船から橋を見てみよう!明石海峡大橋の巻
10月1日出発の「ぱしふぃっく びいなす 種子島・天草クルーズ」乗船レポートの続きです♪
さてさて、神戸港を出航した「ぱしふぃっく びいなす」は、種子島へ向けて往路の瀬戸内海を航行中です。瀬戸内海クルーズの楽しみといえば穏やかな海と、船の両側にぽこぽこと現れる瀬戸の島々、そして何と言っても瀬戸三大大橋の通過です。
瀬戸三大大橋とは「明石海峡大橋」、「瀬戸大橋」、「来島海峡大橋」のこと。
10時ちょっと過ぎに神戸港を出発した「ぱしふぃっく びいなす」。予定では最初の「明石海峡大橋」を11時頃通過します。
出航セレモニーに続いてオリエンテーションと救命艇の確認が済むともう11時。前方に橋が見えてきました!
ゆったり動いているクルーズ船ですが、こういうときは意外と速い…!橋がどんどん迫ってきます。
ちなみに「明石海峡大橋」は兵庫県神戸市垂水区東舞子町と淡路市岩屋とを結ぶ橋。なんと世界最長の吊り橋なのだそうです!
かぶりつきで見ているうちに「明石海峡大橋」通過。最高のお天気でとっても奇麗でした!うーん、クルーズって楽しいなぁ。
次の瀬戸大橋は午後3時頃に通過する予定です。それまで船内探検に出発〜。
まずは、いきなりですが(笑)11階デッキの展望浴場です。
出航!紙テープ投げの極意!?
豪華客船の出航シーンといえば、船のデッキと岸壁を結ぶ色とりどりの紙テープ。実際に今でもやってるの…?
はい。やっぱり出航シーンには紙テープが登場します。今回は船の上から「投げる側」の様子をレポートです。
場所は神戸港。2010年10月のチャータークルーズ「ぱしふぃっく びいなす種子島・天草クルーズ」の出航シーンです。
神戸港中突堤(なかとってい)の客船ターミナルは、神戸メリケンパークオリエンタルホテルの1、2階部分に入っています。客船をイメージしたホテルに、実際の客船が並んで停泊するので、ちょっと楽しい風景になります。ターミナルのテラスにはお見送りの方の姿が見えます。
乗船してお部屋も確認し、出港を待つひととき、乗客の皆さんはデッキに出て賑やかなブラスバンドの演奏に包まれ、シャンパンなどをいただきながら出航セレモニーを楽しんで過します。
快晴の神戸港。青空の下、潮風に吹かれながらクルーズ客船のデッキで朝からシャンパン…何と優雅なのでしょう。
これから始まる4日間のクルーズに向けて、わくわくした空気が漂います。
そんななか、船のデッキでは何やらカラフルなものが目の端に映ります。あれはもしかして…。そう、船のスタッフの方が紙テープ投げのテープを配っているのでした。
すかさず、1つ確保。もらって早速投げている方もいます。うーん、ホテルのテラスまで届かせるのは結構難しそう。飛距離が出ずに、下の岸壁に落ちてしまうのですね。お見送りの方の手に届かせるのは、かなり大変そうです。
なにかコツがあるのかも、と周りをきょろきょろ見回していると、デッキの乗客の間に「おおっ」という歓声が上がりました。見るとピンク色のテープが一筋見事に飛んでテラスまで届いていました。お見送りの方がキャッチすると船のデッキでは拍手が沸きあがります。その後も何本かのテープが届き始めました。どうやら、達人がいるらしい…!?
暫くすると、歓声の上がっていた方向からデッキを歩いてきた男性が私のすぐ傍でおもむろにテープを投げました。見事なコントロールと飛距離でテラスに到達。どうやらその方が達人のよう。
慣れた手つきでテープの端をデッキの手すりに結び付けて、男性は去っていったのでした。
なにしろ軽い紙テープなので、思い切って投げないとうまく飛ばないのですね。コツは分かった…ような気がする。
ちなみに私も、そろそろ船が動き出そうという頃、満を侍して投げてみましたが、あらら、あっけなくアウト(笑)。まるっきり飛距離が出ず岸壁さんに別れの挨拶をしてしまいました。
風に舞う紙テープをたなびかせながら船はゆっくりと岸壁を離れてゆきます。
港によっては規則で紙テープを投げられない場合もあるそうですが、青空に色とりどりの紙テープが映える様子はとても綺麗でやはり雰囲気が盛り上がるものです。
快晴の神戸港を背に、瀬戸内海クルーズに出発です。翌日の朝、種子島に到着するまで時間はたっぷり。さあ、何をして過ごしましょうか。
『船から橋を見てみよう!明石海峡大橋の巻』に続く…
ぱしふぃっく びいなす 種子島・天草クルーズ 前編(種子島編)
10月1日(金)から4日(月)まで “ぱしふぃっく びいなす” をチャーターしての種子島・天草クルーズに同行させていただきました。ご参加のお客様、有難うございました!
前日までの雨が嘘のように晴れ渡った神戸港から、4日間の種子島・天草クルーズに出発です。ブラスバンドの演奏とシャンパンで出航セレモニー♪紙テープを投げて、さあ、出航〜。
第1日目は終日クルージング。今回はクルーズが初めてのお客様も多く、まずはたっぷりと船内生活を楽しんでいただけたかと思います。
往路は瀬戸内海経由。このコースでは3大大橋通過が楽しみのひとつです。
11:00頃に明石海峡大橋、15:15頃に瀬戸大橋、18:20頃に来島海峡大橋を通過しました。一眼レフカメラやビデオカメラを構えたお客様も沢山。この景色、カメラマンの血が騒ぎますよね!
この日のディナーはフレンチ、メインショーはアカペラ・グループ「宝船」さんのライブでした。パーカッションもベースもすべて人の声で表現。まるでバンド演奏が付いているかのような音楽を披露していただきました。女性6名とは思えない素晴らしい演奏…もとい歌声!
2日目朝いよいよ種子島(島間港)に到着。島内ツアーに同行させていただきました。晴天に恵まれ、種子島は目に眩しい緑と青空の島。バスの車窓から見えるのは思わず「ざ〜わわ〜♪」と歌いだしてしまいそうな、風になびくサトウキビ畑…初めての景色なのに郷愁を覚えてしまうのが不思議です。道路の両側にはハイビスカスの花が咲き乱れ、どこかハワイの離島を思わせる雰囲気。
門倉岬を観光中、偶然にも火縄銃の試射を見ることができました。実弾の代わりに紙を固めた弾を使っているそうですが、音は本物。目の前での試射は迫力満点でした。この日は気温が高く、まるで真夏のような陽射し。島内観光にご参加のお客様、お疲れ様でした。
次に訪ねたのは、種子島宇宙センター。総面積約970万平方メートル・日本最大のロケット発射場です。「世界一美しいロケット基地」と呼ばれるとおり、美しい海と空、緑と未来的な施設とのコントラストは絶景でした!
全長50メートルの実物大 H - I I ロケットの前が記念撮影スポット。
大崎第一事務所に移動して過去に打ち上げられなかった本物のロケットを見学。これと同じものが宇宙にゆくのです!少年の目をしてロケットを眺めていたお客様が、出発時間が迫り名残惜しそうに展示室を後にする姿が印象的でした。センター内のショップでは宇宙食やロゴグッズが買えます。別の観光コースで「鉄砲館」や「千座の岩屋」に行ったグループもありました。
港に帰る前にお土産屋さんに寄ってショッピング。暑い日だったのでアイスクリームが大人気でした。
ちなみに、種子島でおすすめのお土産は芋焼酎や黒糖、安納芋というサツマイモ、変わったところでは包丁や鋏といった刃物です。
沢山のお土産と共に、港で待つ「ぱしふぃっく びいなす」へ。
この日のディナーは和食、メインショーは「ノブ&フッキー」さんのものまねライブ。コミカルなものまねを披露しながらも歌は本格的!
こうして2日目の夜も更け、明日は次の寄港地、天草です。
後編(天草編)に続く。。。