“ロイヤル・ワラント”につつまれて過ごす船旅、クイーン・エリザベスで英国ブランドの神髄に触れてみませんか。
柔らかなハープの音色が隅々まで行き渡るクイーンズ・ルーム、白手袋のウェイターが恭しく紅茶を注ぐ優雅なひととき、クイーン・エリザベスでのアフタヌーン・ティーはとりわけ英国らしい時間が過ごせる午後のお楽しみです。さてこの画像、英国王室御用達の品が少なくとも2つ、写っているのですがお分かりになりますか。
2022年9月8日に亡くなられたエリザベス女王、3隻の客船の名づけ親になられた他、英国ブランドを世に知らしめる、とても大切な役目をされていました。
ロイヤル・ワラント(Royal Warrant)、つまり英国王室御用達はエリザベス女王、プリンス・オブ・ウェールズ(現チャールズ国王)、エディンバラ公フィリップ王配の3名だけがグランター(Grantors/譲与者)として、長年多くのサプライヤーに王室令状(認定証)を与えてきました。
企業や商人は王室に供給している商品やサービスに「お墨付き」を与えられた事実を宣伝することができ、これが英国王室御用達というブランドとなり、意外なことに英国製以外のものも含まれているのです。
3名のグランターの内、エリザベス女王が与えたロイヤル・ワラントの数は最も多く、在位中に約700弱の王室令状を授与しました。その中には日本人が誰しも知るブランドも多く、高級品から日用品まで幅広い品目にわたります。認定されますと、素敵な王室紋章を掲げることができるのです。認定証を与えられても5年ごとに見直しがあるそうで、恒久的なものではないのです。また、エリザベス女王と夫のエディンバラ公はお亡くなりになってしまいましたが、その後2年間はロイヤル・ワラントの称号が維持されるそうです。
さて、口絵のアフターヌーン・ティーの写真に戻りましょう。こちらにはウェッジウッド(Wedgwood)のボーンチャイナで注がれたトワイニング紅茶(Twinings)が写っていて、いずれもロイヤル・ワラントです。
ウエッジウッドは1759年創業の英国の陶磁器メーカー、おなじみのワイルドストロベリーやブルーに白のローマ古代模様のジャスパーなど一度はご利用になった方も多いかと思います。日常使いというよりは、結婚のお祝いや引き出物などハレの日に利用する高級食器です。
キュナード社の客船ではオーシャンライナー(大西洋定期横断航路)の時代より、ウエッジウッドの食器を採用、キュナード社のロゴが刻印された当時のティーセットは英国で古物商により高額で取引されています。
クイーン・エリザベスに乗船されたら、アフタヌーン・ティーとディナーの「設え」を楽しみましょう。最も席数の多いブリタニア・レストランでも食器はウェッジウッド。裏返すと確認できますが不調法にならぬようご注意を・・・。
英国を代表する紅茶といえばトワイニング、1706年にロンドンで初めて紅茶店を出した老舗です。こちらのブログでご紹介した通り、アフタヌーン・ティーを正式な「ティーレセプション」として開催したビクトリア女王が愛飲され、1837年に英王室御用達の称号を与えられました。
キュナードの客船ではトワイニング紅茶を使い、数々のフレーバーをお楽しみいただけるのですが、特に女性に大人気のブレンドティーはベルガモット(地中海産の柑橘類)の香りをつけたアールグレイ(Earl Grey)。当時海軍大臣を務めていたグレイ伯爵が、中国からの土産物として味わった紅茶を大変気に入り、トワイニング社に味や香りの再現を依頼した一品。のちに英国首相となった伯爵の名を冠した紅茶です。「アール」は英語で「伯爵」を意味します。
おすすめはアイスティー、冷たくしても香りが失われず、爽やかな味わいは屋外でのランチにぴったりです。
そしてクルーズ後半に1度だけ実施されるシャンパン アフタヌーン・ティー(別料金/要予約)は三段トレーに乗ったスコーン、ティーサンド、ケーキなどをプリンス・オブ・ウェールズ(現チャールズ国王)がロイヤル・ワラントを授与したローラン・ペリエ シャンパン(Champagne Laurent-Perrier)と楽しむ優雅なイベント。このシャンパンはウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式後の晩餐会でふるまわれたことで一躍有名になりました。飛鳥IIのオプショナルイベント「イブニングハイティー(別料金)」でもローラン・ペリエ シャンパンを使っています。
ご存じの通り、シャンパンは英国産ではありませんが、英国外のものでも王室がご利用になるものであればロイヤル・ワラントとして認証されるのです。
優雅にティータイムを過ごし、お食事を頂いたら、バスタイムにもご注目。キュナードの客船では2014年よりペンハリガン(Penhaligon's)のバスアメニティを採用しています。
1870年に創業した香水メーカーペンハリガンはビクトリア女王に仕えた宮廷理容師兼調香師でもありました。1903年にアレクサンドラ王妃からロイヤル・ワラントを受け、現在は二つの称号を保持しています。英国王室に深いかかわりを持つ歴史あるブランドでキュナード社の雰囲気にお似合いと評されています。
キュナード社が選んだ香りは“QUERCUS(クァーカス)”、ラテン語で「樫の木」を意味し、躍動感あふれるシトラスとバジルのコンビネーションにジャスミン、カルダモン、リリー、アンバーをブレンド、香りが個性を引き立たせ、清涼感があり、男女いずれも好まれるフレッシュ感が魅力です。シャンプー、コンディショナー、バスジェルなど、統一感ある香りに包まれると良い夢が見られそうですね!
いかがでしたでしょうか。英国の伝統と格式あるクイーン・エリザベス、クイーン・エリザベスは2023年に続き、2024年も日本から発着し、クルーズを行います。英国王室ゆかりのロイヤル・ワラントを採用した品々で英国旅行の気分を味わってはいかがでしょうか。
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三代にわたる客船“クイーン・エリザベス”を見守った偉大なる母「エリザベス女王」。その名はクルーズ史に永遠に語り継がれていくことでしょう。
1938年9月27日、後に世界で最も偉大で愛された女性のひとりとなる12歳のプリンセスはクライドバンク(Clydebank/スコットランド中西部の都市)の造船所で初めて体験するイベントを心待ちにしていました。キュナード・ホワイト・スターライン(当時の社名)の会長パーシー・ベイツ卿はエリザベス王女に旗竿からぶら下がっているエンパイア・ワインのボトルを指さし、船の側面にぶつかる準備ができていると説明したからです。
目の前には彼女と同じ名の、当時世界最大の客船、初代“クイーン・エリザベス(RMS Queen Elizabeth)”が王室一家と多くの聴衆に見守られ、まさに進水の時を迎えようとしていました。
初代のクイーン・エリザベスは現代のクルーズ船とは異なり、航空機輸送が台頭する前、英国と米国間を移動するオーシャンライナーとして活躍していました。艦船接頭辞の「RMS」は名誉ある英国郵便汽船(Royal Mail Ship)」を意味し、日本においては明治初期に創業した日本郵船の社名同様、文字通り郵便物の運搬も行っていました。
時は遷り1967年9月20日、クライドバンクの造船所ではキュナード社の新造船“クイーン・エリザベス2(RMS Queen Elizabeth2)”の進水式が盛大に行われていました。すでに君主になられていた41歳のエリザベス女王が臨席し、ゴッドマザー(名づけ親)としてこのように宣言したのです。'I name this ship Queen Elizabeth the Second. May God bless her and all who sail in her.’(私はこの船をクイーン・エリザベス・ザ・セカンドと名付けます。神が彼女と彼女の中で航海するすべての人を祝福してくださいますように)。
1969年5月1日、ニューヨークへの処女航海の前日、エリザベス女王は夫のフィリップ王配を伴い、ご自身が名付けた客船の内覧のため、サウサンプトンを訪れました。約1時間ご覧になり、案内した士官に ‘it really is very lovely’(本当に素敵です!)とおっしゃったそうです。
クイーン・エリザベス2も当初は初代のように、大西洋定期横断航路専用客船として利用されていましたが、航空機輸送の波が押し寄せ、最後のオーシャンライナーとなったのです。
1970年代以後は観光客のために世界一周クルーズを行い、神戸港にも何度か訪れたのでご記憶のある方も多いかと思います。そして2008年に惜しまれつつ引退、現在はドバイに係留され「クイーン・エリザベス2ホテル」として余生を過ごしています。
2010年1月5日、最新鋭の設備と初代クイーン・エリザベスの就航した1930年代のアール・デコの内装が施された本格的なクルーズ客船、三代目の“クイーン・エリザベス(MS Queen Elizabeth)”が進水を迎えました。
命名式は処女航海出航の前日、同年10月11日にすでに84歳になられていたエリザベス女王をお迎えしてサウサンプトンで行われました。女王は船内を内覧され、クイーンズ・ルームに誇らしく掲げられているご自身の肖像画もご覧になったそうです。これは31歳の若き芸術家イザベル・ピーチィ( Isobel Peachey)によるもので、王室の肖像画を依頼されたことは一度もなく、オファーがあったときは驚愕したと後に語っています。
悲しいことにこれがゴッドマザーとしての女王最後の仕事となってしまいました。エリザベス女王はふたつのクイーン・エリザベスの他、2004年にはクイーン・メリー2のゴッドマザーも務められ、3隻の客船の名づけ親となったのです。
英国連邦の君主として70年の在位、いくたびかの戦争や紛争を乗り越え、世界中から愛されたエリザベス女王は2022年9月8日、96年の生涯を閉じられました。心よりご冥福をお祈りいたします。
三代にわたる世界一有名な客船“クイーン・エリザベス”を見守られた女王、その名は誰も忘れることはないでしょう。それでは最後にエリザベス女王が臨席された命名式の様子を動画でご覧ください。
いかがでしたでしょうか。英国の伝統と格式あるクイーン・エリザベス、船内はいたるところにエリザベス女王のエスプリが感じられるように思います。クイーン・エリザベスは2023年に続き、2024年も日本から発着し、クルーズを行います。是非、君主の面影が残る客船に乗船してはいかがでしょうか。
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人生にご褒美を、クイーン・エリザベスの“クイーンズ・グリル”で過ごす特別な時間
英国のTV局が制作し、NHKで放送していたアガサ・クリスティ原作の「名探偵ポアロ」、特徴的な口髭と熊倉一雄の吹き替えが印象的すぎて一度見たら忘れられません。几帳面で美食家、人一倍拘りの強いこの人物に仕えるのは大変と誰しも思ったのではないでしょうか。
「名探偵ポアロ」にはジョージという執事(バトラー)が登場します。実直な人柄で誠実、メイドが不揃いに並べてしまった本棚を謝罪し、ポアロの朝食のために同じ大きさの卵をふたつ用意するなど細かな心配りで気難しいポアロに篤く信頼されている人物です。
「名探偵ポアロ」の舞台は1930年代の英国でしたが、現代のバトラーはクルーズ船で活躍しています。クイーン・エリザベスはQ1~Q6のクイーンズ・グリルのお部屋だけ、ルームチュワードに加え、バトラーサービスを行っています。
クルーズ中のあなたは「ご主人さま」、バトラーを使うなんて気後れするとお思いなら心配ご無用、何と言ってもサービスのプロ中のプロです、流暢に英語を話さなくてもご主人さまがなにを所望しているか、察知してくれるのです。お部屋に案内されたら、まずはアンパック(荷ほどき)をお願いしましょう。あっという間にお召し物を美しく、クローゼットに並べてくれます。
そこで今回は、特別な時間を提供してくれる最高位のお部屋、クイーン・エリザベスのクイーンズ・グリルでの滞在をご紹介します。まず、クイーン・エリザベスの乗客定員は2,081名、内クイーンズ・グリルは132名(2名1室利用の場合)、お部屋数にして66室だけ。キュナード社は航空機輸送が行われる前、英国/米国間の移動手段としてオーシャンライナーを運航していました。当時の階級制度を現代の「ライフスタイル」に置き換え、お部屋によるダイニングとパブリックエリアの区別を行っています。
<クイーンズ・グリルのお部屋ご紹介>
Q1:グランドスイート・・・・・・・約128㎡ (4室) デッキ6、7
Q2:マスターズスイート・・・・ 約102㎡ (2室) デッキ7
Q3:ペントハウス ・・・・・・・・・・・約47㎡(16室) デッキ4、5、6、8
Q4:ペントハウス・・・・・・・・・・・・約47㎡(28室) デッキ7
Q5:クイーンズスイート・・・・・・約45㎡ (6室) デッキ4、5、8
Q6:クイーンズスイート・・・・・・約45㎡(10室) デッキ4、5、7、8
クイーンズ・グリルのお部屋は上記のように6タイプ、最も広いQ1グランドスイートは日本船での最上級のお部屋(約88㎡)より広く、クルーズ代金は日本船の85%くらいの設定です。 全室、木をふんだんに使ったクラシカルなインテリアでありながら、最新鋭の設備で使い勝手がよく、グリルクラス※だけお部屋でのインスイートダイニングが楽しめます。クイーンズ・グリルのみソフトドリンクの他、お好みのスピリッツまたはワイン2本をお部屋にご用意(無料)、お食事前のカナッペサービスとともにお楽しみください。また、時にはゆったりしたバルコニーでの朝食もおすすめです。大理石のバスルームにはジェットバス(車椅子対応のお部屋を除く)と独立したシャワーブースがあり、くつろぎのバスタイムを演出します。
※グリルクラス:クイーンズ・グリル(Q1~Q6)に加えプリンセス・グリル(P1~P2)のお部屋を含みます。
<クイーンズ・グリルのお食事について>
キュナードの客船はお部屋によりご利用いただくメインダイニングが分かれています。クイーンズ・グリル、プリンセス・グリル、ブリタニア・クラブ、ブリタニア・レストランの4つです。それぞれ該当のお部屋の方専用のレストランで、グリルクラスは営業時間内ならお好きなお時間に利用できます。昼食、夕食のお席は指定席、専任のウェイターがお世話します。たとえば、2名席をご希望ならクルーズの予約時点でリクエストして頂くと可能な限り配慮いたします。また、乗船日にご自分のお席の確認と相談ができるお時間を設けています。
グリルクラスのダイニングではメニューに掲載していないお料理をリクエストすることができます。和食が恋しくなったら、ごはん、寿司、天ぷら、蕎麦など。できれば前日までにお申し付けいただくと食材があるかぎり対応いたします。但し、日本人シェフによるものではありませんのでこの点はご留意を。
インスイートダイニングではレストランのお料理をお食事のすすみ具合を確認してご用意します。時にはグリルクラスのお客様専用のコートヤード(屋外)で潮風に吹かれながらのランチ、星空を眺めながらのディナーはいかがでしょうか。過行く風景がお料理に船旅のスパイスを加えます。
アフターヌーン・ティータイムはクイーンズ・ルーム(デッキ2)にお出かけしなくても、クイーンズ・グリルでもご提供、クルーズの後半に1度だけガーデン・ラウンジ(デッキ9)で実施するローラン・ペリエ シャンパン アフタヌーン・ティー(別料金/要予約)をお部屋でお楽しみいただくこともできます。
<クイーンズ・グリルその他のサービス>
上級客室専用のレストランがある客船でも公共施設に専用のエリアを設けていることは少ないのですが、クイーン・エリザベスのグリルクラスではデッキ11に専用レストランの他、お食事前にアペリティフをお楽しみいただけるグリルズ・ラウンジ、ご紹介したコートヤード、専用のテラスもあり、これらの施設はグリルクラスのお客様だけでおくつろぎいただくことができます。グリルズ・ラウンジではコンシェルジュサービスも行っていますので、寄港地観光のご相談や下船時の専用車の手配なども承ります。
お部屋付きのバトラーには荷ほどきのほか、ステーキハウス・アット・ザ・ベランダのお席やオプショナルツアーの予約、ガライブニングのために美容室の確保やお洋服のプレス、靴磨き、インスイートダイニングの準備などもお申し付けください。そして最後は荷造り、自分では絶対に入らないと思った荷物を魔法のように作ってくれるので驚愕です。
<どんなシーンでクイーンズ・グリルを利用するのでしょうか>
特別感のあるサービスを享受できるクイーンズ・グリル、海外のサイトによりますと、クイーンズ・グリルを利用する常連のお客様の中には、我が家で過ごすようにグリルクラスのエリアだけで過ごす方もいらっしゃるとお聞きしました。常連のお客様以外は、やはり記念日利用のお客様が多いそうです。
●ハネムーン ●結婚記念日 ●退職記念 ●誕生日 ●両親へのプレゼント・・・などなど。決してお安いクルーズ代金ではありませんが、乗船すればそこは英国、海外旅行の気分を味わえ、安心してクルーズできるのは日本発着の外国船ならでは。クイーン・エリザベスのクイーンズ・グリルは人生のご褒美として最適のご旅行かと思います。主人公はあなた、バトラーの手厚いサービスを受けていただき特別な時間を過ごしてください。
クイーン・エリザベスは2023年に続き、2024年も日本発着クルーズを実施いたします。クリーンズ・グリルのお部屋は大変人気で、2023年のクルーズの多くは現在満室となっています。2024年のクイーンズ・グリルはお取りできるお部屋がまだございますのでこの機会に是非、クイーン・エリザベスへのご乗船をご検討されてはいかがでしょうか。
<クイーン・エリザベス2024年日本発着クルーズ一覧>
【Q412】2024年3月28日(木)▶4月7日(日) 東京発着 11日間
春爛漫 日本周遊と韓国
【Q413】2024年4月7日(日)▶4月16日(火) 東京発着 10日間
春の沖縄リゾートと台湾クルーズ
【Q414】2024年4月16日(火)▶4月26日(金) 東京発着 11日間
新緑の西日本歴史名所巡り
【Q415】2024年4月26日(金)▶5月5日(日) 東京発着 10日間
ゴールデンウィーク 新緑の日本周遊と韓国
【Q416】2024年5月5日(日)▶5月14日(火) 東京発着 10日間
ビッグバンド・ボール 初夏の九州と韓国
【Q417】2024年5月14日(火)▶5月24日(金) 東京発着 11日間
初夏の九州と済州島・台北クルーズ
英国の伝統と格式あるクイーン・エリザベス、日本にいながらにして英国に旅しているような気分を味わっていただけます。日本発着クルーズは基本のチップがクルーズ代金に含まれ、船内新聞やお食事のメニューも日本語でご案内、日本語を話すスタッフも乗船していますので安心です。
英国パブでエールをかたむけ、ブラックプールさながらのホールでダンスに興じ、時にはフェンシング体験。華やかなガラ・イブニングでおしゃれをお楽しみ頂けるクイーン・エリザベスならではの旅に出かけてみませんか?
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クイーン・エリザベスの“ステーキハウス・アット・ザ・ベランダ”で至福のディナータイムをお過ごしになりませんか!
クルーズ船の楽しみの中で多くの要因を占めるのはやっぱりディナー。特に外国船ともなれば、ウェイターの軽妙なトークや少し大げさな提供スタイルは日本船とはまた異なる楽しさがあります。クルーズが移動手段ではなく、観光目的で運航するようになった当初、夕食はメインダイニングのみでの提供、という船が多かったのですが、その後ライフスタイル変化やお客様の多様なニーズにお応えするため、セカンドレストランの営業が今や必須となっています。
キュナード社はメインダイニングの他、英国パブ「ゴールデン・ライオン」を運営しており昼夜問わず大人気、他船のバーとは異なり、カジュアルなランチ、ディナーも楽しめます。ドレスコードが設定されていないので、ガライブニングのドレスアップがちょっと面倒という日は特に重宝されているようです。ランチタイムは定番のフィッシュ&チップスの他、チーズをたっぷり乗せて焼き上げたコッテージパイ、ディナータイムにはラムシャンクのグリルやアンガス牛のバーガーなど英国スタイルのお料理を提供しています。もちろん、ソールズベリーの有名醸造所と提携しているキュナードオリジナルのエール(クラフトビール)が何よりのお楽しみで、英国に旅している気分を味わえます。ゴールデン・ライオンの魅力についてはこちらのブログもご覧ください。
さて、今回はもうひとつの注目レストランのご紹介です。初代クイーン・エリザベスより営業し、その名を受け継ぐスペシャリティレストラン「ザ・ベランダ」は2019年より全客船において「ステーキハウス・アット・ザ・ベランダ」として装いも新たに登場となりました。2019年にキュナード社の船に乗船された方はすでに体験されているかと思いますが、その後海外旅行が難しくなった現状において、まだご利用になっていない方も多いかと思います。
実はクルーズ船ではステーキハウス(グリル料理)がブームとなっているのです。名だたる客船にはステーキハウスが次々とオープンしており、リージェントセブンシーズクルーズの「プライム7」、オーシャニアクルーズには「ポログリル」、シルバーシーはプールサイドに「ザ・グリル」を設置、客船には欠かせない存在となりました。そんな中、キュナード社も満を持してステーキハウスの営業となったのです。
さて、キュナード社はこのステーキハウスでどのようなお料理を提供してくれるのでしょうか?まずは仕入れ、特に力を入れている牛肉は米国農務省が認証する穀物肥育した最高級の肉を、英国からは8代続く有名な肉屋「オシェイ(O'Shea's Butchers)」の肉も使っています。また、ステーキハウスと言ってもアペタイザー、アントレ、シグネチャーディッシュ、ステーキと続き、サイドサラダや添えるお野菜も充実、もちろんデザートもご用意しています。
それでは笑顔がチャーミングなエグゼクティブシェフ、ニック オールドロイドがディナーメニューよりおすすめするお料理をご紹介します。
初めてのご利用なら迷わずメインに選びたいのがコレ!
Deluxe Three Beef Sampler for Two
お二人でシェアしていただく3つのお肉食べ比べ
8oz Darragh O’Shea’s 35 Day Dry-aged Black Angus Fillet
オシェイから仕入れた35日間乾燥熟成のブラックアンガス牛 フィレ肉(約230g)
12oz 28 Day Aged Prime USDA New York Strip
28日間熟成した米国農務省認定のプライム ニューヨーク ストリップ(約340g)
Louisiana Short Rib
ルイジアナ ショートリブ
ニューヨークストリップとは日本ではあまり馴染みのない部位ですが、ショートロインであることが多く、サーロインより脂身が多めで、その分ジューシーな味わいだそうです。上品な味わいのフィレと脂が甘いリブ肉との食べ比べ、味わってみたいですね。ステーキソースも数種類ご用意していますので味の変化も楽しめます。
ところで、すべての人がお肉が好きとも限らず、どちらかと言うとシーフード派という方が日本人には多いかもしれません。そんな方に贈るもうひとつのおすすめメニューがあるのでご紹介します。
これはSignature Dishes(特製料理)に掲載されている豪華シーフード盛り合わせです。
Grand Platter Fruit de Mer for Two
お二人用の大皿料理"海の幸”
Maine Lobster
伊勢エビ
Rope-grown Irish Mussels
天然網養殖のアイルランド産ムール貝
Scottish Langoustines
スコットランド産手長エビ
Alaskan King Crab Leg
アラスカ産タラバガニ
Ceviche of Grand Bank Scallops
好漁場で獲れたホタテを使ったマリネ
Jumbo Mediterranean Carabinero Prawns
地中海産の大きなカラビネーロエビ
Served with Bloody Mary Dip Garlic Aioli and Red Wine Shallot Vinegar
ブラディマリーデップ、ニンニクのアイオリソース、赤ワインのエシャロット酢を添えて
このお料理はUS$20の追加代金が必要です。
ヨーロッパ特産シーフードが一堂に会し、お皿が運ばれてきたら感嘆の声があがります。水のきれいなアイルランド産のムール貝は欧州でも認められたブランド、手長エビはイタリア料理のスカンピのことで欧州ではなくてはならない食材です。日本ではあまり馴染みのないカラビネーロエビはスペインで好まれる大きくて真っ赤なエビだそうです。きりっと冷えた辛口の白ワインとの相性抜群です。まだまだご紹介したいお料理がたくさんあるのですが、あとは乗船してかからのお楽しみ、クイーン・エリザベスに乗船されたら一度はご利用になられることをおすすめいたします。
※ステーキ・ハウス・アット・ザ・ベランダはカバーチャージが必要です。現在のカバーチャージはランチUS$25、ディナーUS$39となります。
クイーン・エリザベスは2023年に続き、2024年も日本発着クルーズを実施することになりました。2023年クルーズではお取りできなかったグリルクラスの客室は今ならお取りすることができます。是非、ご乗船をご検討ください。
【Q412】2024年3月28日(木)▶4月7日(日) 東京発着 11日間
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