飛鳥II 若大将クルーズ おすすめです
飛鳥IIの名誉船長を務めていらっしゃる加山雄三さんが年内でコンサートを引退されるとの報道がありました。長年に亘って飛鳥クルーズを盛り上げてくださった加山キャプテンに敬意を表するとともに心より感謝申し上げます。
7月20日に出航する 若大将クルーズ には、まだ若干の空室がございます。あなたもSail onしませんか?
日本の海の中ってどうなっているのでしょうか?~ドラマティックな東京都島嶼部をEEZまで探訪~
約6,800もの島々で成り立っている日本列島の94%は無人島、とりまく海域はどのような様子になっているのでしょうか。日本は領海、接続水域とEEZ(排他的経済水域)に深海域を多く含んでいます。日本の陸地の面積は世界第61位ですが、海の面積は世界第6位、日本の海域は深海が占め、海水を体積で換算すると世界第4位になるのです。それでは領海等に関する用語を簡単にご説明します(資料提供:海上保安庁ホームページ)。
●領海
領海の基線からその外側12海里(約22km)の線までの海域で、沿岸国の主権は領海に及びます。ただし、すべての国の船舶は、領海において無害通航権を有します。
●接続水域
領海の基線からその外側24海里(約44km)の線までの海域で領海を除きます。沿岸国が、自国の領土又は領海内における通関、財政、出入国管理(密輸入や密入国等)又は衛生(伝染病等)に関する法令の違反の防止及び処罰を行うことが認められた水域です。
●排他的経済水域(EEZ)
領海の基線からその外側200海里(約370km)の線までの海域で領海を除きます。並びにその海底及びその下です。
なお、排他的経済水域においては、沿岸国に以下の権利、管轄権等が認められています。
日本列島の太平洋側の海底中央部には伊豆から約1,300kmの火山群の海嶺が連なり、島として存在するのは南硫黄島(無人島)までで、排他的経済水域(EEZ)の国境の島とも呼ばれてます。火山群の東側は日本海溝と名付けられ、水深7,000m以上の深さ。西側は最近なにかと話題の南海トラフで水深4,000m級。地球の平均水深が3,800mですので、日本列島は世界的にみて深い海に囲まれているのです。ちなみに環境省せとうちネットによりますと、多島美が美しい瀬戸内海の平均水深はわずか38m!日本海溝と比べると「水たまり」と言えるかもしれません。
東京都は伊豆諸島と小笠原諸島に民間人が住む11の有人離島を持ち、この他に岩礁を含む無人島を多数所有し、これらの区域は東京都島嶼部(とうしょぶ)と呼ばれています。八丈島を含む伊豆七島は人気の観光地でもあり、訪れたことがある方も多いかと思います。
訪れるためには船のチャーターかヘリを利用しなければならない二重式カルデラの「青ヶ島」、空港がないため東京から24間の船旅となる小笠原群島の「父島」など有人離島でありながら、同じ東京都でも便利とはとても言えない島もあります。
これらの島々と岩礁は言うなれば海上から見える、“氷山の一角”。海の下には新たな陸地を生み出すエネルギーを秘めた急峻な火山が聳え、連なっているのです。
伊豆諸島の南端、かつては有人離島であり特別天然記念物アホウドリの繁殖地である「伊豆鳥島」は、膨大な数のアホウドリが生息していることが江戸時代、すでに知られていました。明治時代に羽毛採取のため乱獲が始まり、明治45年までに少なくとも500万羽のアホウドリが殺されたと考えられています。
明治35年(1902)、伊豆鳥島は突然噴火し羽毛採取を行っていた島民125人全員の命が奪われてしまいました。当時、近くを航行していた日本郵船の船が大噴火を目撃し、救出のため島に接近したのですが、島民を一人も助けることができなかったそうです。そのため、この噴火は「アホウドリの呪い」と言われるようになったのです。追いかけられてもすぐに飛び立つことができないアホウドリは簡単に撲殺されていたそうですから、呪われても仕方ないのかもしれません・・・。
第二次世界大戦後、絶滅寸前だったアホウドリの保護活動が開始され、昭和40年(1965)の伊豆鳥島測候所(後の気象観測所)閉鎖により無人島となりました。現在、順調に繁殖しているようですが島には研究者や調査員以外は上陸することができません。クルーズ船が伊豆鳥島に接近する航路があれば、船上よりアホウドリの観察をされてはいかがでしょうか。
※アホウドリが生息する伊豆鳥島は一般的に鳥島と呼びます。沖ノ鳥島、南鳥島、沖縄県の鳥島(久米鳥島)と区別するため伊豆鳥島と明記しています。
伊豆鳥島の南約76kmの海上に忽然と孤高の姿を現すのは「孀婦岩(そうふがん)」。海上からの高さ100mほどで、ザトウジジラがジャンプしたような形をしています。この岩、実は海底から2,500mもある火山の頭頂部なのです。柱状節理も観察でき、第四紀火山(約180万年前から現在まで活動している火山)とされていますが詳細は不明です。
岩の名前の孀婦とは寡婦(やもめ)を意味します。1788年にイギリス帝国のジョン・ミアーズが付近を航行した際、この姿に超人的な力が働いていると感じ、「旧約聖書」創世記19章26節に記された「神の命に背き、後ろを振り返ったために塩の柱となったロトの妻(Lot's wife)」と名付けたそうです。これがその後意訳されて孀婦となったそうです。
そして東京から1,000km離れた小笠原(父島)よりさらに300km南下したところに、冒頭でご紹介したEEZ海域内の南端に国境の島「南硫黄島」があります。ここもれっきとした東京都、外観はピラミッド状、急峻な地形で最高標高は916m、伊豆諸島・小笠原諸島の最高峰となります。原生自然環境保護地域に指定されいるので、全域が立入制限地区となっています。
南硫黄島と小笠原群島の間には、父島の南南西207kmに位置する「北硫黄島」があります。海底火山の噴火浅根の上に出現し、山頂付近での火山活動が確認されていない島で、島の周囲はほどんどが断崖に囲まれ、波が高く、上陸は容易ではありません。現在は無人島となっていますが、太平洋戦争までは母島からの移住者が集落を作って居住していたそうです。2009年7月22日の皆既日食の際、島付近の海上からNHKが中継を行いました。いずれにしても現在は容易に近づくことができない海域で、クルーズ船以外では一般観光客が観察することはできません。
「硫黄島」は東京の南約1,200kmに位置し、いまだに火山活動が活発で、地熱が高く、島のいたるところに火山性ガス(二酸化硫黄)の噴気口があるため、その名の由来となりました。太平洋戦争末期にアメリカ軍が上陸し「硫黄島の戦い」で多くの両国兵士が戦死した激戦地で、米兵が星条旗をかかげる写真『硫黄島の星条旗』があまりに有名になり、ワシントンD.C.にある合衆国海兵隊記念碑のモデルとなりました。
現在、硫黄島には海上自衛隊と航空自衛隊の基地が置かれていて、基地関係者以外の立ち入りはできないそうです。
いかがでしたでしょうか。海上から見る島や岩礁はわずな姿なのですが、山登りをしなくても、活動を続ける火山の頭頂部を見ていることになります。東京都でありながらこのような秘島と呼ばれる海域に特化したクルーズは少なく、改めて東京都島嶼部の魅力を体感できる貴重な機会なのです。以下のクルーズで訪れることができます。
<ぱしふぃっく びいなす>
●10/22(土)▶10/28(金) 大阪発着 小笠原クルーズ ~The 秘島 硫黄三島周遊 7日間
大阪~<航海日>~小笠原(停泊)~<南硫黄島・硫黄島・北硫黄島沖周遊>~<孀婦岩・鳥島沖周遊>~大阪
☆小笠原よりさらに300km南下し、南硫黄島までクルーズを楽しみます。
OP:小笠原ではウェザーステーション展望や二見湾周遊ボート観光、固有植物ガイドツアー、カヤック体験、父島歴史ガイドツアーなどでお楽しみください。
ぱしふぃっく びいなすの新型コロナウイルス感染症予防対策についてはお客様の安心、安全のため万全の体制を取っています。乗客数の制限を行っておりますので当面の間、ステートルームJの販売は休止いたします。
原則として、ご乗船に際し、日本国内で承認された新型コロナウイルスワクチン接種をお済ませ下さい(2回以上接種し、かつ直近の接種日から14日以上が経過していることが必要です)。
接種完了していないお客様は、乗船日の3日前~乗船日前日にお客様ご自身の手配にて民間または医療機関のPCR検査を受検下さい。また、ご乗船のお客様全員、乗船当日のPCR検査をお受け頂きます。詳細は郵船トラベルにお問合せ下さい。
船旅にご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、または郵船トラベルのホームページをご覧ください。 お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987
■神 戸☎ 078-251-6218
■福 岡☎ 092-475-0011
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【ぱしふぃっく びいなす】2022年9月~11月出発クルーズ発表!!<6月30日(木)より発売しています>
ぱしふぃっく びいなすの新クルーズは”気分はもう秋"、人気の金沢を中心にしたクルーズや小笠原クルーズ、東海道をクルーズで巡る航路などを多数ご用意、注目は10月の神戸発着「秋の日本一周シーニッククルーズ」です。洋上からの景観も存分にお楽しみいただける航路です。晩秋の11月は横浜発着を中心に東北や九州を訪れ、観光に最適な季節を楽しみます。
ぱしふぃっく びいなすの9月~11月クルーズは6月30日(木)より発売となりました。パンフレットは、ご希望のお客様にお送りいたしますのでお問合せください。
<2022年9月~11月新スケジュール一覧>
●9/4(日)▶9/6(火) 神戸発横浜着 神戸・横浜ゆったり2Nights クルーズ 3日間
神戸~<駿河湾/伊豆諸島クルージング>~横浜
☆神津島、新島、利島、伊豆大島を巡り船からの風景を楽しみます。
☆船内では「三﨑マグロの彩り御膳」で秋の味覚をお楽しみください。
●9/6(火)▶9/9(金) 横浜発着 東海道クルーズ ~三河・伊勢・駿河湾周遊~ 4日間
横浜~蒲郡~四日市~<駿河湾クルージング>~横浜
OP:蒲郡知からは浮世絵に描かれる「有松の町並み」と岡崎観光、三河から遠江の観光、四日市からは東海道の宿場町「関宿」散策、国宝「犬山城」と「徳川美術館」などご用意しています。
●9/12(月)▶9/15(木) 神戸発金沢着 令和の北前航路 ~神戸✖金沢連携記念~ 4日間
神戸~<瀬戸内海クルージング>~<隠岐島周遊蒲郡>境港~金沢
☆神戸港・金沢港クルーズ連携協定記念イベントが船内で行われ、JAZZ LIVEや金沢の伝統芸能、工芸品のレクチャーなどをお楽しみいただけます。
OP:日本一の庭園として欧米から絶賛されいる「足立美術館」や牡丹の里「由志園」とえびす様の総本社とされる「美保神社」を訪れるツアーでお楽しみください。
●9/15(木)▶9/18(日) 金沢発着 美の国 あきたと佐渡島クルーズ 4日間
金沢~秋田~佐渡島(小木)~金沢
☆週末利用
OP:秋田南からは小京都「角館」武家屋敷散策や男鹿半島のなまはげの里と「石焼料理」の昼食、佐渡島ではトキの観察や金山観光、たらい船体験などのツアーをご用意しています。
●9/22(木)▶9/25(日) 新潟発着 きらめく北海道 函館・室蘭クルーズ 4日間
新潟~函館~室蘭~新潟
☆週末利用
OP:函館からは「大沼公園」と「五稜郭タワー」、函館山の夜景観賞、室蘭からは有珠山ロープウエイ乗車やアイヌ文化にふれる「ウポポイ」訪問などをご用意しています。
●9/27(火)▶9/30(金) 門司発着 瀬戸内島旅 小豆島クルーズ ~びいなす八景~ 4日間
門司~<びいなす八景クルーズ>~小豆島~<びいなす八景クルーズ>門司
☆門司からぐるっと瀬戸内海をクルージング、8つの絶景ポイントをお楽しみください。①大下瀬戸、②三原瀬戸、③因島大橋戸、④瀬戸大橋、⑤屋島沖、⑥小豆島・内海湾、⑦来島海峡大橋、⑧関門橋
OP:「寒霞渓ロープウェイ」乗車、フォトジェニックは風車がある道の駅「小豆島オリーブ公園」などのツアーをご用意しています。
●10/8(土)▶10/10(月・祝) 大阪発着 びいなす瀬戸内八景クルーズ 3日間
大阪~<びいなす八景クルージング>~大阪
☆連休利用
☆大阪からぐるっと瀬戸内海をクルージング、8つの絶景ポイントをお楽しみください。①来島海峡大橋、②四十島瀬戸、③三原瀬戸、④因島大橋、⑤瀬戸大橋、⑥屋島沖、⑦小豆島沖、⑧明石海峡大橋
☆船内では創作料理の夕食「瀬戸内協奏曲」をご賞味いただきます。
●10/11(火)▶10/21(金) 神戸発着 秋の日本一周シーニッククルーズ 11日間
神戸~<航海日>~宮古~釧路~<津軽海峡通航>~金沢~鳥取~<航海日>~八代(停泊)~<天草諸島・長島海峡/薩摩半島・開聞岳クルージング>~神戸
☆2022年9月9日(金)までのお申込の場合、早期申込割引代金が適用されます。
OP:宮古では浄土ヶ浜遊覧クルーズ、釧路からは「屈斜路湖・摩周湖」観光、金沢からは世界遺産白川郷、鳥取では砂の美術館鑑賞、八代からは「阿蘇・草千里」などの日本各地の景勝地を訪れます。
●10/22(土)▶10/28(金) 大阪発着 小笠原クルーズ ~The 秘島 硫黄三島周遊~ 7日間
大阪~<航海日>~小笠原(停泊)~<南硫黄島・硫黄島・北硫黄島沖周遊>~<孀婦岩・鳥島沖周遊>~大阪
☆小笠原よりさらに300km南下し、南硫黄島までクルーズを楽しみます。
OP:小笠原ではウェザーステーション展望や二見湾周遊ボート観光、固有植物ガイドツアー、カヤック体験、父島歴史ガイドツアーなどでお楽しみください。
●10/29(土)▶10/31(月) 神戸発着 洋上の楽園 JAZZ&POPSクルーズ 3日間
神戸~<瀬戸内海クルージング>~神戸
☆週末利用
☆太田裕美とアロージャズオーケストラがゲストエンターティナーとして出演し、映画音楽&ポップスコンサートを繰り広げます。
●10/31(月)▶11/2(水) 神戸発横浜着 びいなす美食彩クルーズ ~駿河湾・伊豆諸島周遊~ 3日間
神戸~<駿河湾/新島・神津島クルージング>~横浜
☆グランシェフがお薦めの海の幸・山の幸を使い、エスコフィエ正統派クラシックフランス料理を現代風にアレンジしたディナーを二夜にわたりご賞味いただきます。神戸ワインのペアリングをお楽しみいただくため、ソムリエがセレクトした白・赤ワインをフリードリンクでご用意いたします。
●11/2(水)▶11/6(日) 横浜発着 秋の東北クルーズ ~大船渡・宮城石巻~ 5日間
横浜~石巻~大船渡(停泊)~横浜
☆週末と祝日利用
OP:石巻からは松島遊覧と国宝の寺「瑞巌寺」観光、大船渡からは自然の景勝地「碁石海岸」さんぽや三陸鉄道リアス線「レトロ列車の旅」、世界遺産中尊寺ではライトアップされた夜の景観もご覧いただくことができます。
●11/7(月)▶11/9(水) 横浜発着 びいなす Autumnクルーズ ~満月の夜に~ 3日間
横浜~<航海日>~横浜
☆11月8日の18:00~20:40の間、皆既月食が観察できます。日中に天体講座を実施し、夕刻は天体観察をお楽しみください。
☆秋のスペシャルフレンチコースをご賞味いただけます。ハウスワイン赤・白をフリードリンクでお楽しみください。
●11/9(火)▶11/15(火) 横浜発着 秋の九州一周と瀬戸内海クルーズ 7日間
横浜~<航海日>~別府~鹿児島~佐世保~<瀬戸内海クルージング>~横浜
☆九州をぐるっと一周し、瀬戸内海も通航します。
OP:別府からは国東半島紅葉のお寺巡り、九重"夢”大吊り橋とやまないハイウェイドライブ、鹿児島では「霧島神宮」参拝や「曽木の滝」鑑賞、佐世保からは「九十九島遊覧」や平戸への旅などをご用意しています。秋のバラが咲く「ハウステンボス」へも訪れることができます。
■< >海上を通航します。
■OP:オプショナルツアーは別料金となります。
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クイーン・エリザベスの“ステーキハウス・アット・ザ・ベランダ”で至福のディナータイムをお過ごしになりませんか!
クルーズ船の楽しみの中で多くの要因を占めるのはやっぱりディナー。特に外国船ともなれば、ウェイターの軽妙なトークや少し大げさな提供スタイルは日本船とはまた異なる楽しさがあります。クルーズが移動手段ではなく、観光目的で運航するようになった当初、夕食はメインダイニングのみでの提供、という船が多かったのですが、その後ライフスタイル変化やお客様の多様なニーズにお応えするため、セカンドレストランの営業が今や必須となっています。
キュナード社はメインダイニングの他、英国パブ「ゴールデン・ライオン」を運営しており昼夜問わず大人気、他船のバーとは異なり、カジュアルなランチ、ディナーも楽しめます。ドレスコードが設定されていないので、ガライブニングのドレスアップがちょっと面倒という日は特に重宝されているようです。ランチタイムは定番のフィッシュ&チップスの他、チーズをたっぷり乗せて焼き上げたコッテージパイ、ディナータイムにはラムシャンクのグリルやアンガス牛のバーガーなど英国スタイルのお料理を提供しています。もちろん、ソールズベリーの有名醸造所と提携しているキュナードオリジナルのエール(クラフトビール)が何よりのお楽しみで、英国に旅している気分を味わえます。ゴールデン・ライオンの魅力についてはこちらのブログもご覧ください。
さて、今回はもうひとつの注目レストランのご紹介です。初代クイーン・エリザベスより営業し、その名を受け継ぐスペシャリティレストラン「ザ・ベランダ」は2019年より全客船において「ステーキハウス・アット・ザ・ベランダ」として装いも新たに登場となりました。2019年にキュナード社の船に乗船された方はすでに体験されているかと思いますが、その後海外旅行が難しくなった現状において、まだご利用になっていない方も多いかと思います。
実はクルーズ船ではステーキハウス(グリル料理)がブームとなっているのです。名だたる客船にはステーキハウスが次々とオープンしており、リージェントセブンシーズクルーズの「プライム7」、オーシャニアクルーズには「ポログリル」、シルバーシーはプールサイドに「ザ・グリル」を設置、客船には欠かせない存在となりました。そんな中、キュナード社も満を持してステーキハウスの営業となったのです。
さて、キュナード社はこのステーキハウスでどのようなお料理を提供してくれるのでしょうか?まずは仕入れ、特に力を入れている牛肉は米国農務省が認証する穀物肥育した最高級の肉を、英国からは8代続く有名な肉屋「オシェイ(O'Shea's Butchers)」の肉も使っています。また、ステーキハウスと言ってもアペタイザー、アントレ、シグネチャーディッシュ、ステーキと続き、サイドサラダや添えるお野菜も充実、もちろんデザートもご用意しています。
それでは笑顔がチャーミングなエグゼクティブシェフ、ニック オールドロイドがディナーメニューよりおすすめするお料理をご紹介します。
初めてのご利用なら迷わずメインに選びたいのがコレ!
Deluxe Three Beef Sampler for Two
お二人でシェアしていただく3つのお肉食べ比べ
8oz Darragh O’Shea’s 35 Day Dry-aged Black Angus Fillet
オシェイから仕入れた35日間乾燥熟成のブラックアンガス牛 フィレ肉(約230g)
12oz 28 Day Aged Prime USDA New York Strip
28日間熟成した米国農務省認定のプライム ニューヨーク ストリップ(約340g)
Louisiana Short Rib
ルイジアナ ショートリブ
ニューヨークストリップとは日本ではあまり馴染みのない部位ですが、ショートロインであることが多く、サーロインより脂身が多めで、その分ジューシーな味わいだそうです。上品な味わいのフィレと脂が甘いリブ肉との食べ比べ、味わってみたいですね。ステーキソースも数種類ご用意していますので味の変化も楽しめます。
ところで、すべての人がお肉が好きとも限らず、どちらかと言うとシーフード派という方が日本人には多いかもしれません。そんな方に贈るもうひとつのおすすめメニューがあるのでご紹介します。
これはSignature Dishes(特製料理)に掲載されている豪華シーフード盛り合わせです。
Grand Platter Fruit de Mer for Two
お二人用の大皿料理"海の幸”
Maine Lobster
伊勢エビ
Rope-grown Irish Mussels
天然網養殖のアイルランド産ムール貝
Scottish Langoustines
スコットランド産手長エビ
Alaskan King Crab Leg
アラスカ産タラバガニ
Ceviche of Grand Bank Scallops
好漁場で獲れたホタテを使ったマリネ
Jumbo Mediterranean Carabinero Prawns
地中海産の大きなカラビネーロエビ
Served with Bloody Mary Dip Garlic Aioli and Red Wine Shallot Vinegar
ブラディマリーデップ、ニンニクのアイオリソース、赤ワインのエシャロット酢を添えて
このお料理はUS$20の追加代金が必要です。
ヨーロッパ特産シーフードが一堂に会し、お皿が運ばれてきたら感嘆の声があがります。水のきれいなアイルランド産のムール貝は欧州でも認められたブランド、手長エビはイタリア料理のスカンピのことで欧州ではなくてはならない食材です。日本ではあまり馴染みのないカラビネーロエビはスペインで好まれる大きくて真っ赤なエビだそうです。きりっと冷えた辛口の白ワインとの相性抜群です。まだまだご紹介したいお料理がたくさんあるのですが、あとは乗船してかからのお楽しみ、クイーン・エリザベスに乗船されたら一度はご利用になられることをおすすめいたします。
※ステーキ・ハウス・アット・ザ・ベランダはカバーチャージが必要です。現在のカバーチャージはランチUS$25、ディナーUS$39となります。
クイーン・エリザベスは2023年に続き、2024年も日本発着クルーズを実施することになりました。2023年クルーズではお取りできなかったグリルクラスの客室は今ならお取りすることができます。是非、ご乗船をご検討ください。
【Q412】2024年3月28日(木)▶4月7日(日) 東京発着 11日間
春爛漫 日本周遊と韓国
【Q413】2024年4月7日(日)▶4月16日(火) 東京発着 10日間
春の沖縄リゾートと台湾クルーズ
【Q414】2024年4月16日(火)▶4月26日(金) 東京発着 11日間
新緑の西日本歴史名所巡り
【Q415】2024年4月26日(金)▶5月5日(日) 東京発着 10日間
ゴールデンウィーク 新緑の日本周遊と韓国
【Q416】2024年5月5日(日)▶5月14日(火) 東京発着 10日間
ビッグバンド・ボール 初夏の九州と韓国
【Q417】2024年5月14日(火)▶5月24日(金) 東京発着 11日間
初夏の九州と済州島・台北クルーズ
英国の伝統と格式あるクイーン・エリザベス、日本にいながらにして英国に旅しているような気分を味わっていただけます。英国パブでエールをかたむけ、ブラックプールさながらのホールでダンスに興じ、時にはフェンシング体験。華やかなガラ・イブニングでおしゃれをお楽しみ頂けるクイーン・エリザベスならではの旅に出かけてみませんか?クイーン・エリザベスのよもやま話はこちらのブログも是非ご覧ください。
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■東 京☎ 03-5213-9987 ✉ cctweb@ytk.co.jp
■神 戸☎ 078-251-6218 ✉ ccu@ytk.co.jp
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ドードー鳥も応援?にっぽん丸 2022年12月15日出航 “モーリシャス プレシャスクルーズ”、絶賛発売中!
不思議の国のアリスとドードー鳥
「かくなるうえは」とドードーがたちあがって、おもおもしく述べました・・・( 'In that case,' said the Dodo solemnly, rising to its feet)。
この一節はルイス・キャロルの童話『不思議の国のアリス(Alice's Adventures in Wonderland)』の第三章、コーカサスレースと長いお話(A Caucus-Race and a Long Tale)でドードー鳥が登場する最初のシーンです。
チョッキを着た兎を追いかけて穴に落ちたアリスは不条理としか言いようのない出来事に出くわします。この三章では自分の涙でできた池でびしょ濡れになり、インコやアヒル、ネズミたちもびしょ濡れで困ってしまい、どうやって乾かそうかと喧々諤々が始まります。すると、長老らしきドードーが同じところをぐるぐる回るかけっこをして体を乾かそうと提案するのですが・・・。
この童話が出版されたのは1865年、1681年にはモーリシャスの野生のドードー鳥が絶滅したとされているのでルイス・キャロルは生きたドードー鳥を見たわけではないようです。当然、我々も誰も目にしたことはないのですが、この童話のおかげで、ドードー鳥の名が世界中に知れ渡りました。
16世紀後半、モーリシャス島で最初にこの鳥を発見したポルトガル人の船乗りが「のろま」と名付けた通り、飛べない上、警戒心がなく、地上に営巣するため簡単に捕獲されてしまったとか。先住民もおらず、天敵もいなかった地上の楽園で遊んでいたドードー鳥は、人間によってわずか100年も経たないうちに絶滅したとはなんとも悲しい出来事なのですが、捕獲されたためと言うより、現在では入植による自然破壊で生息地を奪われたことが原因であろうと言われています。ドードー鳥は今や自然保護のシンボルとして絶滅後もモーリシャスで語り継がれているのです。
モーリシャスってどんなところ?
マーク・トゥエインに「神はモーリシャスを最初に創り、そしてモーリシャスをまねて天国を創った」と言わしめ、「インド洋の貴婦人」として世界中のセレブを魅力する、珊瑚礁に囲まれたモーリシャス島は沖縄本島の約1.5倍の面積、アフリカの東にあるマダガスカルのさらに東900kmに位置している群島国家です。
さまざまな国の植民地になっていたモーリシャスは意外なことに先住民族はいない国で、人口の2/3はインド系、その他はアフリカ系と白人系の混血であるクレオールが多くを占めています。伝統的なセガと呼ばれる情熱的なダンスはかつての奴隷制度から生まれたもので、現在は近代化された楽曲としてこの地に根付いているのです。また、現在進行中の国際紛争への無関与を貫き、隣国との緊張がなく、常備軍を持たない数少ない平和な国なのです。
自然の芸術品
モーリシャスを訪れたらセレブの気分でオールインクルーシブの高級リゾートでの宿泊も大変魅力、ビーチだけではなく自然が生み出した驚きの景観を楽しむこともできます。島の南西部にあるシャマレルは自然を体感する絶好の場所、熱帯雨林の切り立った崖より落ちるシャマレルの滝は落差95m、その流れる先には火山活動による地層が創り出した自然の芸術品七色の大地が広がります。いくつかの鉱物も含まれた土は天候によっても色が変化するようです。
そしてこの近くには島一番の景勝地、ルモーン山(標高556m)と海中の滝があります。ルモーン山はモーリシャスでもとびきりの見晴らしを誇り、2008年には「自由を求めた奴隷たちの戦いのシンボル」として世界文化遺産に登録されました。海中の滝は島を南西部の上空から見たときだけに現れる現象、実際には地形と光が創る錯覚なのですが、これもまさに自然の芸術品。一見の価値ありです。1時間のヘリツアーがあるそうですからご覧になってはいかがでしょうか。
動物園と植物園
また、アフリカと言えば動物園も捨てがたいですよね。東京ドーム10個分の面積を持つガゼラ・ワールド・オブ・アドベンチャーズでは150種もの野生動物を見ることができ、ガゼルや野生のゾウガメ観察やアフリカ大陸から来たライオンとの記念撮影、1歳前後のライオンとお散歩できる人気アクティビティで動物とのふれあいを楽しむこともできます。また、小さな子供なら乗れるほどのオオオニバスという蓮が有名なサー・シーウーサガー・ラングーラム植物園では800種ほどの植物を観察することができます。いずれもスケールの大きいアフリカの動植物の生態を体験できる絶好のスポットです。
いかがでしたでしょうか。上記以外にもモーリシャスには魅力的な観光地が目白押し、にっぽん丸が停泊する首都ポートルイスの港にはル・コーダン ウォーターフロントがあり、お買い物もたのしめるアーケードは傘がシンボルです。
にっぽん丸は2022年12月15日より48日間かけてインド洋の珠玉の島々を訪れる「にっぽん丸で航く モーリシャス プレシャスクルーズ 〜インド洋を巡る 楽園の船旅〜」を発表し、5月31日(火)より発売となりました。ひさしぶりの海外ロングクルーズ、期待に胸がふくらみます。すでに多くの方からのお問合せを頂戴しており、一部満室となっているお部屋タイプが発生しています。ご興味がおありの方、ご検討中の方はお急ぎ郵船トラベルへお問合せください。
<モーリシャス プレシャスクルーズ>
【日程】2022年12月15日(木)~2023年1月31日(火) 横浜発着 48日間
【航路】横浜→石垣島(1停泊)→シンガポール(1停泊)→マーレ/モルディブ(1停泊)→ポートルイス/モーリシャス(3停泊)→トゥアマシナ/マダガスカル(2停泊)→シンガポール(1停泊)→横浜
【2名1室利用のお1人様代金】
スタンダードステート:1,810,000円~グランドスイート:8,150,000円
■上記旅行代金とは他に、国際観光旅客税(1,000円)が必要となります。船内でお支払いいただきます。
■2023年1月22日シンガポール入国日から6か月(2023年7月22日)以上の有効期限が残っている旅券(パスポート)が必要です。
■ワクチン接種、査証取得などその他旅行条件については状況により変化しますのでお問合せくださいますようお願い申し上げます。
にっぽん丸の詳細はこちらをご覧ください。ご興味のある方、ご旅行をご検討中の方、お問い合わせ・お申し込みは下記クルーズセンター、またはコース詳細の【旅行代金・お申込み】から!! お待ちしております!!
■東 京☎ 03-5213-9987
■神 戸☎ 078-251-6218
■福 岡☎ 092-475-0011
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