セブ島(フィリピン)のレチョン [味覚で巡るアジア]
フィリピンのほぼ中央にあるリゾートアイランド、セブ島。小さな島が点在するビサヤ諸島の中にある南北に細長い島です。近隣の島をボートで巡るアイランドホッピングや、シュノーケリングやダイビングといったマリンスポーツが楽しめる南国の楽園です。ホテルやショッピングモールも充実しています。
さて、アジアの食がテーマのこのシリーズ、今日は代表的なフィリピン料理をご紹介します。
フィリピンにはスペインと中国の影響を受けて発達した個性的なメニューがたくさんありますが、味付けが比較的マイルドでアジアのピリ辛料理が苦手な方にも食べやすいものが多いようです。
レチョン(Lechon)
セブの名物の豚の丸焼き。スパイスで味付けされカリカリになるまでじっくり焼かれた皮の下にはジューシーなお肉。現地にはズブチョンというレチョンレストランがあり人気です。
シシグ(Sisig)
豚の頰肉や耳などあらゆる部分を細かく刻み、ガーリックやオニオン、唐辛子などを混ぜて炒め醤油やビネガーで味付けしたもので、白いご飯やビールとの相性が抜群です。
クリスピー・パタ(Crispy Pata)
豚足やすねの部分を茹でたものを油でカリカリに揚げたお料理。フィリピンの醤油トヨ(Toyo)にビネガー、タマネギが入ったソースでいただきます。アチャラ(Achara)というパパイヤのピクルスが添えられます。
パンシット・カントン(Pansit Canton)
パンシットとは麺のことで、パンシット・カントンは具だくさんの焼きそばです。
豚肉または鶏肉と、キャベツ、人参などの野菜を一緒に炒めたもので、少しとろみがあります。現地ではインスタント麺もあるほどの定番メニューです。
作家、タレントとしても活躍し、CNNでグルメ旅番組のホストも務めるアメリカ人シェフ、アンソニー・ボーデイン氏によると、アメリカ料理界では最近フィリピン料理への関心が高まっているとのことです。そのうち日本にもフィリピン料理ブームが来るかもしれませんね。
ぱしふぃっく びいなす 輝けるアジアクルーズ
Aコース(横浜)
旅行期間:2019年1月16日(水)~2019年2月19日(火)
日数:35日間
Bコース(神戸発着)
旅行期間:2019年1月17日(木)~2019年2月18日(月)
日数:33日間
2019年はアジアクルーズで決まり!

シンガポールのチキンライス [味覚で巡るアジア]
シンガポールには他のアジアの国で見られるような路上の屋台が無いのですが、ホーカーズと呼ばれる屋台村のようなフードコートがあちこちにあります。昔は屋台スタイルで営業していたものが、衛生管理などの観点で現在のフードコートスタイルになったようです。場所により異なりますが、中国料理、アジア料理、インド料理、イタリアンから日本のラーメンまで、実に多彩です。リーズナブルなお値段でバリエーション豊かなお料理がいただけるのが魅力です。

写真はマリーナベイサンズのショッピングモール内のホーカーズでいただいたチキンライス。
ライスに丁子の香りがついていてとても風味が良く美味でした。丁子の香りのライスは現地でも少し珍しいとのことです。


一品の量は結構多いです。シェアするというのはアジア独特の文化とのことで、欧米では我慢するのですが、アジア旅行では気にせずに味見をしあえるが良いですね。船内の豪華フルコースとは違いますが、地元の食の雰囲気が味わえます。
2019年はアジアクルーズで決まり!

香港のスパイシークラブ [味覚で巡るアジア]

新シリーズ [味覚で巡るアジア] 第一弾は、2019年の日本船ロングクルーズ、飛鳥II「アジアグランドクルーズ」、そして、ぱしふぃっく びいなす「輝けるアジアクルーズ」の寄港地となる香港です。
さあ、美食の旅が始まります!
香港の食。言わずと知れた美食の都ですから一口ではとても語れません。
ですので、厳選して弊社のスタッフの間で密かな人気のメニューをご紹介します。
銅鑼灣にある庶民的な海鮮料理屋さんのスパイシークラブ。

みじん切りのガーリックと丸ごとの蟹を豪快に油で揚げて唐辛子でスパイシーに仕上げた、日本ではお目にかかれない一品です。蟹にガーリックの風味がしっかり染み込んでいます。
テーブルには取り分け用の深皿とお茶用のカップがセットされています。
お茶は香港らしくジャスミンティーです。
ビールを注文すると、おつまみに揚げたピーナッツが出てきます。シンプルな軽い塩味が後を引きますが、意外とお腹にたまるので食べすぎ注意です。
蟹を食べ終わっても、まだまだお楽しみは続きます。クリスピーガーリックをチャーハンに乗せていただくのがまた美味なのです。
ご想像のように、食後のガーリックの香りは強烈で覚悟が必要です。
船室にまっすぐ戻ったほうがよさそうです…。
2019年はアジアクルーズで決まり!

おかえりなさい飛鳥II
3月というのに真冬の様な寒さの横浜港大桟橋。飛鳥IIは、本日朝9時、39日間の「2018年オセアニアグランドクルーズ」を終えて帰ってまいりました。
1月28日に横浜港を出港した時は、ドック入りを終え真っ白な船体へとお化粧直しを終えたばかりでしたが、1か月を超える航海に少し疲れたのか、船体のあちこちに汚れが目立ち、陽光あふれるオセアニアの国々を航海したお客様の満足と引き換えに「ただいま、私頑張ったよ」と言っているかのようです。
着岸に向けて、少しずつ横浜港大桟橋へと船体が近づいて来ると、デッキで演奏される音楽と共に、楽しかったクルーズの思い出からまだ冷めやらぬお客様の「ただいまぁ」という声が聞こえ、岸壁でお迎えする郵船トラベルのスタッフまで届いて、無事のお帰りにほっといたしました。
文楽の魅力~粋な日本文化に触れる旅
東京駅や銀座の街を歩いていると、ここ数年、外国人観光客の姿が明らかに多くなりました。京都では、和服に身を包んで観光地を歩く外国人女性の姿も増え、2年後に東京オリンピックを控えた日本の観光化を肌で感じます。
経済産業省が「クール・ジャパン室」を設置したのは2010年のこと。2013年には「クールジャパン機構」が設立され、国を挙げての日本の魅力発信に力が注がれてきました。
当初は、アニメや漫画、ゲームなど、サブカルチャーの海外での人気の高まりがきっかけでしたが、この人気に目を付けた内閣府が食や伝統文化など「外国人がクールととらえる日本の魅力」をすべてひっくるめ、日本の観光化のための素材として発信するべく乗り出した形ですね。
日本人にとっては当たり前だったり、見慣れたものでも外国人が感動しているのを見て改めて見直してしまったり、あるいは伝統芸能など、日本人でも知識が無いと「少し敷居が高いな」と感じるようなものに外国人が知らないなりにも接しているのを見て、「あ、知らなくても素直に見てみればいいのか」と再発見させられたり、逆輸入効果とでも言った効果もありそうです。
ここ数年、飛鳥IIでは、歌舞伎や文楽を船内で上演したり、大相撲の人気力士が乗船する「和モノ」クルーズが毎年運航され、人気となっています。
劇場や国技館に足を運ぶのももちろん良いですが、クルーズ旅行と一緒に船内で鑑賞してみるのもおすすめです。(飛鳥IIでショーが上演されるギャラクシーラウンジの定員は412席。舞台との距離の近さは感動的です。)
今年は9月に文楽クルーズが運航されます。
演じ手が乗船し文楽公演や文楽講座を開催しますので、より身近に文楽の世界に触れることのできる貴重な機会となることでしょう。
優雅なクルーズにクールな伝統芸能をプラスした、「一粒で二度おいしい」体験はいかがでしょうか。
飛鳥II 文楽クルーズ 3日間<2018年9月28日出発>
旅行期間:2018年9月28日(金)~9月30日(日)
出発地/帰着地:横浜港
日数:3日間
世界に誇れる日本文化!
