山内一豊の妻「一番勝負」と高知城
1963年から地方紙に連載された司馬遼太郎の歴史小説「功名が辻」で一躍その名が知れた山内一豊の妻。仲間由紀恵が演じた2006年放映、同名のNHK大河ドラマを記憶されている方も多いかと思います。内助の功により、夫の山内一豊が出世し、初代土佐藩主として慶長6年(1601年)高知城を築きました。
一豊は一国一城の主となるまで織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑に仕え、大変な苦労を重ねてきましたが、それを支えたのが妻の千代だと伝えられています。今回は有名な逸話のひとつをご紹介します。
一豊の父は岩倉織田家に仕えていたため対立していた同族の織田信長に主君を攻め滅ぼされ討死。山内家は離散の憂き目に遭い当時15歳の一豊も流浪することになりました。
言うなれば勤務していた会社が経営者の親族に乗っ取られ、無職になった状態です。たちまち生活が困窮し、一豊は新しい主君(勤務先)探しに諸国を彷徨うのですが、縁あって、織田家の配下にあった木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)に仕えることとなります。一豊が千代と結婚したのは28歳とされていますが、ちょうど木下藤吉郎に仕えたころのようです。戦国時代とはいえ無職で結婚するわけにはいかないですからね。さて、いよいよ千代の内助の功が発揮されます。
ある日、主君 織田信長主催の馬揃え(軍事パレード)が行われました。近く行われる戦(いくさ)の為に戦力を検証するのが目的です。まさに出世のチャンスです。素晴らしい馬に跨り参加したいのはやまやまですが、一豊はまだ十分に資金を持ち合わせていませんでした。そこで、千代は「何かあったときに使いなさい」と両親から託された持参金十両を一豊に差し出し、名馬「鏡栗毛」を購入します。高額なため誰も手が出せなかった名馬(最新鋭の兵器?)で馬揃えに参加したことで、織田信長も名が上がり大いに喜んだ、とのことです。
気になるのが当時の十両とは現在の貨幣価値ならいくらくらいか?!日本銀行金融研究所貨幣博物館の資料で調べてみました。現代との生活状況があまりに異なるため簡単には言えませんが目安としては、米一石(約150kg)=1両から計算するとこうなります。
2021年2月のうるち米5kgの全国平均が2,133円、21,33円÷5×150=約64,000円。
また、金の価格から算出すると、2021年4月7日の金1gの価格は約6,800円。慶長小判は約15gなので、6,800円×15=約102,000円となります。つまり、60万円~100万円の馬を購入したことになります。千代は馬主、一豊は騎手。千代に先見の明があり、夫の将来に「一番勝負を賭けた」とも言えます。そして夫は妻の期待に応えることになり人生のレースに勝利するのです。
この後、織田信長から豊臣秀吉の時代となり、関ヶ原の合戦では千代のアドバイスで徳川家康側について功名をあげ、初代土佐藩主に任命されたとのことです。夢にまで見た一国一城の主となり、高知城を築城したとき、一豊は56歳になっていました。
高知を訪れるのなら外せないのが高知城。颯爽と名馬に跨る一豊と名馬を曳く千代の銅像が出迎えてくれます。
山内一豊の妻があまりに有名なのですが、偉業をなしとげた男性には影で支える奥様がいらっしゃいます。ただ、千代は影の人物ではなく、手綱を曳く馬主であったのではないかと、(偉業をなしとげなかったとしても、多くの家庭がそうなのだと)筆者は思います。
高知城のふもとに2017年に開館した高知城歴史博物館(ジョーハク)は約6万7千点に及ぶ土佐藩主山内家伝来の貴重な資料を中心に、土佐藩・高知県ゆかりの歴史資料や絢爛豪華な大名道具や美術工芸品の数々を収蔵・展示しています。お城見学とともに訪れてはいかがでしょうか?
※8月6日現在、飛鳥Ⅱでは寄港地での自由行動をお控え頂いてます。飛鳥Ⅱ主催の寄港地観光のみご利用いただけます。
<高知に寄港する飛鳥Ⅱおすすめクルーズ>
2021年10月19日(火)発「神戸発着 秋の瀬戸内海航行 土佐クルーズ 4日間」
2021年11月13日(土)発「門司発着 秋の瀬戸内海航行 土佐クルーズ 4日間」
2021年11月22日(月)発「神戸発着 秋彩土佐クルーズ 3日間」
ご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、またはコース詳細の【旅行代金・お申込み】から!! お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987
■神 戸☎ 078-251-6218
■福 岡☎ 092-475-0011
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~万が一の事態に備えて~ 飛鳥Ⅱ新型コロナウイルス感染症予防対策 Part3(6月改定)
2021年4月12日付け、4月15日付けのブログにて乗客・乗組員全員に行っている事前のPCR検査や船内での対策等、飛鳥Ⅱの新型コロナウイルス感染症対策の概略をお伝えしましたが、今回は万が一、船内で感染が疑われる方、感染者が確認された場合の対応についてご案内致します。(以下は6月に改定された内容となります。)
<有症者が発生した場合の対応>
*船内で有症者が発生した場合、ご本人ならびにその濃厚接触者に向けた新型コロナウイルス感染症感染検査を行います。対象は乗組員も含まれます。
*有症者ではないお客様でも、新型コロナウイルスの症状がある場合は、念のため検査を行う場合がございます。
*検査結果が出るまでの間、検査対象者を隔離いたします。
*有症者とその濃厚接触者の検査結果が出るまでの間、船内イベントおよび船内施設の使用を休止し、すべてのお客様に自室で待機して頂きます(お食事はお部屋にお届けいたします)。
*検査費用の追加徴収はいたしません。
<感染が確認された場合(陽性)の対応>
*船内検査で感染が確認された場合、感染者および濃厚接触者の隔離を継続いたします。
*飛鳥Ⅱが国内寄港地(乗船・下船地を含む)に停泊中、国内各寄港地間を航行中のいずれの場合も、感染が確認された時点でクルーズを中止とし、速やかに下船港へ向かいます。ただし、この時、感染が確認された方は最早の寄港地での下船をお願いする場合がございます(クルーズが途中で中止となった場合、受領済み代金と既航海期間に対応する代金との差額を後日、お申込旅行会社より返金いたします)。なお、各港湾管理者との協定に基づき、感染者および濃厚接触者以外のお客様は途中寄港地では下船いただけません。その他、保健所や港湾管理者等、関係機関と協議の上対応いたします。
*検査の結果、感染(陽性)が確認された方の下船については、関係機関の指示に従って頂きます。
*船内検査で感染が確認された場合は、船内イベントおよび船内施設の使用を中止し、下船まですべてのお客様に自室で待機していただきます(お食事はお部屋にお届けいたします)。
<感染が確認されなかった場合(陰性)の対応>
*検査対象者に感染が確認されなかった場合、休止している船内イベントおよび船内施設がある際には、原則そしてその使用を再開いたします。ただし、検査結果が陰性の場合でも、医師が感染の可能性が高いと判断した際は、感染が確認された場合と同様の対応を行う場合があります。
<運航スケジュールの変更および運航中止>
*今後、各港の入港受け入れ条件により運航スケジュールの変更および運航中止の可能性がございます。また、新型コロナウイルス感染拡大状況などにより、変更もしくは中止となる場合がございます。予めご了承下さい。
<客様への重要なご案内>
お客様ご自身の健康と船内衛生環境維持のため、お客様にご申告・お伺いさせていただく事項につきまして、万が一、事実と異なる申告や回答であることが判明した際は、飛鳥Ⅱとの運航約款の解除等の措置を講じる場合がございます(これには必要事項を申告しないという消極的な虚偽申告も含まれます)。
また、スタッフが安全確保と船内秩序の維持のために行う注意や指示に従っていただいけない場合は、旅客運送約款(12条2項)に則り、やむを得ず該当のお客様に対し自室等での待機または下船を命じる場合がございます。なお、上記のいずれかの場合も、飛鳥Ⅱが受けた損害について賠償を求める場合がございます。
お客様に安心してご旅行していただくよう、時には厳しい措置を行う場合がありますが「クルーズ旅行はなによりも安全」を目指して対策を行っています。引き続きご協力をお願い申し上げます。上記の新型コロナウイルス感染症予防対策は抜粋です。お申込のお客様には全文をお送りしています。
書面で詳しい内容をお知りになりたい場合は郵船トラベルへお問合せ下さい。また、今後の飛鳥Ⅱクルーズスケジュールについてはごちらをご覧ください。
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~安心してお過ごしいただくために~ 飛鳥Ⅱ新型コロナウイルス感染症予防対策 Part2(8月改定)
2021年4月12日付けのブログにて乗客・乗組員全員に行っている事前のPCR検査等、飛鳥Ⅱの感染対策の概略をお伝えしましたが、今回は実際の船内生活について具体的にご紹介します。(以下は6月に改定された内容となります。)
<ご乗船当時のご案内>
*ご乗船受付の際は必ずマスクをご着用下さい(フェースシールド、マウスシールド、ネックゲイター、バンダナ等はマスクの代用とはなりません)。
*「乗船前健康チェックシート」ならびに、「飛鳥Ⅱ感染症に関する質問票」へのご記入と提出、「非接触型検温」を実施します。37.0℃以上の発熱のある方は腋下での再検温、その結果37.5℃以上の発熱がある場合は同室および同行者も含めご乗船頂けません。
*国土交通省からの指示により「運転免許証」「パスポート」などで本人確認を行っています。ご本人確認ができない方はご乗船頂けません。
<唾液検体採取による「ご乗船当日PCR検査」のご案内>
・ご乗船当日すべてのお客様を対象に、乗船受付に先立ち「ご乗船当日PCR検査」を実施いたします(検査費用はクルーズ代金に含まれます)。検査場所、集合時間(検査の受付は原則として午前中を予定しています)等についてはご乗船前にお送りする書面でご案内いたします。
・当日検査により「高リスク」判定の場合はご同行者を含めご乗船いただけません。お客様の旅行契約、運送約款は解除させて頂きます。病院や自宅等への交通費はお客様ご負担となります。厚生労働省の通達により公共交通機関はご利用いただけません。ご帰宅までに手配が必要なお客様には、対応可能な範囲にてお手伝いをいたします。(別途有料/高額になる場合がございます)
・検査会場では充分な待合スペースがございません。また、検体検査の都合上、必ず指定されたお時間内にお越しくださいますようお願い申し上げます。(ご集合時間の変更は承ることはできません)
・集合時間にお越し頂けない場合、旅行不参加と判断させて頂く場合がございます。
<ご乗船中のお客様へのお願い>
*ご乗船中は客室内とお食事、ご入浴、プール利用時を除きマスクの着用をお願いします。
*船内ではマスク配布はございません。お客様ご自身で必要枚数をご準備ください。
*ご乗船の間、毎日の健康状態を客室にご用意する「乗船中健康チェックシート」にご記入ください。記入を終えたシートは客室に残して下船してください。お客様の下船後2週間経過後に廃棄いたします。
*体調がすぐれない場合は直ちにレセプションに客室電話でお知らせください。船医の診断を受けるまでは客室での待機をお願いします。
*石鹸を使用したこまめな手洗いやうがい、船内に設置した消毒用アルコールでの手指消毒を励行してください。
*船内では、ご同行者様以外の乗客・乗組員と十分な距離を保ってお過ごしください。
*乗下船日を除き、1日1回客室係がお客様の不在時に清掃・消毒を行います。
*不要不急な客室間の行き来はお控え下さい。
*マスク着用やソーシャルディスタンスへの配慮等、感染予防対策にご協力頂けない場合はスタッフが職務上の注意を行います。
<船内における衛生対策>
*船内各所に手指消毒用アルコールを設置しています。
*船内各所にサーマルカメラを設置し、お客様の体表温度を計測いたします。
*各施設の手すり、ドアノブ、パブリックトイレなど共同利用場所を中心に有効な除菌剤による消毒を定期的に実施します。
*船内の換気システムは公共エリア、客室とも約10分で外気と入れ替わり循環していません。全ての空調設備には抗菌、抗ウイルスフィルターを設置しています。
*客室の印刷物の一部を撤去し、お客様のスマートフォン等によるQRコード読み取りで内容をご確認頂きます。
*食事、飲料を提供するレストラン、ラウンジ、バー等では提供スタイルを変更いたします。夕食時のレストランは指定席と致します。また、同行者(※)以外のお客様とは同席いただけません。(※ご同行者:船内での同室・別室に関わらず住居を共に共にしている方、ご家族および船内にて同室の方。)
*夕食時のレストランの座席は指定席となり、ご着席後、係りの者がお客様のお部屋番号をお伺いいたします。なお、ご夕食はサービス内容とメニューを変更し、お食事時間をお客様の着席後、およそ1時間程度とさせていただきます。
*お食事の際はマスク会食へのご理解、ご協力をお願いいたします。
*ギャラクシーラウンジ(ショー鑑賞会場)の入場は開演15分前からとなります。ご同室、もしくは同グループのお客様以外とは席を1つ空けてご着席下さい。着席後、係の者がお客様の客室番号をお伺いします。
*混雑緩和のため、グランドスパ、フィットネスセンター、ショップ各店舗では入場制限を行います。また、その他の施設でも一時的に入場を制限する場合があります。
*開催を中止してるイベントおよびサービス:セイルアウェイパーティー、ダンスタイム、ダンス教室、インルームマッサージ
*営業を中止している施設:ピアノバー、ツアーデスク、寄港地紹介デスク、クラブ・スターズ、カードルーム、ジャージャンサロン、クルーズセールスオフィス
*アスカアヴェダサロン&スパ、グランドスパ内のサウナは(一財)日本海事協会の認証を受け、一部のメニューを除き営業を再開しております。
上記記載の内容は今後も定期的に見直します。予告なく変更を行う場合もございます。また、ご乗船人数によっては適宜制限を緩和もしくは追加する場合がございます。
お客様に安心してご旅行していただくよう、様々な対策を行っています。引き続きご協力をお願い申し上げます。上記の新型コロナウイルス感染症予防対策は抜粋です。お申込のお客様には全文をお送りしています。
書面で詳しい内容をお知りになりたい場合は郵船トラベルへお問合せ下さい。また、今後の飛鳥Ⅱクルーズスケジュールについてはごちらをご覧ください。
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~安心して乗船するために~ 飛鳥Ⅱ新型コロナウイルス感染症予防対策Part1(8月改定)
2020年より思わぬ事態となり運航スケジュールが大幅に変更してしまったクルーズ。乗船を楽しみにされていたお客様も旅行の中止を余儀なくされ、また感染へのご不安からやむなく取消をされた方も多いかと存じます。
飛鳥Ⅱでは新たなクルーズスタイルに向けて、新型コロナウイルス感染症対策を行っています。クルーズ旅行はなによりも安全、を目指して「ウイルスを船内に持ち込まない、ウイルスを船内で拡散させない」ために船内での厳しいトレーニングの他、関連業者やお客様へのご協力をお願いしています。今回は重要な対策の一部をご紹介いたします。(以下は2021年6月に改定された内容となります)
<ご乗船条件(以下に該当する方はご乗船いただけません)>
①ご乗船日より遡って14日以内に、発熱(37.5℃以上)、咳、のどの痛み、全身の倦怠感、味覚・嗅覚の異常などのいずれかの症状のあるお客様。※新型コロナウイルスワクチン接種後の上記症状も含みます。
②ご乗船日より遡って14日以内に海外への渡航歴のあるお客様。
③ご乗船日より遡って14日以内に、新型コロナウイルス感染者もしくは感染疑いのある方と濃厚接触が疑われるお客様。または、新型コロナウイルス感染者が立ち入ったとされる場所に居合わせたお客様。
④ご乗船前の事前のPCR検査にて、検査結果が「高リスク」もしくは「再検査」と判定されたお客様。この場合、郵船トラベルを通じてお客様にご連絡を致します。
⑤ご乗船当日の乗船受付で実施する検温にて、発熱(37.5℃以上)のあるお客様。
⑥「ご乗船当日PCR検査」にて、検査結果が「高リスク」と判定されたお客様。
なお、上記①~⑥のいずれかに該当するお客様のご同行者様もご乗船いただけません。
2021年8月1日~10月5日までのクルーズについては、上記①~⑥に該当した場合、クルーズ代金にかかる取消料は頂きません(ご同行者様も含みます)。
<ご乗船前の健康状態ご確認のお願い>
ご乗船前の日々の体温や健康状態のご確認にご協力をお願いいたします。ご乗船前にお送りする「乗船前健康チェックシート」が手元に届いてから、ご乗船前の最大14日間を目安にご記入をお願いいたします(ご乗船当日に提出いただきます)。
*「乗船前健康チェックシート」はお客様の下船後2週間を経過後に廃棄いたします。
*ご乗船前は混雑している場所への出入りや会食など、一般的に感染リスクが高いとされる行動はお控え下さいますよう、ご協力をお願いいたします。
<事前PCR検の実施(検査会社:ジェネシスヘルスア株式会社)>
飛鳥Ⅱご予約のお客様全員を対象に乗船前のPCR検査を実施しています。検査は唾液検体により判定され、乗船の14日~10日前ごろにお客様のご自宅にキットをお送りし、返送していただくこととなります。キットには検体の採取器の他、返送用バイオハザード安全輸送パウチ、ご利用ガイド、検査申込同意書、返信用封筒などが入っています。
<乗組員の感染症対策>
*休暇中の乗組員は乗船前の渡航歴、接触歴の確認、検温の義務付け等の健康確認を行った上、乗船前および乗船直前に新型コロナウイルス感染検査(PCR等の遺伝子検査)にて陰性であることを確認し乗船しています。
*乗船中の乗組員は1日2度の検温・健康管理のほか、定期的なPCR等の遺伝子検査実施しています。
*安全運航に支障がでないよう、運航スタッフ(船長、機関長等)とサービススタッフの居住区を分けています。当面の間、船長・機関長など運航要員による乗下船口でのお出迎え、お見送りやお客様と乗組員の握手等の身体的接触も控えさせていただきます。
*乗組員はマスクを着用しサービスを行う他、必要に応じてフェースシールド、衛生手袋等を使用する場合があります。
<寄港地での対応>
*寄港地では(一社)日本旅行業協会、(公社)日本バス協会、(一社)日本外航客船協会などの新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインに沿って寄港地観光ツアーを実施いたします。
*寄港地での外出は、郵船クルーズ㈱が企画・実施する組み込みツアー・寄港地観光ツアーでのみ可能とさせていただきます。組み込みツアーは半日観光(食事なし)をご用意いたします。詳細等はご乗船前にお送りする書面にて内容をご確認の上、お申込ください(組み込みツアーの代金はクルーズ代金に含まれています)。なお、飛鳥Ⅱが着岸する岸壁での散策(物産品店等のご利用)を除き、お客様による自由行動、タクシーでのお出かけはお控えいただきますようお願いいたします。
*組み込みツアー、寄港地観光ツアーに含まれる訪問地や交通機関は感染予防対策がとられていることを確認しています。また、専用バスの定員を制限して運行します。
*組み込みツアー、寄港地観光ツアーへのご参加の際には、ソーシャルディスタンスの確保、手指消毒に加え、必ずマスクをご着用ください。
*飛鳥Ⅱへのご友人なおのご招待(訪船)につきましても感染予防の観点からお受けできません。ご乗船のお客様へのお荷物のお預かりもお引き受けできかねます。
お客様に安心してご旅行していただくよう、この他にも多くの厳しい対策の実施や乗船中のお客様へのソーシャルディスタンス確保やマスク着用、手洗い等のご協力のお願いをしています。上記の新型コロナウイルス感染症予防対策は抜粋です。お申込のお客様には全文をお送りしています。
上記以外の対策についてはまたブログにてご案内を致しますが、さらに詳しい内容をお知りになりたい場合は郵船トラベルへお問合せ下さい。また、今後の飛鳥Ⅱクルーズスケジュールについてはごちらをご覧ください。
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飛鳥Ⅱと出雲大社のご縁
伊勢神宮と並び、一度は参拝された方が多い出雲大社。一般的には「いづもたいしゃ」と呼びますが、「いづもおおやしろ」が正式名称です。
2021年4月16日(金)、飛鳥Ⅱは久しぶりに鳥取県の境港へ寄港します。出雲大社は島根県ですが、境港より車で1時間半程度で訪れることができます。
伊勢神宮は天皇の祖先神である天津神、天照大御神をお祀りし、出雲大社は国津神の最高神、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)をお祀りしています。
天津神、国津神のルーツは神話の時代に遡ります。天照大御神の命により天から降り立った孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)一行は地上である葦原中国(あしはらなかくに)を治めていた大国主大神に国譲りを迫ります。
経緯の詳細は古事記を読んでいただくとして、大国主大神が天照大神に国譲りをなさったとき、「私の治めていますこの現世の政事は、皇孫(すめみま)あなたがお治めください。これからは、私は隠退して幽(かく)れたる神事を治めましょう」と申されたとのことです。現代風に言うと、首相を辞任し、政権交代し、さらに政治家引退宣言です。
大国主大神がお引き受けになった「幽れたる神事」とは、目には見えない縁を結ぶことであり、大国主大神が縁結びの神と呼ばれる所以です。全国にお鎮まりになっている国津の神々を出雲大社にお迎えしてどのような縁を結ぶのか会議をされるのが神在月(かみありつき)の神事です。縁結びとは男女の縁だけではなく、子授け、住まい探し、ハローワークからM&A(企業買収・合併)など多くの機能を兼ね備えた実務的な会議なのです。もちろん、議題には船旅も上ります(と、筆者は考えています)。
旧暦の10月を神無月と呼ぶのは国津神が出雲にご出張されて不在となるためで、出雲では国津神が出雲大社に集結するため、神在月(かみありつき)と呼びます。この間、お越しになられた八百万の神々は、旅社である東西の十九社にお鎮まりになります。神在月の神事はお越しになる神々を稲佐の浜でお迎えしてから会議終了後、お送りするまで約2週間続きます。出雲の人々は会議の迷惑にならないよう、現代でも歌舞音曲を慎み、静かに過ごすそうです。
郵船トラベルが贈る特別プラン、2021年4月14日(水)神戸港を出港する飛鳥Ⅱ「春の北前航路クルーズと金沢探訪の旅」では境港にて船会社主催の出雲大社に正式参拝できるオプショナルツアーを設定しています。正式参拝とはお正月しか開かない八足門の内側にお入り頂くことができ、神職が祝詞を奉納しご参拝頂けます。通常、出雲大社の関係者からのご紹介がなければ実施できないとのことですが、飛鳥Ⅱと出雲大社のご縁でお引き受け下さったとのことです。この貴重なご体験をして頂きますと皆様にとっての新しいご縁が結ばれるかもしれません。
クルーズ予約は3月26日(金)までとなりますのでお急ぎご検討下さい。
春の穏やかな季節に心に残る旅をしてみませんか?