マラガに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日4月30日(月)、スペイン南部のマラガに到着します。
アンダルシア地方に位置するマラガは年間300日以上晴天に恵まれる晴れの街。太陽の海岸コスタ・デル・ソルの中心地です。
11世紀にイスラム勢力によって建てられた丘の上の城塞アルカサバやはアルハンブラ宮殿を模して造られたと言われます。
マラガの大聖堂は16世紀から18世紀にかけて建造され、ゴシック、バロック、ルネサンスなど様々な建築様式が混在するのが面白いところです。
円形のマラゲータ闘牛場では6月~8月に闘牛が行われます。
様々な観点から近年闘牛の開催は難しくなっているようですが、その地に根付いて生まれた大切な文化として捉えたいものです。
ピカソの生家も見どころです。ピカソが子供時代を過ごした家で、1階はショップになっており、2階にピカソの子供時代の写真や、ピカソにまつわる展示があります。
オプショナルツアーとしてロンダとミハスの観光もできます。
断崖の上に築かれた街ロンダの見どころは、崖すれすれまで建てられた建物と、旧市街と新市街を結ぶ高さ100メートルの石橋。
一方、丘の斜面に白壁の家が並ぶ白い町ミハスは童話のような可愛らしさです。
マラガに戻り、デ・ラ・マラゲータ・ビーチではイワシの串焼きを頂くこともできます。
マラガを出港した飛鳥IIはイギリス領ジブラルタルに向かいます。
ビーチの向こうはアフリカ大陸です。
ムアラ(ブルネイ)[味覚で巡るアジア]
豪華クルーズ客船でブルネイに寄港する。聞いただけでゴージャスですね。
2019年は飛鳥IIとぱしふぃっく びいなすがブルネイのムアラを訪ねます。
ブルネイのお料理はマレー料理、中国料理、インド料理の影響を受けたものが多く、独自のものはあまりないようですが、そんな中で800年以上前からブルネイで食べられているというのが、「アンブヤット」です。
アンブヤット(Ambuyat)
サゴヤシの木から採れるデンプン質を小麦粉状の粉末にしたものを、お湯で戻して粘りが出るまで混ぜます。これを竹製のフォークで巻き取って、カカー(cacah)というすっぱい果物ソースにつけていただくお料理。ソースには辛味を付けるためチリパウダーを加えることもあります。
素材自体の風味はあまりなく、タピオカに似ています。
2019年はアジアクルーズで決まり!
バレンシアに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日4月28日(土)、スペイン南部のバレンシアに到着します。初寄港です!
バレンシアは絹の取引で栄えた地中海の商業都市で、マドリッド、バルセロナに続くスペイン第3の都市です。
歴史的建造物あり、未来的な芸術科学都市あり、伝統の火祭りあり、と見どころが盛り沢山です。またフラメンコの本場、パエリア発祥の地など、スペイン文化が集約された地でもあります。
旧市街のレイナ広場に面したカテドラルは最後の晩餐の聖杯を保存してることで知られます。8角形のミゲレテの塔はカテドラルの鐘楼です。
世界遺産のラ・ロンハ・デ・ラ・セダ、中世に街を守る城壁だったセラーノスの塔は定番の観光ポイントです。
異彩を放つのがSF映画から抜け出したかのような建築が目を引く芸術科学都市。映画「トゥモローワールド」の撮影にも使われました。
スペインの三大祭りのひとつに数えられる「バレンシアの火祭り」は、守護聖人サン・ホセの祝日である3月19日を祝うもので毎年3月15日から19日の5日間にわたってに開催されます。
祭りの期間中は街の大通りににファージャと呼ばれる張り子の人形が立ち並びますが、祭りの最終日には優勝作品を除いてすべて焼かれてしまいます。火祭り博物館ファージャスに行くと歴代の優勝作品を見ることができます。
もちろん食の楽しみもあります。
地中海の恵みが詰まった本場のパエリアはぜひ試したいところです。
新鮮な食材が集まる中央市場は観光客にも地元の人にも人気です。
バレンシアを出港した飛鳥IIはマラガ(スペイン)に向かいます。
バレンシアオレンジ食べた!?
チヴィタヴェッキアに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日4月25日(水)、ローマの北西に位置する港町チヴィタヴェッキアに到着します。初寄港です!
チヴィタヴェッキアといっても通常の旅行ではあまり馴染みがないかもしれませんが、チヴィタヴェッキア港は別名ローマ港とも呼ばれ地中海クルーズの拠点として賑わいます。
港には16世紀に港湾防衛の為に建造された重厚なミケランジェロ要塞があり異彩を放ちます。
実はチヴィタヴェッキアは日本との関わりが深く、1615年に慶長遣欧使節団の支倉常長らが宮城県の石巻を出発してチヴィタヴェッキアに上陸したことが縁で、1971年に石巻市と姉妹都市となりました。1991年には姉妹都市締結20年を記念し、支倉常長の銅像が建立されています。
1864年には日本二十六聖人を記念した日本聖殉教者教会も献堂され、1950年代の再建時に内装を担当した宗教画家長谷川路可は、チヴィタヴェッキアの名誉市民になりました。
旅先で出会う日本の歴史に、何だか暖かい気持ちになります。
チヴィタヴェッキアからはローマやバチカン市国の観光も可能です。飛鳥IIは今夜はここで一晩停泊し、乗客の皆さんにはこのクルーズの目玉の一つである、システィーナ礼拝堂貸切りでミケランジェロの「最後の審判」を鑑賞するプレミアムツアーなど、たっぷりとローマの休日をお楽しみいただきます。
この後、飛鳥IIはバレンシア(スペイン)に向かいます。
東日本大震災の際には、チヴィタヴェッキアから石巻市に義援金が送られました。
マニラ(フィリピン)[味覚で巡るアジア]
飛鳥IIで働く多くのフィリピン人クルーのふるさとでもある、フィリピンの首都マニラ。
16世紀末にスペインにより植民地化された歴史があり、マニラ大聖堂(Manila Cathedral)や、フィリピン最古の石造建築の教会で「フィリピンのバロック様式教会群」として世界遺産に登録されているサン・アグスチン教会(San Agustin Church)などの西洋風建築が残ります。
2019年の飛鳥IIアジアグランドクルーズではイメルダ大統領夫人がローマ法王の訪問にあわせて建てた贅を尽くした迎賓館「ココナッツパレス」の見学など一般のマニラ観光とはひと味違ったツアーが計画されています。
さて今日ご紹介するお料理はフィリピンの代表的なお料理です。
アドボ(Adobo)
アドボはタガログ語で「漬け込む(マリネ)」という意味で、豚肉や鶏肉を、醤油、ビネガーで煮込んだものです。胡椒、にんにくなどの香辛料や調味料で味付けされており、炊いたご飯に乗せていただきます。どこの家庭でも作られる家庭料理です。
カレカレ(Kare-kare)
お肉と野菜をピーナッツソースで煮込んだお料理でシチューに似ています。
お肉は牛テール、牛肉、ヤギ肉、鶏肉などいろいろなバリエーションがあります。お野菜はナスや白菜、そしてバナナの花がよく使われます。唐辛子で味付けしたり、バゴーンというフィリピンの塩辛を添えていただくこともあります。
シニガン(Sinigang)
タマリンドで味付けされた酸味のあるスープまたはシチュー。具材は魚肉、豚肉、牛肉、エビ、鶏肉、トマト、ニンニク、玉ねぎなどが使われます。
フィリピン編は今回までとなります。次回はブルネイの味をご紹介します!
飛鳥II 2019年アジアグランドクルーズ
Aコース(横浜発着)
旅行期間:2019年1月28日(月)~3月1日(金)
日数:33日間
Bコース(神戸発着)
旅行期間:2019年1月29日(火)~2月28日(木)
日数:31日間
2019年はアジアクルーズで決まり!