天草の夕日 [天草を巡る その4]


東シナ海の大パノラマを臨む天草の西海岸「サンセットライン」。日本の夕日百選にも選ばれた夕日スポットが沢山あり、天草夕日八景など夕日をのぞむには最高です。今回は下田温泉から程近い「鬼海ヶ浦展望所」から海に落ちる夕日のワンショット。この日は風もなく波も静かで、穏やかな天草灘に落ちて沈みつつある夕日の軌跡が海面に映り込み、感涙。

天草は6月の弊社チャータークルーズ「にっぽん丸 ~世界遺産登録記念クルーズ~「神宿る島」沖ノ島・宗像と軍艦島、長門仙崎と天草諸島クルーズ5日間」の寄港地となっております。ドラマチックな絶景をどうぞお楽しみください。


投稿者名 陸(おか)船長 投稿日時 2018年01月21日 | Permalink

天草五橋をのぞむ [天草を巡る その3]


本日は「天草を巡る」シリーズ第3弾です。
キリシタンの歴史から現代に戻って、現代の天草の絶景をご覧いただきましょう。

天草は離島と思われる方も多いと思いますが、実は橋でつながっています。
「天草五橋」は九州本土と天草諸島を結ぶ橋で、昭和41年(1966年)に完成しました。天草では真珠の養殖が盛んであることから別名「パールライン」とも呼ばれ、熊本県の三角から4つの島をへて天草上島まで5つの橋で結ばれています。周囲の自然環境と橋の建設技術を考慮して、「トラス形式」や「PCラーメン形式」「アーチ型」等構造も様々で、当初、建設費を30年かけて回収する予定でしたが、わずか9年で回収が完了し無料になりました。現在、1号橋と並行して全長463メートルの「新天文橋」(仮称)が建設中で、3月には完成予定、2018年度中の開通をめざしているそうです。
天気の良い日に展望台から、天草の島々と共に眺める景色は「素晴らしい」という形容詞以外に思い浮かぶ言葉もなく、思わず息をのむものです。

天草は6月の弊社チャータークルーズ「にっぽん丸 ~世界遺産登録記念クルーズ~「神宿る島」沖ノ島・宗像と軍艦島、長門仙崎と天草諸島クルーズ5日間」の寄港地となっております。優雅なクルーズと寄港地の絶景をどうぞお楽しみください。


投稿者名 陸(おか)船長 投稿日時 2018年01月17日 | Permalink

キリスト教の解禁 [天草を巡る その2]

大江天主堂


本日は「天草を巡る」シリーズ第2弾。キリシタンの過酷な歴史は続きます。

450年前天草に伝わったキリスト教は、この地に根付き栄えましたが、その後キリスト教禁教が始まりました。

それまで「キリシタン大名」が治めていた地に新しい藩主が入ると、キリスト教信者を弾圧し、また厳しい年貢を課すようになりました。やがて領主への反発が高まり、そこへ飢饉の被害も重なり、ついに民衆による「島原・天草一揆」が勃発します。当時16歳の天草四郎を総大将とする一揆は、3万7千人にものぼる一揆軍の死により終結しましたが、その後もキリスト教徒たちは「潜伏キリシタン」となり密かに信仰を続けます。


ガルニエ神父像〈画像提供:熊本県〉

天草四郎像

明治になってようやくキリスト教が解禁され、天草で最も早く建てられた教会が「大江天主堂」です。
現在の建物はその生涯を天草への伝道に捧げたフランス人宣教師「ガルニエ神父」が、昭和8年に地元の信者とともに建てたものです。


東シナ海を臨むのどかな丘の上に建てられたこの教会は、250年間という長きにわたって潜伏しながら信仰を引き継いだ天草のキリシタンをやさしく見守っているようです。


天草は6月の弊社チャータークルーズ「にっぽん丸 ~世界遺産登録記念クルーズ~「神宿る島」沖ノ島・宗像と軍艦島、長門仙崎と天草諸島クルーズ5日間」の寄港地となっております。優雅なクルーズと歴史を感じる寄港地散策をどうぞお楽しみください。


投稿者名 陸(おか)船長 投稿日時 2018年01月14日 | Permalink

崎津のキリシタンたち [天草を巡る その1]

崎津天主堂


今週からは、わたくし“陸(おか)船長”が「天草を巡る」シリーズをお届けします。
天草は6月の弊社チャータークルーズ【にっぽん丸 ~世界遺産登録記念クルーズ~「神宿る島」沖ノ島・宗像と軍艦島、長門仙崎と天草諸島クルーズ5日間】の寄港地となっており、現在、寄港地でお客様に楽しんでいただくための準備が着々と進んでおります。
天草の魅力的な観光ポイントをチラリチラリとご紹介してまいります。

第一弾は日本で22番目の世界遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に含まれる崎津天主堂。漁村にたたずむゴシック様式の教会です。

天草は今から450年前にフランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教を伝えた時、日本のどこよりも早くキリスト教が広まった地域です。戦国時代にはキリスト教布教の拠点となりましたが、やがて江戸時代にキリスト教が禁止されると、崎津でも吉田庄屋役宅でキリストやマリア像を踏ませる「絵踏み」がおこなわれるなど禁教の時代となります。


それでも崎津のキリシタンたちは、密かに信仰を続けアワビ貝の内側の模様をマリア様に見立ててお祈りをしたりなど、漁村独特の信仰が育まれました。ほとんどの村人がキリシタンと発覚する事件「天草くずれ」もありましたが、厳しい取り調べを受けても信仰を捨てず、明治時代にキリスト教が認められるまでの長い間、密かに信仰を続けたのです。これを「潜伏キリシタン」をいい世界史のなかでも非常に珍しいことなのだそうです。

現在の崎津天主堂は1934年に再建されたもので、庄屋役宅の跡地に建設され、弾圧の象徴である絵踏みが行われた場所に祭壇が作られたと言われています。

ちなみに「陸(おか)船長」の陸は、陸(おか)サーファーの陸です。お客様に寄港地で楽しくお過ごしいただけるよう、海よりも陸でお仕事をさせていただくことが多いので…。



投稿者名 陸(おか)船長 投稿日時 2018年01月10日 | Permalink

瀬戸大橋が開通30周年!

昨日は、ぱしふぃっく びいなす就航20周年のお話でしたが、おめでたいお話をもうひとつ!

日本のエーゲ海と称される瀬戸内海のシンボル、瀬戸大橋が2018年4月に30周年を迎えます。
これを記念して橋の香川県側にある坂出港沖で2018年4月7日(土)に花火大会が実施されます。
1万5千発の花火が予定されており、華々しく記念日を祝うとのこと。今から楽しみです。

クルーズでは、ぱしふぃっく びいなすの船上からこの花火を見ることができます。
瀬戸大橋開通30周年記念花火大会クルーズ 4日間<2018年4月7日出発>

各コース人気の花火鑑賞クルーズですが、4月の花火鑑賞クルーズはこのコースのみとなります。
ご希望の方はどうぞお早めにお問合せください。



投稿者名 アヒル船長 投稿日時 2018年01月05日 | Permalink