にっぽん丸 7/21(木)船上食事会~夏休み特別企画~
夏休み特別企画で、にっぽん丸を体験いただける船上食事会を開催します!
ご家族で、またご友人・お仲間とぜひお楽しみください。
お申込みはこちら↓です。
☆にっぽん丸 横浜港停泊中 船上食事会 ダイニングルーム「瑞穂」 (横浜港停泊中)<7月21日(木)>
☆にっぽん丸 横浜港停泊中 船上食事会 ダイニングルーム「春日」 (横浜港停泊中)<7月21日(木)>
通船(つうせん)ってなあに
6月3日早朝、朝焼けの日本海を航行したにっぽん丸は、島根県の大社漁港に寄港しました。
島根県には有名な境港もありますが、今回の大社漁港はその名の通り出雲大社にほど近く上陸観光に便利なのです。
写真は大社漁港に停泊したにっぽん丸です。
…はい。陸地が見えませんね。
実はにっぽん丸が停泊しているのは大社漁港の沖合10分程度の位置なのです。
大きなにっぽん丸は大社漁港の岸壁に接岸することができないため、港の沖に碇を下して停泊しているのです。このように沖合で錨を下して停泊することを「錨泊」といいます。
錨泊した場合は、「通船」で上陸します。通船とは本船であるにっぽん丸が着岸できない小さな港に行くための小型のボートで、「テンダ―ボート」とも呼ばれ緊急時の救命艇でもあります。
救命艇というと小さな非常用ボートをイメージしがちですが、通船の船内は手すりには木材が使用され、シートはクッション貼り、全て窓に囲まれており定員は90名程度です。
沖合に停泊した本船の横に乗降用のデッキが下され、お客様が安全に通船に乗り移れるよう用意が整えられました。いよいよ上陸です!

通船の窓から見るにっぽん丸
通船が大社漁港に到着すると、観光協会の方が横断幕で歓迎してくださいました。
この日は通船最終出発の14:00まで、1時間に2~3本の割合で出雲大社や国宝松江城に行かれるお客様のために、沖合のにっぽん丸と大社漁港の間に通船が運行され、思い思いの観光に向かうお客様で賑わいました。
ピーカンの快晴のもと通船のコントロールをしていた「アヒル船長」は真っ黒に日焼けしてしまいました。
こんがり…

評判の船上グルメ~にっぽん丸のウェルカムディナー
6月1日、瀬戸内海上の「にっぽん丸」は航路を西に進めていきます。夕方、瀬戸大橋の下をくぐった頃、メインダイニング「瑞穂」では華やかなフルコースディナーが始まりました。本日は、「インフォーマルDAY」。おしゃれをして料理を楽しまれてるお客様の口元に笑みがこぼれています。
「ご乗船有難うございます」の意を込めてウェルカムディナーと題されたメニューはオードブルの「オマール海老のテルミドールと海老のリゾット」から始まりました。
どこかのテーブルでは、「結婚記念日」のお祝いでしょうか、バンド演奏が聞こえてきて、船長の白い制服が見え隠れしています。
メインの肉料理は「牛フィレ肉のパイ包み焼き 白味噌デミソース」。
「にっぽん丸」は、食事に定評があり、メニューの選定にも力を入れています。
聞くところによると、料理長自らが、寄港地毎にその土地ならではの食材を求めて卸市場に走り仕入れて来るとか、その日のメニューは、仕入れた食材を最大限に生かした仕立てになるので、郷土色豊かで新鮮な材料を使った料理がお客様に提供されます。
デザートは「赤肉メロンと白桃のムース パンプキンアイス添え」。
目にも舌にも美味しいお料理の数々にダイニングが賑わいを増す頃、にっぽん丸は、そろそろ来島海峡大橋の下にさしかかります。
にっぽん丸で鏡割り
ねずみ君からワンテンポ遅れてのんびりレポートしております、にっぽん丸日本一周クルーズ日記。こちらは6月1日の船内での写真です。
穏やかに凪いだ瀬戸内海を航行するにっぽん丸は神戸から乗船のお客様も揃い、いよいよ日本一周クルーズ本番です。
船内では、チャータークルーズ恒例のイベントが始まりました。
鏡のような海面にちなんだ訳ではありませんが、「鏡割り」です。
船内のドルフィンホールで、郵船トラベル「にっぽん丸チャータークルーズ」のスタートに際し弊社社長の磯村の挨拶のあと、これからの航海の安全を祈念して「鏡割り」を行い、記念の升をお配りし、お客様と乾杯でお祝いをしました。
動く歴史博物館「にっぽん丸」
現在、弊社郵船トラベルのチャータークルーズで日本一周中の「にっぽん丸」ですが、にっぽん丸に乗船するとお部屋の廊下に昭和初期に使われていた夕食メニューや当時の客船の写真、船内インテリアデザイン画が額縁に入れて展示されています。

レストランでも夕食時のメニュー台紙に往時の航路図や船の絵が使われており昭和初期に運航していた客船の歴史の一旦に触れることができます。ライブラリーにも昭和初期に運航していた船体模型がさりげなく展示されており、にっぽん丸はさながら動く歴史博物館といった装いです。
大正から昭和そして平成の時代へと戦時中の混乱期を除けば客船の火を消すことなく運航してきたという自負とこだわりをも感じさせてくれます。
商船三井には日本郵船のような歴史博物館はありませんが、動く歴史博物館「にっぽん丸」に乗って歴史を感じるクルーズに出かけてみてはいかがでしょうか。