【添乗レポート】2024年8月アラスカクルーズ @ホーランドアメリカライン「コーニングスダム号」
2024年8月9日より、10日間のアラスカクルーズツアーに行ってまいりました!
昨年に続き、アラスカで定評のあるホーランドアメリカラインのクルーズで、「コーニングスダム号」という船でした。
アラスカと聞いてイメージするのは海の上に浮かび、崩れ落ちる氷河かもしれませんが、8月のアラスカは旅のベストシーズン。浮かんでいる氷河はないものの、山あいの渓谷の氷河を見ることができます。
最初の写真で紹介するのは寄港地ジュノーからいけるメンデンホール氷河。
ここでは氷河と滝の景色をご覧いただけるのですが、30分ほど散策していくと、滝の目の前まで行くことができます。大自然を満喫いただけるので、今回のクルーズの旅の中でも個人的に一番おすすめしたいスポットです。
クルーズ中には終日航海日が何回かありますが、その中でもクルーズのハイライトといっても過言ではなグレイシャーベイ国立公園のクルージング。この日は、国立公園のレンジャーが早朝から船に乗船し、景観や野生動物たちの解説をしてくれます。普段は解放していない船首のデッキからも景色を見られます。
国立公園の奥まで進んでいくとみられる「マージェリー氷河」が撮影ポイントです。ご一緒したお客様は、氷河のほかにもラッコの群れや、アザラシをお部屋のベランダからご覧いただけたそうです。
アラスカクルーズでもグレイシャーベイ国立公園は気温がぐっと下がります(ダウンコートやマフラーなどの防寒具が必須です!)ので、お部屋からゆっくり見るのもいいですね。
アラスカクルーズの寄港地は8月は毎日4~5隻以上入港するという大混雑ぶり。コーニングスダム号はベストスポットに着岸しました。その他の船は、通船と言って、沖で停泊し小さな救命艇(テンダーボート)にてご移動する必要もあったので、やはりホーランドアメリカラインでのアラスカクルーズがおすすめです!
気になる船内ですが、折り紙や太極拳、水彩画といった様々なイベントが行われていたり、夜はダンスのショーや生バンドによる演奏などで盛り上がっていました。
ディナーはサーモングリルが日替わりで味付けを変えて登場するのですが、これがふわっとした舌触りで、脂がのって絶品でした。アラスカクルーズに乗ったら一度は召し上がってみてください。
そして終日航海日に開催される15:00~オランダ風アフタヌーンティー(ホーランドアメリカラインはアメリカに本社がありますが、もともとのルーツはオランダです)も是非行ってみてください。
お食事はプールサイドのグリルやカフェ、自由に召し上がっていただけるビュッフェにメインダイニングと様々なチョイスがありますが、どこに行ってもクルーのきめ細やかなサービスで快適に過ごすことができました。
なかなか飛行機だけの旅ではいけない寄港地での観光や、クルージングしながら流れゆく景色を見ることで気分もリフレッシュされるので、日本の暑い夏を抜け出したい方に是非アラスカクルーズへご参加いただきたいと感じました。
来年以降のツアーは未定ですが、決まり次第郵船トラベルのメールマガジンやホームページにて最新情報をご案内いたします。
アラスカクルーズに行ってきました!
2023年8月、アラスカクルーズに、添乗員として行ってまいりました!
アラスカというと、白熊のいるところだっけ?と聞かれることが何回かありましたが、確かに氷や雪のイメージは北極に似ていますが、アラスカ州は米国北部に位置しています。今回は、カナダのバンクーバー発着7泊の航海。
大変自然豊かな海域で、貴重な氷河や野生動物も多く生息しています。動物を見つけるのは、タイミングもあり、少し粘り強さが必要ですが、お客様によっては、クジラ、シャチ、アザラシ、ラッコ、イルカ、白頭鷲など、多様な動物を見つけていらっしゃいました。
アラスカクルーズのシーズンは、例年6月~9月で、この時期には多くの客船で賑わいます。今回も港や洋上で色々な船会社の客船とすれ違いました。
乗船したフォーレンダム号を所有するホーランド・アメリカライン社は、アラスカでの運航の歴史が深く、自然保護のため一日2隻しか入れないグレイシャーベイ国立公園にも寄港するのがポイントです。
氷河の前では、船が時間を取ってくれますので、慌てることなく、屋外デッキや温かい船内などお好きな場所から、ゆっくりとご観覧いただくことができました。
また、ツアーは日本から直行便で行けるので移動も楽、終日航海もバランスよく含まれているので、お体に負担が少なく、どなたでもご参加いただきやすいクルーズでした。
目の前で氷河が崩れる光景に、船上からは度々歓声が起こりましたが、このまま地球温暖化が止まらなければ、アラスカの氷河もいつまでご覧いただけるかわかりません。
郵船トラベルでは、来年もアラスカクルーズのツアーを企画予定です。
皆様も、氷河が溶けてしまう前に、この大自然の神秘をご体験されてみてはいかがでしょうか?
クリスタル・セレニティ 彩りの秋 たっぷりカナダ巡り
先日、クリスタル・セレニティのツアーに添乗員として同行をさせていただきました。
アメリカのボストン〜カナダのケベックまでのクルーズで、毎年人気の定番コースです。
ツアーの見どころである紅葉は、自然現象のため、その年により見頃が違います。
内心ずっと心配をしていましたが、ケベックに入港したとたん、赤や黄色、オレンジ...と彩とりどりなメープルが出迎えてくれました!!
写真は、朝いちばんに撮ったもので曇っていたのですが、お昼頃には快晴にかわり、青空に映える紅葉は息をのむ美しさでした♪
カナダの紅葉、一見の価値ありです!
しかも、セントローレンス川のクルージングは、穏やかでとっても快適です。
2015年秋は、パブリックスペースの改装を終えた「クリスタル・シンフォニー」にて同ツアーを企画いたしました。
メープル街道随一の紅葉の名所「ローレンシャン高原」への日本語観光もついていますので、さらに充実です!!
部ろぐ読者の皆様もぜひ、秋のカナダクルーズにご乗船ください♪
【クリスタル・シンフォニー V5224】
2015年9月26日(土)〜10月6日(火) 11日間「彩りの秋 ニューイングランドクルーズ」
http://www.ytk.co.jp/cruise/crystal_cruises_2015/pageview/pageview.html#page_num=20
飛鳥IIで航く九州島めぐり長崎花火クルーズ〜黒島の思い出II〜
黒島は人口約540人のうち約8割がカトリック信徒で、島の中心部には黒島天主堂(国重要文化財)が建てられています。
島の多くの人々の心の拠り所となっているこの天主堂は、黒島のシンボルであり島一番の観光スポットです。キリスト教解禁後の明治33〜35年にかけて創建されたもので、美しいステンドグラスや祭壇の床に施された有田焼のタイル・フランス製の聖鐘などが当時のまま備えられていました。
黒島は亜熱帯系の植物が多く自生していますが、根谷集落には「アコウ」を防風林として利用し生活の中に上手く取り入れていました。また「サツマサンキライ」という植物の葉は黒島の郷土食「ふくれ饅頭」を敷くのに利用されており、地元婦人会の方々と参加者でふくれ饅頭作りも体験できたことはいい思い出となりました。
飛鳥IIで航く九州島めぐり長崎花火クルーズ〜黒島の思い出〜
先月催行された【飛鳥II 九州島めぐり長崎花火クルーズBコース 6日間(横浜発長崎着)<7/22〜7/27>】の長崎下船後、郵船トラベル20周年記念ツアーを実施しましたので添乗レポート致します。
黒島は佐世保の沖合に浮かぶ人口約540人の小さな離島で相浦港からフェリーで50分程のところに位置しています。江戸時代に迫害を逃れたキリシタン信者たちが密かに暮らした集落が点在しており、島の中心部には国重要文化財の黒島天主堂が建てられています。島にはタクシーやバスといった公共交通機関がなく道も狭いので小型のバスをフェリーに積んで来島するしか観光する手段がありません。
黒島全島が国の重要文化的景観に選定されているように厳しい島の自然に接して育まれた黒島独自の文化が映し出されています。カトリック共同墓地や防風林として利用されたアコウの巨木、黒島天主堂などを見学しましたが地元の婦人会の方々によるふくれ饅頭づくりやオリーブの木の記念植樹も体験し思い出深い黒島来島となりました。