ムアラ(ブルネイ)[味覚で巡るアジア]
豪華クルーズ客船でブルネイに寄港する。聞いただけでゴージャスですね。
2019年は飛鳥IIとぱしふぃっく びいなすがブルネイのムアラを訪ねます。
ブルネイのお料理はマレー料理、中国料理、インド料理の影響を受けたものが多く、独自のものはあまりないようですが、そんな中で800年以上前からブルネイで食べられているというのが、「アンブヤット」です。
アンブヤット(Ambuyat)
サゴヤシの木から採れるデンプン質を小麦粉状の粉末にしたものを、お湯で戻して粘りが出るまで混ぜます。これを竹製のフォークで巻き取って、カカー(cacah)というすっぱい果物ソースにつけていただくお料理。ソースには辛味を付けるためチリパウダーを加えることもあります。
素材自体の風味はあまりなく、タピオカに似ています。
2019年はアジアクルーズで決まり!
マニラ(フィリピン)[味覚で巡るアジア]
飛鳥IIで働く多くのフィリピン人クルーのふるさとでもある、フィリピンの首都マニラ。
16世紀末にスペインにより植民地化された歴史があり、マニラ大聖堂(Manila Cathedral)や、フィリピン最古の石造建築の教会で「フィリピンのバロック様式教会群」として世界遺産に登録されているサン・アグスチン教会(San Agustin Church)などの西洋風建築が残ります。
2019年の飛鳥IIアジアグランドクルーズではイメルダ大統領夫人がローマ法王の訪問にあわせて建てた贅を尽くした迎賓館「ココナッツパレス」の見学など一般のマニラ観光とはひと味違ったツアーが計画されています。
さて今日ご紹介するお料理はフィリピンの代表的なお料理です。
アドボ(Adobo)
アドボはタガログ語で「漬け込む(マリネ)」という意味で、豚肉や鶏肉を、醤油、ビネガーで煮込んだものです。胡椒、にんにくなどの香辛料や調味料で味付けされており、炊いたご飯に乗せていただきます。どこの家庭でも作られる家庭料理です。
カレカレ(Kare-kare)
お肉と野菜をピーナッツソースで煮込んだお料理でシチューに似ています。
お肉は牛テール、牛肉、ヤギ肉、鶏肉などいろいろなバリエーションがあります。お野菜はナスや白菜、そしてバナナの花がよく使われます。唐辛子で味付けしたり、バゴーンというフィリピンの塩辛を添えていただくこともあります。
シニガン(Sinigang)
タマリンドで味付けされた酸味のあるスープまたはシチュー。具材は魚肉、豚肉、牛肉、エビ、鶏肉、トマト、ニンニク、玉ねぎなどが使われます。
フィリピン編は今回までとなります。次回はブルネイの味をご紹介します!
飛鳥II 2019年アジアグランドクルーズ
Aコース(横浜発着)
旅行期間:2019年1月28日(月)~3月1日(金)
日数:33日間
Bコース(神戸発着)
旅行期間:2019年1月29日(火)~2月28日(木)
日数:31日間
2019年はアジアクルーズで決まり!
イロイロ(フィリピン パナイ島)のディナギャン・フェスティバル [味覚で巡るアジア]
2019年のぱしふぃっく びいなす海外ロングクルーズ「輝けるアジアクルーズ」の寄港地でちょっと面白いイベントがあります。
毎年1月第4週の土曜日と日曜日にフィリピンのパナイ島(Panay)イロイロ市 (Iloilo)で開催されるお祭りで、フィリピンとキリスト教の寓話をベースにした踊りとステージが競技会形式で披露されるのですが、これが何とも派手で熱狂的なのです。
土曜日は「カサジャハン・フェスティバル(Kasadyahan)」といって、パナイ島や周辺の島々の部族が地元の特産物を身にまとって踊ります。踊り手は主に女性です。
日曜日は「ディナギャン・フェスティバル(Dinagyan Festival)」といって、イロイロ周辺の部族の男性が全身を植物から作った天然染料で黒く塗り、先住民の煌びやかな衣装を身に着けて、100人もの太鼓隊のリズムに合わせて踊る「アティアティ(Ati-ati)」のコンテストが行われます。
旧庁舎前のコンテスト会場では、移動式の階段状ステージを駆け上ったり飛び降りたりしての躍動感ある迫力満点のパフォーマンスが披露されます。
最近では海外からも注目を集めるようになり、「参加したい」とイロイロを訪れる観光客が増えフィリピン観光省の「ベスト観光イベント」に何度も選ばれています。
ぱしふぃっく びいなすのお客様には専用の観覧席がご用意されますので、どうぞお楽しみに!
さて、本日のご当地グルメは、イロイロ名物をご紹介します。
ルンピアン・ウボッド(Lumpiang Ubod)
揚げ春巻きのようなお料理で、エビ、タケノコ、タマネギ、ニンジンから作った具材が詰まっています。
バッチョイ(Batchoy)
レバーやモツを具材にした塩味スープのラーメンです。現地ではインスタントもあるほどの定番メニュー。
パンシット・モロ(Pancit Molo)
ワンタンスープのようなスープ料理で、お肉やエビ入りのダンプリング(餃子)が入っています。
イロイロのお料理は中国料理の影響が強いようです。
お祭りなので食べ物の屋台もあります♪
ぱしふぃっく びいなす 輝けるアジアクルーズ
Aコース(横浜)
旅行期間:2019年1月16日(水)~2019年2月19日(火)
日数:35日間
Bコース(神戸発着)
旅行期間:2019年1月17日(木)~2019年2月18日(月)
日数:33日間
ボホール島(フィリピン)のチョコレート・ヒルズ [味覚で巡るアジア]
セブ島から船で2時間ほどのボホール島には、チョコレート・ヒルズという美味しそうな名前の名所があります。島の中心部にある1268もの石灰岩でできた小山は、乾季になって草が枯れると茶色くなって、まるでチョコレートがぽこぽこ置いてあるような景観になるのです。
チョコレート・ヒルズにちなんで、今日はフィリピンのスイーツをご紹介します。
ハロハロ (Halo-halo)
超・定番スイーツの具だくさんの甘~いかき氷。ミルクのかき氷の上に果物やナタデココ、ココナッツ、トウモロコシ、タピオカ、ゼリーなど、そして特徴的な紫芋のアイスクリームが乗っています。これに練乳をかけて混ぜていただきます。ハロハロとはタガログ語で「混ぜこぜにする」という意味なのだそうです。
独特の甘さを、ぜひご堪能あれ…。
マンゴー
濃厚な甘みのマンゴーはデザートにぴったりです。フルーツとしていただくのはもちろん、フィリピンでは熟していないマンゴーを野菜としてお料理に使ったり、ピクルスにして食べたりもします。お土産にはドライマンゴーが人気です。
チョコレートの山♪
ぱしふぃっく びいなす 輝けるアジアクルーズ
Aコース(横浜)
旅行期間:2019年1月16日(水)~2019年2月19日(火)
日数:35日間
Bコース(神戸発着)
旅行期間:2019年1月17日(木)~2019年2月18日(月)
日数:33日間
セブ島(フィリピン)のレチョン [味覚で巡るアジア]
フィリピンのほぼ中央にあるリゾートアイランド、セブ島。小さな島が点在するビサヤ諸島の中にある南北に細長い島です。近隣の島をボートで巡るアイランドホッピングや、シュノーケリングやダイビングといったマリンスポーツが楽しめる南国の楽園です。ホテルやショッピングモールも充実しています。
さて、アジアの食がテーマのこのシリーズ、今日は代表的なフィリピン料理をご紹介します。
フィリピンにはスペインと中国の影響を受けて発達した個性的なメニューがたくさんありますが、味付けが比較的マイルドでアジアのピリ辛料理が苦手な方にも食べやすいものが多いようです。
レチョン(Lechon)
セブの名物の豚の丸焼き。スパイスで味付けされカリカリになるまでじっくり焼かれた皮の下にはジューシーなお肉。現地にはズブチョンというレチョンレストランがあり人気です。
シシグ(Sisig)
豚の頰肉や耳などあらゆる部分を細かく刻み、ガーリックやオニオン、唐辛子などを混ぜて炒め醤油やビネガーで味付けしたもので、白いご飯やビールとの相性が抜群です。
クリスピー・パタ(Crispy Pata)
豚足やすねの部分を茹でたものを油でカリカリに揚げたお料理。フィリピンの醤油トヨ(Toyo)にビネガー、タマネギが入ったソースでいただきます。アチャラ(Achara)というパパイヤのピクルスが添えられます。
パンシット・カントン(Pansit Canton)
パンシットとは麺のことで、パンシット・カントンは具だくさんの焼きそばです。
豚肉または鶏肉と、キャベツ、人参などの野菜を一緒に炒めたもので、少しとろみがあります。現地ではインスタント麺もあるほどの定番メニューです。
作家、タレントとしても活躍し、CNNでグルメ旅番組のホストも務めるアメリカ人シェフ、アンソニー・ボーデイン氏によると、アメリカ料理界では最近フィリピン料理への関心が高まっているとのことです。そのうち日本にもフィリピン料理ブームが来るかもしれませんね。
ぱしふぃっく びいなす 輝けるアジアクルーズ
Aコース(横浜)
旅行期間:2019年1月16日(水)~2019年2月19日(火)
日数:35日間
Bコース(神戸発着)
旅行期間:2019年1月17日(木)~2019年2月18日(月)
日数:33日間
2019年はアジアクルーズで決まり!