アイスランド・グリーンランド紀行~5日目 その2~
北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、前回は番外編として少し脱線させていただき、先日訪れたアイスランドイベントについてお話させていただきましたが、今回はアイスランド1周の旅に再び時計の針を戻し、ヘプン(Höfn)村へ向かう途中のゴールデンサークル観光について、お話したく思います!!
■5日目 ゴールデンサークル観光
時刻はお昼過ぎ。 相変わらずの晴天の中、地球の割れ目ことシングヴェトリル国立公園(Þingvellir National Park)を観光し、車は巨大な間欠泉のあるゲイシール(Geysir)へと向かっております。
前々回にお話した馬や羊との触れ合いももちろんですが、当たり前のようにある非日常である自然も忘れてはいけません。
何もない。本当に地平線まで何もないところで車を停め、道路の外へ降り立ちます。
遠巻きに警戒していた羊たちを再度、追いかけてみます。わかってはいましたがなかなかのスピードで、群れをなして逃げて行ってしまいました。
ここまで避けられると、この旅が終わるまでになんとしても一度は触れてみたい、強くそう思わせてくれます。
目的地に向かおうと後ろを振り返ると、自分で停めていながら、乗っていた車がCMさながらの様子で佇んでいて驚いてしまいました(笑)
シングヴェトリル国立公園(Þingvellir National Park)から1時間ほど車を走らせ、ゴールデンサークル2番目のスポット、ゲイシール(Geysir)に到着しました。
アイスランド・グリーンランド紀行~番外編~
北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、しばらく更新がなく、楽しみにされていた方(?)おられましたら申し訳ございませんでした。今回は少しいつもと趣向が変わります。
前回はグリーンランドを惜しみつつ、夜中にアイスランドへ無事帰還したところまでお伝えしましたが、今回は番外編として、先週参加したアイスランド関連のイベントについて、ご報告したいと思います!今回は日本でのお話です(笑)
■番外編 アイスランドトークショー、絵の展示即売会
某日、都内某所。かすかに薫る北欧の匂いを嗅ぎつけ、あるビルの中へやって参りました。
上階にあるカフェに入ります。
この日は10年ほどアイスランドの写真を撮り続けている写真家の方がトークショーをされるとのことで、おしゃれな店内は多くの方々が集まっています。貴重なお話しを聞き、撮影されたアイスランド写真のスライドを見せていただきました。
私のお目汚しブログの素人撮影とは、目を向ける被写体や技術など、クオリティが全く異なります(笑)
写真を見ながらのお話は何回も訪れたことのある方ならではのもので、ガイドブックにも載っていないことはもちろん、1周した私も知らない内容が多々あり、とても楽しい時間を過ごすことができました!
また、お見せいただいた写真は冬に撮られたもので、映像には吹雪いているような場面もありました。雪が降る直前までしか訪れたことのない私にとっては、非常に興味深いものでした。
特に印象に残ったのは、このブログでもお話しさせていただいておりますレイキャヴィーク市街から離れた地平線まで何もない景色が続いている台地が一面真っ白で曇った空と一体化しており、道路以外の景色が全て白!
とてもとても寒いのでしょうが、冬のアイスランドにもいつかは一度、行ってみたくなりました。
2日目に訪れたブルーラグーンにゆっくりとつかりながら、ビール片手に雪見酒をしたいものです。
そしてもう一つ、絵画の展示についてです!
このブログでもたびたび書かせていただいております、アイスランドを代表する世界的アーティストであるシガーロス(Sigur Rós)の最も有名なアルバムの1つである、アゲイティス・ビリュン(Ágætis byrjun)のアートワークを担当した、ゴッチ・ベルンホフト(Gotti Bernhöft)さんの原画が展示されていました。非常に近くで見ることができたことに加え、なんと購入もできるそうで、私も含め皆様大興奮でした!
アイスランド・グリーンランド紀行~5日目 その1~
北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、前回はグリーンランドを惜しみつつ、夜中にアイスランドへ無事帰還したところまでお伝えしましたが、今回は旅のメインとしておりました1周の旅について、お話したいと思います!
■5日目 アイスランド1周スタート!ゴールデンサークル観光
午前7時。前日は移動疲れで午後10時には寝てしまったので、頭もすっきりと冴えています。
すっきりと冴えていたのは快眠できただけではありません。日本にいるときから綿密に計画を立て、とても楽しみにしていた1周 約1800キロの旅が始まろうとしているからです!
この日の宿のフレンムルスクエア(Hlemmur Square)を早々に後にし、レンタカーショップへと向かいます。
レンタカーは2日目に予約したお店と同じ所です。
2日目と同じようにチョルトニン(Tjörnin)湖の鳥たちを眺めつつも、重たいキャリーバッグをひきながらでこぼこした石畳の上を苦労して歩き、ようやくお店に到着します。
今回も無事、日本から手続きできていたようで安心しました。
FullProtection(無傷)、ガソリン満タンでの返却と前回と同じ説明をいただき、この数日間を共に行く相棒と対面します。
思いのほか新しくぴかぴかな車体に、細い道でぶつけたりしてしまったらどうしようかと不安になりますが、どこを走っていてもこの国の道の広大さを思い知ることとなり、この心配は杞憂であったことに気付くのは、そう遠い話ではありませんでした。
日本から手配して持参していたポケットWifiで位置情報を取得して、スマートフォンでナビをセットします。この日の予定はアイスランドに行けば皆様必ずと言って良いほど訪れる定番コース・ゴールデンサークルを観光しつつ、レイキャヴィークから約450キロ、アイスランドの南東に位置する小さな村、ヘプン(Höfn)にて一泊することとなっております。初めからなかなかの大移動です。
これでもかというほどギアやボタン、周囲の安全を確認します。怯えながらも、いざ出発です!!!
この日も快晴(北欧でこれだけ天気に恵まれるのはこれは奇跡的といえます!)、しばし別れるレイキャヴィークは、きらきらと輝いていました。
アイスランド・グリーンランド紀行~4日目 その3~
北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、前回は大自然を感じながらのハイキングについてお伝えしましたが、今回はヌークでの最後の夜、翌日のアイスランドへ再びの帰省まで、お話したいと思います!
■4日目 ヌーク観光(夜)
時刻は午後9時。
インフォメーションセンターのガイドさんとの待ち合わせ通り、時間通りに先ほどのカルチャーセンターへ向かいます。
無事合流、よし行くぞ、とガイドさん。向かった先は近くのバーです。
ひとりでは絶対に入ることはなかったであろう外観です。重厚なドアを恐るおそる抜けると、映画でよく見た光景が広がっていました。
緊張を紛らわすため、ひとまずビールを注文します。
ガイドさんが注文しに行ってくださり、しばし1人に。異空間で1人になることは、例えどんなに短くとも、なんとも不安なものです。こ慣れた雰囲気を出すために余裕の顔を装いつつ、心の中でガイドさんが戻って来てくださるのを心待ちにします。
ほどなくして、ビールが運ばれてきました。
アイスランド・グリーンランド紀行~4日目 その2~
北欧の素晴らしさを伝えるアイスランド・グリーンランド紀行、前回はグリーンランドの首都・ヌーク中心から郊外のツアーについてお話させていただきましたが、今回は雄大な山のハイキングについてお話したいと思います!
■4日目 ヌーク観光(午後1時頃~夜)
お昼を少し回ったころでしょうか。
インフォメーションセンターのある市の中心部から車で15分ほどのところより、開発中の山にたどり着きました。これを考えると、ヌーク市内の車で行ける範囲は、全長40キロほどではないでしょうか。
さすがは世界一人口の少ない首都、と言うべきでしょうか。午前中にいろいろな常識を覆され、少しのことでは驚かない自分もおります(笑)
急なこう配などはありませんが、ピクニックと呼ぶにはあまりに屈強な山です。
この山を山頂・・・まで目指すと翌日の帰りの飛行機の時間になってしまいます。
ガイドさん曰く、休憩を挟みながら3時間ほど歩いた所に絶景スポットがあるとのこと。そこを目指し、2時間半ほどかけて戻ってくるプランとのことです。
3時間も歩くことは久しくなかった私ですが、そこは『海外の誰にも知られていない場所で貴重な経験をしている!』と言い聞かせ、その興奮で疲れをカバーしようと、心に決めました(笑)実際、非常にわくわくしております。
いざ出発です!!
靴ひもを固く結びます。風が強いので防寒着もしっかり着こみました。気温は風も強く、10℃を切るくらいでしょうか。
道は歩道などはもちろんありませんが本当に緩やかで、どこの地面も苔に似た草が一面に敷き詰められ、ふかふかしています。トレッキングシューズでなくウォーキングシューズで十分登ることができました。