人生にご褒美を、クイーン・エリザベスの“クイーンズ・グリル”で過ごす特別な時間


荷ほどきも、荷造りもバトラーにおまかせください。


 英国のTV局が制作し、NHKで放送していたアガサ・クリスティ原作の「名探偵ポアロ」、特徴的な口髭と熊倉一雄の吹き替えが印象的すぎて一度見たら忘れられません。几帳面で美食家、人一倍拘りの強いこの人物に仕えるのは大変と誰しも思ったのではないでしょうか。
 「名探偵ポアロ」にはジョージという執事(バトラー)が登場します。実直な人柄で誠実、メイドが不揃いに並べてしまった本棚を謝罪し、ポアロの朝食のために同じ大きさの卵をふたつ用意するなど細かな心配りで気難しいポアロに篤く信頼されている人物です。


キュナードのバトラー

 「名探偵ポアロ」の舞台は1930年代の英国でしたが、現代のバトラーはクルーズ船で活躍しています。クイーン・エリザベスはQ1~Q6のクイーンズ・グリルのお部屋だけ、ルームチュワードに加え、バトラーサービスを行っています
 クルーズ中のあなたは「ご主人さま」、バトラーを使うなんて気後れするとお思いなら心配ご無用、何と言ってもサービスのプロ中のプロです、流暢に英語を話さなくてもご主人さまがなにを所望しているか、察知してくれるのです。お部屋に案内されたら、まずはアンパック(荷ほどき)をお願いしましょう。あっという間にお召し物を美しく、クローゼットに並べてくれます。

 そこで今回は、特別な時間を提供してくれる最高位のお部屋、クイーン・エリザベスのクイーンズ・グリルでの滞在をご紹介します。まず、クイーン・エリザベスの乗客定員は2,081名、内クイーンズ・グリルは132名(2名1室利用の場合)、お部屋数にして66室だけ。キュナード社は航空機輸送が行われる前、英国/米国間の移動手段としてオーシャンライナーを運航していました。当時の階級制度を現代の「ライフスタイル」に置き換え、お部屋によるダイニングとパブリックエリアの区別を行っています。


クイーン・エリザベス Q6のお部屋 右下はバスルーム(お部屋は一例です)


<クイーンズ・グリルのお部屋ご紹介>
Q1:グランドスイート・・・・・・・約128㎡ (4室)  デッキ6、7
Q2:マスターズスイート・・・・ 約102㎡ (2室)     デッキ7
Q3:ペントハウス ・・・・・・・・・・・約47㎡(16室)     デッキ4、5、6、8
Q4:ペントハウス・・・・・・・・・・・・約47㎡(28室)    デッキ7
Q5:クイーンズスイート・・・・・・約45㎡ (6室)     デッキ4、5、8
Q6:クイーンズスイート・・・・・・約45㎡(10室)    デッキ4、5、7、8

 クイーンズ・グリルのお部屋は上記のように6タイプ、最も広いQ1グランドスイートは日本船での最上級のお部屋(約88㎡)より広く、クルーズ代金は日本船の85%くらいの設定です。  全室、木をふんだんに使ったクラシカルなインテリアでありながら、最新鋭の設備で使い勝手がよく、グリルクラスだけお部屋でのインスイートダイニングが楽しめます。クイーンズ・グリルのみソフトドリンクの他、お好みのスピリッツまたはワイン2本をお部屋にご用意(無料)、お食事前のカナッペサービスとともにお楽しみください。また、時にはゆったりしたバルコニーでの朝食もおすすめです。大理石のバスルームにはジェットバス(車椅子対応のお部屋を除く)と独立したシャワーブースがあり、くつろぎのバスタイムを演出します。

※グリルクラス:クイーンズ・グリル(Q1~Q6)に加えプリンセス・グリル(P1~P2)のお部屋を含みます。


クイーンズ・グリルのダイニング

<クイーンズ・グリルのお食事について>
 キュナードの客船はお部屋によりご利用いただくメインダイニングが分かれています。クイーンズ・グリル、プリンセス・グリル、ブリタニア・クラブ、ブリタニア・レストランの4つです。それぞれ該当のお部屋の方専用のレストランで、グリルクラスは営業時間内ならお好きなお時間に利用できます。昼食、夕食のお席は指定席、専任のウェイターがお世話します。たとえば、2名席をご希望ならクルーズの予約時点でリクエストして頂くと可能な限り配慮いたします。また、乗船日にご自分のお席の確認と相談ができるお時間を設けています。
 グリルクラスのダイニングではメニューに掲載していないお料理をリクエストすることができます。和食が恋しくなったら、ごはん、寿司、天ぷら、蕎麦など。できれば前日までにお申し付けいただくと食材があるかぎり対応いたします。但し、日本人シェフによるものではありませんのでこの点はご留意を。


左:コートヤード 右上:シャンパンアフタヌーン・ティーをお部屋で 右下:インスイートダイニング


 インスイートダイニングではレストランのお料理をお食事のすすみ具合を確認してご用意します。時にはグリルクラスのお客様専用のコートヤード(屋外)で潮風に吹かれながらのランチ、星空を眺めながらのディナーはいかがでしょうか。過行く風景がお料理に船旅のスパイスを加えます。
 アフターヌーン・ティータイムはクイーンズ・ルーム(デッキ2)にお出かけしなくても、クイーンズ・グリルでもご提供、クルーズの後半に1度だけガーデン・ラウンジ(デッキ9)で実施するローラン・ペリエ シャンパン アフタヌーン・ティー(別料金/要予約)をお部屋でお楽しみいただくこともできます。


グリルズ・ラウンジとコンシェルジュ

<クイーンズ・グリルその他のサービス>
 上級客室専用のレストランがある客船でも公共施設に専用のエリアを設けていることは少ないのですが、クイーン・エリザベスのグリルクラスではデッキ11に専用レストランの他、お食事前にアペリティフをお楽しみいただけるグリルズ・ラウンジ、ご紹介したコートヤード、専用のテラスもあり、これらの施設はグリルクラスのお客様だけでおくつろぎいただくことができます。グリルズ・ラウンジではコンシェルジュサービスも行っていますので、寄港地観光のご相談や下船時の専用車の手配なども承ります。

 お部屋付きのバトラーには荷ほどきのほか、ステーキハウス・アット・ザ・ベランダのお席やオプショナルツアーの予約、ガライブニングのために美容室の確保やお洋服のプレス、靴磨き、インスイートダイニングの準備などもお申し付けください。そして最後は荷造り、自分では絶対に入らないと思った荷物を魔法のように作ってくれるので驚愕です。


上質のバスローブとスリッパをご用意、お好みのピロー(枕)をお選びいただくこともできます。


<どんなシーンでクイーンズ・グリルを利用するのでしょうか>
 特別感のあるサービスを享受できるクイーンズ・グリル、海外のサイトによりますと、クイーンズ・グリルを利用する常連のお客様の中には、我が家で過ごすようにグリルクラスのエリアだけで過ごす方もいらっしゃるとお聞きしました。常連のお客様以外は、やはり記念日利用のお客様が多いそうです。
●ハネムーン ●結婚記念日 ●退職記念 ●誕生日 ●両親へのプレゼント・・・などなど。決してお安いクルーズ代金ではありませんが、乗船すればそこは英国、海外旅行の気分を味わえ、安心してクルーズできるのは日本発着の外国船ならでは。クイーン・エリザベスのクイーンズ・グリルは人生のご褒美として最適のご旅行かと思います。主人公はあなた、バトラーの手厚いサービスを受けていただき特別な時間を過ごしてください。


 クイーン・エリザベスは2023年に続き、2024年も日本発着クルーズを実施いたします。クリーンズ・グリルのお部屋は大変人気で、2023年のクルーズの多くは現在満室となっています。2024年のクイーンズ・グリルはお取りできるお部屋がまだございますのでこの機会に是非、クイーン・エリザベスへのご乗船をご検討されてはいかがでしょうか。

<クイーン・エリザベス2024年日本発着クルーズ一覧>
【Q412】2024年3月28日(木)▶4月7日(日) 東京発着 11日間
 春爛漫 日本周遊と韓国 
【Q413】2024年4月7日(日)▶4月16日(火) 東京発着 10日間
 春の沖縄リゾートと台湾クルーズ
【Q414】2024年4月16日(火)▶4月26日(金) 東京発着 11日間
 新緑の西日本歴史名所巡り
【Q415】2024年4月26日(金)▶5月5日(日) 東京発着 10日間
 ゴールデンウィーク 新緑の日本周遊と韓国 
【Q416】2024年5月5日(日)▶5月14日(火) 東京発着 10日間
 ビッグバンド・ボール 初夏の九州と韓国
【Q417】2024年5月14日(火)▶5月24日(金) 東京発着 11日間
 初夏の九州と済州島・台北クルーズ


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 英国の伝統と格式あるクイーン・エリザベス、日本にいながらにして英国に旅しているような気分を味わっていただけます。日本発着クルーズは基本のチップがクルーズ代金に含まれ、船内新聞やお食事のメニューも日本語でご案内、日本語を話すスタッフも乗船していますので安心です

 英国パブでエールをかたむけ、ブラックプールさながらのホールでダンスに興じ、時にはフェンシング体験。華やかなガラ・イブニングでおしゃれをお楽しみ頂けるクイーン・エリザベスならではの旅に出かけてみませんか?


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投稿者名 emix-remix 投稿日時 2022年08月30日 | Permalink