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飛鳥Ⅱとラグジュアリーバス“ゆいプリマ”で春の淡路島を巡る「すごろく風の旅」を楽しみませんか



 淡路島、ちょっと気になる日本でもっとも大きな島、3月に実施する郵船トラベル謹製、飛鳥Ⅱに乗船後は“ゆいプリマ”で淡路島をぐるっと一周する「すごろく風の旅」に興じてみませんか。楽しい時間が過ごせるひとコマひとコマをご紹介します。サイコロの目に関わらず、すべての場所で留まってみてくださいね。


飛鳥Ⅱ洋上初の露天風呂

①横浜港 スタートはそろそろ桜も咲き始める3月24日(木)、横浜港にて飛鳥Ⅱに乗船、17:00出港です。
 翌日は終日クルーズ、クルーズ船では唯一の露天風呂、春の日御膳、春の日ディナーなどのグルメや口笛奏者のステージなどで飛鳥Ⅱをめいっぱいお楽しみください。


3列シートのゆいプリマ

②神戸港 3月26日(土)、09:00に神戸港で下船、大型バスのサイズでありながら、定員18名のラグジュアリーバス“ゆいプリマ”がお出迎え。横3席(2席+1席)でゆったり過ごしながら一路、淡路島に向かいます。途中、全長3,911mで世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」を通行します。 


青の舎御膳(イメージ)

③青の舎(あおのや) 2008年より淡路島でアミューズメントパークやイベント開催などを行ってきたパソナグループが2020年淡路島に本社機能の一部を移し話題になりました。同年、淡路島の西海岸に劇場&ソーシャルディスタンスレストラン「青海波(せいかいは)」がオープンしました。4か所の施設の中で、全国100以上の酒蔵から厳選した熟成古酒を集結したショップ&バー「古酒の舎(こしゅのや)」にご案内します。希少な長期熟成の古酒との出会いをお楽しみください。その後、淡路島で初めてのお食事タイム、全席海に面し、遥か小豆島を望む「青の舎」にてご賞味いただく青の舎御膳は瀬戸内の海の幸をふんだんに使い、握りずしも含まれているので楽しみです。


複製されたシスティーナ礼拝堂(大塚国際美術館)

④大塚国際美術館 昼食後、淡路島を縦断し約1時間で鳴門の渦潮で名高い「大鳴門橋」を渡ります。海外旅行が気楽でない今、徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」が注目されています。オロナミンCでおなじみの大塚製薬グループが創業75周年記念事業として開館した美術館は西洋名画などを原寸大の陶板焼きで複製したユニークな美術館。ミケランジェロの『最後の審判』はバチカンのシスティーナ礼拝堂を再現したシスティーナホールの天井を飾っています。ゴッホの『ひまわり』やモネの『睡蓮』、ピカソの『ゲルニカ』などの名画の数々は欧州各地を旅する気分になること間違いなしです。


ホテルアナガ

⑤ホテルアナガ 淡路島の南端、大鳴門橋を臨む阿那賀に海外のリゾートを思わせるホテルが広大な敷地に姿を現します。三洋電機の創業者、井植歳男氏が「日本にも欧米にあるような本格的なリゾートを」と熱望し、関連事業として1987年に開業しました。当時としてはまだ日本にはほとんどなかった景観と一体型のラグジュアリーなオーベルジュです。今夜はここで1泊、美食家の舌をうならせてきた本格的なフレンチディナーをお楽しみください。


戎舞(淡路人形座)

⑥淡路島人形座 3月27日(日)、ホテルでゆったり過ごした後は福良港にほど近い「淡路人形座」で縁起の良い『戎舞』鑑賞を楽しみましょう。淡路人形座についてはこちらのブログにも詳しくご紹介していますが、今回は舞台裏の仕掛けがわかるバックステージツアーも含まれているので感動もひとしお!生きているように見える人形と記念写真を撮ることもできます。


オーベルジュフレンチの森

⑦オーベルジュフレンチの森 この日のランチは青海波同様、パソナグループが手掛け、2021年にオープンしたかわいらしい3つの棟に分かれた宿泊可能なレストラン。それぞれ、和フレンチ、燻製フレンチ、ヌーベルキュイジーヌとテーマが異なり、個性的な3人のシェフが手掛けます。まだどのレストランなるかは決まっていませんので到着してからのお楽しみです。


のじまスコーラ

⑧のじまスコーラ 淡路島最後に立ち寄るのは「のじまスコーラ」。スコーラはイタリア語で学校を意味し、その名の通り、閉校した小学校を改装した複合施設です。淡路島の特産品を販売する「マルシェ」や黒糖のジェラートが人気の「カフェスコーラ」、キスしてくれるアルパカがいる「のじま動物園」など楽しみいっぱいです。淡路島での思い出を沢山作ってください。

⑨神戸空港 楽しかった時間もあっという間にすぎてしまいゴールが近づいてきました。淡路島を後にしてもうすぐ神戸空港です。神戸空港は小さくて搭乗手続きも簡単、スイーツの街に相応しいお菓子の数々、オーブントースターで温めると絶品の「観音屋デンマークチーズケーキ」や辛党ならお酒にあう「蛸のやわらか煮」「いかなごのくぎ煮」などの神戸ならではのお土産もお買い求めいただけるので旅の余韻に浸ってくださいね。

 いかがでしたでしょうか。淡路島に行ってみたくなったと思っていただけたのではないでしょうか。飛鳥Ⅱと二日間のラグジュアリーバスでのゆったり旅、桜の開花も期待できる、1年で最も季節のよい3月下旬に「すごろく旅」は実施されます。スタートからゴールまで、楽しい時間をお過ごしいただけること間違いなしです。募集人数に限りがありますので、ぜひともお早目にお問合せください。
※施設訪問の順番は道路状況等により入れ替わる場合があります。
※淡路島についてはこちらのブログもご覧ください。

✿2022年3月24日(木)▶3月27日(日) 横浜発/羽田・茨城・仙台着
 飛鳥II&ゆいプリマで行く 淡路島を巡る旅 4日間 


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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2022年01月27日 | Permalink

日本の中心は淡路島だった? ~神話に彩られた秘密を戎さまと探りましょう~

淡路島の伊弉諾神宮にある石碑(陽の道しるべ)


 世界地図を初めて見たとき、日本列島はなんて小さいのだろうかと驚きながらも「あれ、アフリカって九州に似てる?」「オーストラリアは四国みたい?」よくよく見ると本州こそユーラシア大陸なのでは、と思ったことはありませんか。

 明治時代の新宗教の開祖は「日本は世界のひな型である」と唱え、最近でもネット民の話題になったことがあります。つまり、世界の陸地をギュッと縮めると日本列島になるということのようです。それでは記紀(古事記、日本書紀)の国生み神話に登場し、日本で最初に生まれた島とされる淡路島は世界のどこに相当するのでしょうか。


キプロス島

 瀬戸内海が地中海に当てはまることは容易に想像できるので地中海の島を探してみました。淡路島あたりにある島はキプロス島、形もなんとなく似ています。なにより、この島にはギリシャ神話の最高神ゼウス以下12神が住まう宮殿があると言われているオリンポス山(ギリシャにもオリンポス山はあります)があり、天地創造の舞台として淡路島と符合する点があるようです。とはいえ、これは神秘家の間での一説に過ぎず、真偽は定かではありません。それでは古事記に描かれた日本の「国生み」の様子を見てみましょう。 


国生みをされる伊邪那岐、伊邪那美

 伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)は高天原の神に大八島(日本列島)を造るように命じられました。まだ漂っていた大地を完成させるために天浮橋(あめのうきはし)に立ち、天沼矛(あめのぬぼこ)で混沌としていた大地を掻き混ぜると矛から滴り落ちたものが積もって淤能碁呂島(おのごろじま)となりました。
 ニ柱の神は淤能碁呂島に降り立ち「国生み」のため結婚の儀式を行います。ところが、最初は天の御柱(あめのみはしら)を左右から回り、出会ったところで女性神の伊邪那美から先に求愛の声をかけたため、不具の子である水蛭子(ヒルコ)が生まれ、葦船に乗せて海に流してしまったそうです。現代であれば、女性蔑視、育児放棄と糾弾されそうですが、神話なので仕方ありません。
 改めて伊邪那岐から求愛し無事に結婚が成立。その後、淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島の順に次々と島を生み出し最後に本州ができたそうです。


上立神岩(沼島)

 おや、最初に二柱の神が降り立ったとされる淤能碁呂島はどこにあるのでしょうか。神話では最初に生まれた島は淡路島とされているのですが、淤能碁呂島のことではないようです。一説では淡路島の南の沖合、4.6kmに浮かぶ沼島(ぬしま)が淤能碁呂島ではないかと言われています。この島には高さ30mの上立神岩(かみたてがみいわ)という奇岩があり、これが二柱の神が結婚するときに回った天の御柱だと伝わっています。
 沼島は鱧の水揚げでとても有名な島。夏のシーズンになれば、南あわじ市の土生(はぶ)港から渡し船に乗り、沼島の鱧を食べにくる観光客でにぎわいます。

 さて、話は淡路島に戻ります。淡路島の中央には社格が高く、日本最古の神社(諸説あります)と言われている伊弉諾神宮が鎮座しています。その名の通り伊邪那岐の神をお祀りしているのですが、ここにはちょっとユニークな石碑があるのです。その名も「伊弉諾神宮を中心とした太陽の運行図(陽の道しるべ)」。口絵の画像をご覧いただくと一目瞭然、伊弉諾神宮を中心として、日本の主要な神社と神秘のラインで結ばれていたのです。
 東・・・伊勢皇大神宮(内宮)
 西・・・海神神社(対馬國一ノ宮)
 南・・・論鶴羽神社
 北・・・出石神社(但馬國一ノ宮)
 
 夏至・・・日の出の方向に熊野那智大社。日没の方向に高千穂神社
 冬至・・・日の出の方向に諏訪大社。日没の方向に出雲大社


戎舞(画像提供:淡路人形座)

 それがどうした、と思った方も多いかもしれません。ですが、日本建国当時、磁石も測量機器も、ましてやインターネットもドローンもない時代に日本を守る結界のように主要な神社が配置され、さらに淡路島が日本の中心であるかのごとく存在しているのはなんらかの、隠された意味があるのかもしれません。エネルギーが集中するパワースポットと感じる人も多いようです。

 それはさておき、葦の船で流された水蛭子が心配です。その後どうなったのでしょうか。安心して下さい、淡路人形座にゲストエンターテイナーとして出演されていました。海に流された水蛭子は摂津國(阪神間)に流れ着き、海を領する神「夷三郎殿」として西宮大明神となり祀られることになりました。そうです、あの福男の神事が行われる西宮神社です。1月9日の宵えびすの夜、神馬に乗った戎さまが市中を巡行されるとのことで、上を向いた松の葉で戎さまが傷つかないようにと「逆さ門松」を掲げるそうですから、大変大切にされているようです。


逆さ門松(西宮神社)

 淡路島では江戸時代初期から庶民の楽しみとして淡路人形浄瑠璃が演じられてきました。第二次世界大戦後、観客数の減少や財政難などにより継続が困難になりましたが、「郷土の古典芸能を守ろう」という気運が高まり昭和39年(1964)に「淡路人形座」が誕生、昭和56年(1971)に国指定重要無形民俗文化財として指定されました。それでは淡路人形座で人気の戎さまの演目をご紹介します。

<戎舞>

 戎さまが釣竿を担いでやってきました。庄屋さんはお神酒を出します。盃を飲み干した戎さまは、自分の生まれや福の神であることを話しながら舞い始めます。海の幸、山の幸を前にみんなの願いを叶えようと、お神酒を飲み、酔った戎さまは舟に乗り、大きな鯛を釣り、めでたし、めでたしと舞い納めるのでした。

 戎さまはみごと故郷の淡路島で凱旋公演を果たし、お住まいになっている西宮でも多くの信仰を集め、ご趣味の釣りに興じ、幸せに過ごしていらっしゃるようです。もし、淡路島に訪れる機会がありましたら、日本の中心ともいえる場所で海を守り、福を授けて下さる戎さまとともに楽しい時間をお過ごしになってはいかがでしょうか。
 郵船トラベルでは、飛鳥Ⅱに乗船後、ラグジュアリーバスのゆいプリマで淡路島を巡り、淡路人形座で「戎舞」を楽しむプランをご提供しています。皆様のご参加をお待ちいたしております。
✿2022年3月24日(木)▶3月27日(日) 横浜発/羽田・茨城・仙台着
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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2022年01月19日 | Permalink