Blue Note New York(ブルーノートニューヨーク)、Village Vanguard(ヴィレッジヴァンガード)、BIRDLAND(バードランド)など、数々のライブ録音の名盤を生み出してきたの老舗ライブハウスを訪れたいと思うものです。どんなに高価なオーディオ機器であったとしても、ライブ演奏に勝ることはないのですから。
Blue Note New Yorkは1981年9月30日、ニューヨーク市のグリニッジビレッジに開業、ニューヨークのみならず世界で最も有名なジャズクラブ・レストランと言われています。ディジー・ガレスピー(tp)、サラ・ヴォーン(vo)、カーメン・マクレー(vo)、ライオネル・ハンプトン(vib)、オスカー・ピーターソン(p)など、錚々たるミュージシャンが出演し彼らのライブ録音はHalf Note Records(ハーフノートレコード)よりLive From The Blue Noteとして発売されました。
2001年10月11日、筆者はニューヨークのBlue Noteを訪れていました。あの、忌まわしい9.11同時多発テロからちょうど一か月後、シンボリックなツインタワーは消え失せ、ニューヨークの街は静まり返り、観光客の姿はありません。それでもジャズクラブは何事もなかったのようにライブ演奏が行われいたのですが・・・バーテンダー曰く、このひと月の間、地元の人々は喪に服しているかの如く犯罪もなく、心なしかいつもは他人に冷たいニューヨーカーが優しくなったような気がすると言っていました。テーブル席より廉価なカウンター席で、記念にとBlue Noteのロゴがおしゃれな紙ナプキンを1枚持ち帰ろうとするとバーテンダーはワンパック(30枚くらい)をポンと手渡してくれました(オーナーが知ったらお怒りでしょうね)。すでに色あせたナプキンを未だに使うのがもったいなく、20年も過ぎた今、見るたびにライブ演奏の熱気が鮮やかによみがえります。
Blue Noteは米国内の他、イタリア、ブラジル、中国など各国にフランチャイズ展開をしており、日本ではBlue Note Tokyoが1988年11月に南青山に開店しました。JAZZというジャンルだけにとらわれることなく、幅広い音楽シーンを牽引し、国内外の著名アーティストが出演しています。お料理も本格的なフレンチからカジュアルな料理まで、専任のソムリエもいるそうですからワインのラインナップも充実です。コーヒー1杯で居座り続けるJAZZ喫茶とはかなり趣が異なりますが、なによりも一流ミュージシャンが至近距離で演奏してくれるライブ感は何ものにも代え難い魅力があります。
※緊急事態宣言期間中に開催を予定しております各公演は、飲食の提供を7:30pmまでとさせていただき、アルコール類の提供はございません(2021年8月現在/Blue Note Tokyo)。
飛鳥Ⅱでは初の試みとしてこのBlue Note Tokyoとコラボレーションし、船上でジャズクラブの雰囲気を味わっていただける“JAZZ ON ASUKAⅡ with BLUE NOTE TOKYO”を実施します。今回は大西順子(p)、黒田卓也(tp)、井上銘(gt)が出演予定、アフタービートでスイングするひとときを二夜連続でたっぷりとお楽しみください。また、Blue Note Tokyoからの贈り物として、Blue Note Tokyoでの公演チケット(ミュージックチャージ招待券)をご乗船の皆様へプレゼント。クルーズ後も楽しみが続くとっておきの企画です。現在、発売前の事前受付を行っています。お早目にお問合せ下さい。
✿2021/12/18-12/20
JAZZ ON ASUKAⅡ with BLUE NOTE TOKYO 3日間
週末利用でクリスマスクルーズにぴったりです。
上記クルーズの他、10月6日以後の飛鳥Ⅱクルーズスケジュールについてはこちらをご覧ください。皆様からのご予約、お問合せをお待ちいたしております。
■東 京☎ 03-5213-9987
■神 戸☎ 078-251-6218
■福 岡☎ 092-475-0011
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にっぽん丸で航く 秋の熊野古道クルーズ
9月23日(木・祝)発3泊4日間「にっぽん丸で航く 秋の熊野古道クルーズ」のパンフレットが届きました。
・横浜発着/祝日・週末利用の3泊4日間!
・新宮港からオプショナルツアーで世界遺産「熊野古道」へ
>>熊野についての情報はこちらのブログもご覧ください。
・エンターテイナーは作詞・作曲家の「小椋 佳」さん
・オプショナルツアーは健脚レベルに応じて、各種設定がございます!
・にっぽん丸の新型コロナ感染症への取り組みについてはこちら⇒にっぽん丸 新型コロナ感染症への取り組み
熊野古道の他にも、おすすめスポットとして、寄港地の新宮港から車で30分程の太地町立くじら博物館があります。太地くじら浜公園内にある、くじら専門の博物館で入江を利用したプールでは、くじらやイルカのショー、ふれあい体験などができます。
くじらのショー!!大きなクジラが飛んだり跳ねたりする様子がなんと目の前で!
ふれあい体験の中には、カヤックに乗り、泳ぐくじらたちを間近に観察できる「カヤックアドヴェンチャー」など
お子様だけでなく、大人も楽しめるさまざまなイベントも開催されています。
ぜひお気軽にお問合せください。
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~乗船当日のPCR検査でクルーズはより安心、安全へ~ 飛鳥Ⅱ新型コロナウイルス感染症予防対策 Part5(8月改定/変更点抜粋)
2021年10月27日(金)10:30より待望の秋・冬商品10月6日~12月24日出発までの飛鳥Ⅱクルーズ(一部既発表済み、コース改定を含む)が発売となります。今回は横浜発着に加え、神戸発着、名古屋発着、門司発着等も設定され、参加しやすくなりました。すべて2泊3日または3泊4日の設定となりましたので、6泊7日で設定をしていた30周年アニバーサリークルーズは2つのコースに改定となります。こちらのブログもご覧ください。
飛鳥Ⅱの新型コロナウイルス感染症対策については、4月12日付け、4月15日付け、4月21日付け、6月21日付けの各ブログにて詳しくご案内していますが、今回は主な変更点について記載させて頂きます。(以下は2021年8月現在の措置です。8月6日から12月24日までに出発するクルーズの特別対応となります。)
<ご乗船条件の案内追記>
ご乗船前日より遡って14日以内に、発熱(37.5度以上)、咳、のどの痛み、全身の倦怠感、味覚・嗅覚の異常などいずれかの症状のあるお客様はご乗船いただけません。
※新型コロナウイルスワクチン接種後の上記症状も含みます。
<飛鳥クルーズ申込~ご乗船までの流れ>
事前PCR検査「低リスク判定」▶当日PCR検査「低リスク判定」▶乗船受付▶ご乗船
<唾液検体採取による「ご乗船当日PCR検査」のご案内>
・ご乗船当日すべてのお客様を対象に、乗船受付に先立ち「ご乗船当日PCR検査」を実施いたします(検査費用はクルーズ代金に含まれます)。検査場所、集合時間(検査の受付は原則として午前中を予定しています)等についてはご乗船前にお送りする書面でご案内いたします。
・当日検査により「高リスク」判定の場合はご同行者を含めご乗船いただけません。お客様の旅行契約、運送約款は解除させて頂きます。病院や自宅等への交通費はお客様ご負担となります。厚生労働省の通達により公共交通機関はご利用いただけません。ご帰宅までに手配が必要なお客様には、対応可能な範囲にてお手伝いをいたします。(別途有料/高額になる場合がございます)
・検査会場では充分な待合スペースがございません。また、検体検査の都合上、必ず指定されたお時間内にお越しくださいますようお願い申し上げます。(ご集合時間の変更は承ることはできません)
・集合時間にお越し頂けない場合、旅行不参加と判断させて頂く場合がございます。
<ご乗船当時PCR検査について>
(検査主体:株式会社SSダナフォームまたは飛鳥Ⅱ)
・ご乗船受付前にご乗船の皆様へPCR検査および、検温、本人確認を実施いたします。
・検体採取は陸上の施設で実施いたします。検査結果がでるまではご乗船いただけません。
・PCR検査の受付は原則として午前中です。検査が午前中の場合、昼食をご提供いたします。
・乗船前14日間の健康状態等の確認のために「飛鳥Ⅱ感染症に関する質問票」に必要事項をご記入の上、ご提出ください(内容によってはPCR検査前に乗船をお断りする場合がございます)
・検査方法、検査手順は当日スタッフがご案内いたします。
・当日検査予定時間の30分前以降は歯磨きやうがい、飲食はお控え下さい。
・検査結果のお知らせまで、最大3~4時間を予定しております。
・検査後はご乗船までの感染リスク軽減のため、原則として会場内でお過ごしいただきますようお願いいたします。
・検査結果が「低リスク」判明後、ご乗船受付にてご案内いたします。その後、飛鳥Ⅱまでバスにてご案内する予定です。
<お食事の際の感染予防対策について>
・食事・飲料を提供するレストラン、ラウンジ、バー等では感染予防対策のため提供スタイルを変更いたします(詳細はご乗船後にご案内いたします)。また、同室の方、および船内での同室・別室に関らず住居を共にしている方、ご家族の方以外とはご同席いただけません。予めご了承くださいますようお願いいたします。
・夕食時のレストランの座席は指定席となり、ご着席後、係の者がお客様のお部屋番号をお伺いいたします(詳細はじご乗船時にご案内いたします)。
なお、ご夕食は、サービス内容とメニューを変更し、お食事時間をお客様の着席後およそ1時間とさせていただきます。
お客様に安心してご旅行していただくよう、この他にも多くの厳しい対策の実施や乗船中のお客様へのソーシャルディスタンス確保やマスク着用、手洗い等のご協力のお願いをしています。
上記の対策が改定される場合はまたブログ等にてご案内を致しますが、さらに詳しい内容をお知りになりたい場合は郵船トラベルへお問合せ下さい。また、10月6日以後の飛鳥Ⅱクルーズスケジュールについてはこちらをご覧ください。
■東 京☎ 03-5213-9987
■神 戸☎ 078-251-6218
■福 岡☎ 092-475-0011
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にっぽん丸 8月クルーズ(一部)発着地変更のお知らせ
にっぽん丸8月出発の以下2つのクルーズにつきましては、発着地が「東京港」から「横浜港」に変更となりました。
8月11日発 夏休み 伊東花火クルーズ
・入出港時間の変更(8/11 横浜17:00出港 8/13 横浜10:30入港)
清水の入出港時間に変更はございません。
8月14日発 夏休み 熊野クルーズ
・入出港時間の変更(8/14 横浜17:00出港 8/16 横浜16:30入港)
新宮の入出港時間に変更はございません。
ご予約いただきましたお客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い致します。
ご不明な点はお問合せ下さい。
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~オリンピックとクイーン・エリザベスの意外な繋がり?~ 船上でフェンシング体験はいかが
2021年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック。ここに至るまで大会関係者には予想外の事態に見舞われ、大変なご苦労があったと推察します。紆余曲折がありましたが、開幕後は、頂点を目指し、たゆまぬ努力を重ねてきたアスリートの活躍に世界中の人が心躍らせ、魅了されました。クルーズファンの皆様も、TV観戦を楽しまれたことと存じます。
オリンピックの起源は紀元前8世紀ごろ、古代オリンピア(ギリシャの ペロポネソス半島 西部)が発祥の地とされています。クルーズ船の寄港地、イオニア海に面したカタコロンから東へ車で30分ほど、神殿などの多くの遺跡が残り世界遺産に登録されています。
古代オリンピアでなぜ競技が始まったのか、諸説ありますが、伝染病の蔓延に困ったエーリス王・イーピトスがアポロ神殿でお伺いを立てたところ「争いをやめ、競技会を復活せよ」という神託を賜ったと伝えられています。アポロは最高神ゼウスの息子で光輝くイケメンの太陽神。音楽、医療の神でもありました。
神託の通り、争いが疫病蔓延の原因であるのなら、元来「平和の祭典」である東京2020オリンピック、パラリンピックが開催されたことは世界の安寧のために意味あることかもしれません。
さて、近代オリンピックの夏季大会は1896年、古代オリンピックの祭典に敬意を表し、第一回はアテネ(ギリシャ)で開催されました。2度の世界大戦で大会の中断を余儀なくされたものの、この第一回から継続された競技の一つが「フェンシング」です。今回はクイーン・エリザベスの船上でも定期的に開催されているイベント、フェンシングについて調べてみました。
え?フェンシングって、なんだか馴染みがないですよね。日本人にとって剣道は柔道と並び誰しも知るように、中世の剣術から発展した競技、フェンシングは欧州ではとてもポピュラーな種目なのだそうです。目にもとまらぬ速さで勝敗が決まる競技のため、楽しく観戦するには基本ルールだけでも押さえておきたいですよね。
フェンシングは一瞬の隙を狙う素早い剣の応酬が最大の魅力です。個人、団体ともにフルーレ、サーブル、エペの3つの種目があり、それぞれ有効面(オレンジ色の相手を突くポイント)の範囲が異なります。動きがあまりに速いため、判定には「電気審判機」が使われ、試合はピストと呼ばれる伝導性パネルの上で行われます。照明が落とされた試合会場で、ライトアップされた2人が剣を激しく交わす姿は幻想的かつ、まばたきもためらうほどの緊張感です。
Foil(フルーレ)
攻撃は胴体への突きだけ。攻撃の優先権があり、攻撃ー防御ー攻撃ー防御といった攻防が瞬時に行われる戦いが特徴です。
Sabre(サーブル)
剣身のどの部分でも攻撃ができるため、突きと斬りがあります。有効面に触れただけでランプが点灯しますが、フルーレと同様に攻撃の優先権があり、駆け引きが繰り広げられます。
Épée(エペ)
全身が有効面。同時に突いて、ランプが両側点灯すれば両方の選手にポイントが付きます。判定がシンプルでわかりやすいため初心者でも観て楽しむことができます。
東京2020オリンピックのフェンシング競技では男子団体エペで日本初の悲願、金メダルを獲得しました!!おめでとうございます。
オリンピック観戦でフェンシングの基礎知識を得たら、2024年に東京発着のクルーズを実施するクイーン・エリザベスの船上でフェンシング体験はいかがでしょうか?
現在、クルーズ船でフェンシングイベントを開催しているのはキュナードの船だけで、全く未経験の方でも参加できる1時間のレッスンが行われています。白の専用ジャケットを着用し、防護マスクを被り、剣を持てばヨーロッパのアスリート気分が味わえます。めったに経験できない機会ですので、是非チャレンジしてみてください。また、フェンシングのデモンストレーションも行われるそうですから、こちらも楽しみですね。
※イベント内容は変更となる場合があります。
クイーン・エリザベスは2023年に続き、2024年も3月~5月にかけてゴールデンウィークをはさみ、東京発着にて6クルーズ実施します。人気のグリルクラスのお部屋も今ならお取りすることができます。ぜひ、ご乗船をご検討されてはいかがでしょうか。
英国の伝統と格式あるクイーン・エリザベス、他船では体験できないフェンシングイベントで船上にいながらにしてヨーロッパの気分を味わえる旅に出かけてみませんか?
船旅にご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、または郵船トラベルのホームページをご覧ください。 お待ちしております!!
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■神 戸☎ 078-251-6218
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