バレンシアに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日4月28日(土)、スペイン南部のバレンシアに到着します。初寄港です!
バレンシアは絹の取引で栄えた地中海の商業都市で、マドリッド、バルセロナに続くスペイン第3の都市です。
歴史的建造物あり、未来的な芸術科学都市あり、伝統の火祭りあり、と見どころが盛り沢山です。またフラメンコの本場、パエリア発祥の地など、スペイン文化が集約された地でもあります。
旧市街のレイナ広場に面したカテドラルは最後の晩餐の聖杯を保存してることで知られます。8角形のミゲレテの塔はカテドラルの鐘楼です。
世界遺産のラ・ロンハ・デ・ラ・セダ、中世に街を守る城壁だったセラーノスの塔は定番の観光ポイントです。
異彩を放つのがSF映画から抜け出したかのような建築が目を引く芸術科学都市。映画「トゥモローワールド」の撮影にも使われました。
スペインの三大祭りのひとつに数えられる「バレンシアの火祭り」は、守護聖人サン・ホセの祝日である3月19日を祝うもので毎年3月15日から19日の5日間にわたってに開催されます。
祭りの期間中は街の大通りににファージャと呼ばれる張り子の人形が立ち並びますが、祭りの最終日には優勝作品を除いてすべて焼かれてしまいます。火祭り博物館ファージャスに行くと歴代の優勝作品を見ることができます。
もちろん食の楽しみもあります。
地中海の恵みが詰まった本場のパエリアはぜひ試したいところです。
新鮮な食材が集まる中央市場は観光客にも地元の人にも人気です。
バレンシアを出港した飛鳥IIはマラガ(スペイン)に向かいます。
バレンシアオレンジ食べた!?
チヴィタヴェッキアに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日4月25日(水)、ローマの北西に位置する港町チヴィタヴェッキアに到着します。初寄港です!
チヴィタヴェッキアといっても通常の旅行ではあまり馴染みがないかもしれませんが、チヴィタヴェッキア港は別名ローマ港とも呼ばれ地中海クルーズの拠点として賑わいます。
港には16世紀に港湾防衛の為に建造された重厚なミケランジェロ要塞があり異彩を放ちます。
実はチヴィタヴェッキアは日本との関わりが深く、1615年に慶長遣欧使節団の支倉常長らが宮城県の石巻を出発してチヴィタヴェッキアに上陸したことが縁で、1971年に石巻市と姉妹都市となりました。1991年には姉妹都市締結20年を記念し、支倉常長の銅像が建立されています。
1864年には日本二十六聖人を記念した日本聖殉教者教会も献堂され、1950年代の再建時に内装を担当した宗教画家長谷川路可は、チヴィタヴェッキアの名誉市民になりました。
旅先で出会う日本の歴史に、何だか暖かい気持ちになります。
チヴィタヴェッキアからはローマやバチカン市国の観光も可能です。飛鳥IIは今夜はここで一晩停泊し、乗客の皆さんにはこのクルーズの目玉の一つである、システィーナ礼拝堂貸切りでミケランジェロの「最後の審判」を鑑賞するプレミアムツアーなど、たっぷりとローマの休日をお楽しみいただきます。
この後、飛鳥IIはバレンシア(スペイン)に向かいます。
東日本大震災の際には、チヴィタヴェッキアから石巻市に義援金が送られました。
マニラ(フィリピン)[味覚で巡るアジア]
飛鳥IIで働く多くのフィリピン人クルーのふるさとでもある、フィリピンの首都マニラ。
16世紀末にスペインにより植民地化された歴史があり、マニラ大聖堂(Manila Cathedral)や、フィリピン最古の石造建築の教会で「フィリピンのバロック様式教会群」として世界遺産に登録されているサン・アグスチン教会(San Agustin Church)などの西洋風建築が残ります。
2019年の飛鳥IIアジアグランドクルーズではイメルダ大統領夫人がローマ法王の訪問にあわせて建てた贅を尽くした迎賓館「ココナッツパレス」の見学など一般のマニラ観光とはひと味違ったツアーが計画されています。
さて今日ご紹介するお料理はフィリピンの代表的なお料理です。
アドボ(Adobo)
アドボはタガログ語で「漬け込む(マリネ)」という意味で、豚肉や鶏肉を、醤油、ビネガーで煮込んだものです。胡椒、にんにくなどの香辛料や調味料で味付けされており、炊いたご飯に乗せていただきます。どこの家庭でも作られる家庭料理です。
カレカレ(Kare-kare)
お肉と野菜をピーナッツソースで煮込んだお料理でシチューに似ています。
お肉は牛テール、牛肉、ヤギ肉、鶏肉などいろいろなバリエーションがあります。お野菜はナスや白菜、そしてバナナの花がよく使われます。唐辛子で味付けしたり、バゴーンというフィリピンの塩辛を添えていただくこともあります。
シニガン(Sinigang)
タマリンドで味付けされた酸味のあるスープまたはシチュー。具材は魚肉、豚肉、牛肉、エビ、鶏肉、トマト、ニンニク、玉ねぎなどが使われます。
フィリピン編は今回までとなります。次回はブルネイの味をご紹介します!
飛鳥II 2019年アジアグランドクルーズ
Aコース(横浜発着)
旅行期間:2019年1月28日(月)~3月1日(金)
日数:33日間
Bコース(神戸発着)
旅行期間:2019年1月29日(火)~2月28日(木)
日数:31日間
2019年はアジアクルーズで決まり!
ヴァレッタに到着 [飛鳥II 2018年世界一周クルーズ]
飛鳥IIは本日4月23日(月)、地中海の島国マルタの首都ヴァレッタに到着します。
オスマン帝国によるヨーロッパ侵攻を避けた聖ヨハネ騎士団が守りを強固にするために築いた城塞都市は中世の面影を色濃く残します。
海に突き出した聖エルモ砦では月に数回、聖ヨハネ騎士団の軍事訓練を再現したショー「インガーディア」が行われます。騎士たちの隊列や大砲の砲号は迫力満点。
今回、世界一周クルーズのお客様には「インガーディア」を観覧する特選プレミアツアーがご用意されています。
マルタの乗り物は何故だかとても可愛らしくて、オレンジと黄色のころんと丸っこいバスや、カラフルなペイントが美しい伝統的な小舟ルッツなど、何かとフォトジェニックです。
このルッツに乗って青の洞門(ブルーグロット)を見に行くことができるのですが、溢れるような青い光は神秘的でため息の出る美しさです。
島国だけあって新鮮なシーフードはどこのお店に入っても美味です。サボテンの実がフルーツとして食用されているのが面白いところで、シーズンになるとスーパーで売られています。
マルタを出発した飛鳥IIは初寄港のチビタベッキア(イタリア)に向かいます。
マルタには猫がいっぱいいます。
イロイロ(フィリピン パナイ島)のディナギャン・フェスティバル [味覚で巡るアジア]
2019年のぱしふぃっく びいなす海外ロングクルーズ「輝けるアジアクルーズ」の寄港地でちょっと面白いイベントがあります。
毎年1月第4週の土曜日と日曜日にフィリピンのパナイ島(Panay)イロイロ市 (Iloilo)で開催されるお祭りで、フィリピンとキリスト教の寓話をベースにした踊りとステージが競技会形式で披露されるのですが、これが何とも派手で熱狂的なのです。
土曜日は「カサジャハン・フェスティバル(Kasadyahan)」といって、パナイ島や周辺の島々の部族が地元の特産物を身にまとって踊ります。踊り手は主に女性です。
日曜日は「ディナギャン・フェスティバル(Dinagyan Festival)」といって、イロイロ周辺の部族の男性が全身を植物から作った天然染料で黒く塗り、先住民の煌びやかな衣装を身に着けて、100人もの太鼓隊のリズムに合わせて踊る「アティアティ(Ati-ati)」のコンテストが行われます。
旧庁舎前のコンテスト会場では、移動式の階段状ステージを駆け上ったり飛び降りたりしての躍動感ある迫力満点のパフォーマンスが披露されます。
最近では海外からも注目を集めるようになり、「参加したい」とイロイロを訪れる観光客が増えフィリピン観光省の「ベスト観光イベント」に何度も選ばれています。
ぱしふぃっく びいなすのお客様には専用の観覧席がご用意されますので、どうぞお楽しみに!
さて、本日のご当地グルメは、イロイロ名物をご紹介します。
ルンピアン・ウボッド(Lumpiang Ubod)
揚げ春巻きのようなお料理で、エビ、タケノコ、タマネギ、ニンジンから作った具材が詰まっています。
バッチョイ(Batchoy)
レバーやモツを具材にした塩味スープのラーメンです。現地ではインスタントもあるほどの定番メニュー。
パンシット・モロ(Pancit Molo)
ワンタンスープのようなスープ料理で、お肉やエビ入りのダンプリング(餃子)が入っています。
イロイロのお料理は中国料理の影響が強いようです。
お祭りなので食べ物の屋台もあります♪
ぱしふぃっく びいなす 輝けるアジアクルーズ
Aコース(横浜)
旅行期間:2019年1月16日(水)~2019年2月19日(火)
日数:35日間
Bコース(神戸発着)
旅行期間:2019年1月17日(木)~2019年2月18日(月)
日数:33日間